2004年 11月 15日
◆ラベル印刷ソフトをバージョン・アップしたら、なにやら調子がおかしくなった。あるいは機能が増えた分こちらが使いこなせない可能性もある。四苦八苦したあげく、結局アン・インストールして元のバージョンに戻して、バージョン・ダウン。なんとなくオレの人生みたいだけどこちらのほうが使い勝手がいい(苦笑)。メーカー配布の無償ソフトだからといって、なんでもとびついてはいかんなあ(嘆息)。もっとも、有償のソフトでも某年賀状ソフトのごとく、毎年小刻みにバージョン・アップセールスをする商法もある。こちらはとっくに追随できなくてやめている。 ◆【読書】「定年なし、打つ手なし」 小林信彦 朝日新聞社 この人のコラム集もなんとなく読んでしまう。本書はあちこちに掲載したコラム等の寄せ集め。だいぶ旧いが、『放送朝日』1969年1月号に発表された「テレビにとって(笑い)とは何かーナンセンスの発想」が目玉か。しかし、よく発掘したものだ。固定ファンがいるのだろう。昔はサブ・カル系文筆職人のイメージがあったが、年代進行でいまや小言幸兵衛というか山本夏彦的位置におさまっている。週刊文春の連載コラムなんか読むととくにそう思う。著者の最大の武器は膨大な日記の蓄積だろう。ひとによっては粘着とみられるかもしれないが、何事も「継続は力なり」だ。みうらじゅんなんかも20年後の位置づけはどうかわからんよ。しかし、一般のサラリーマンにとっては定年が人生のバージョン・アップにつながるか、はたまた逆のバージョン・ダウンになるか、それが切実な問題だ。いずれにせよ定年を自分で判断できる仕事というのがいちばんなんだろうが。
by chaotzu
| 2004-11-15 23:55
| 読書
|
ファン申請 |
||