2004年 12月 08日

総理が二度も脚を運んで……

◆横田めぐみさんのニセ「遺骨」の件、なめられたもんだ。平壌に2度も足を運んだコイズミさんは、いったい何を交渉してきたのか。拉致被害者家族の帰還は事前交渉で決まっていたことだから、コイズミさんが上積みした成果といえば、米軍脱走兵の「奪還」ぐらいじゃないか。これでは情けなすぎる。しかし、こんな体たらくでも支持率は下がらないだろう。北朝鮮不気味論が昂じるほど、やっぱりアメリカにくっついとかねばとなるからだ。イラク戦争の自衛隊派遣延長は明日閣議決定するそうだ。なんだか虚しい。
◆【読書】「ナイト・ホークス」 マイケル・コナリー 古沢嘉通訳 扶桑社文庫
 マイケル・コナリーの処女作にしてボッシュ刑事シリーズ第1作。この人の小説はどうも最初ののりが悪いが、しんぼうして読み進めば後半は一気呵成になる。それでも読了後の余韻はすばらしい、ジェットコースターだけのジェフリー・ディーヴァー作品とは対照的である。ローレンス・ブロックもそうだが、コナリーの作品はミステリとしての出来もいいが、なにより小説として成立しているのだろう。b0036803_19714100.jpg
 原題は「ブラック・エコー」、闇の中のこだまとでも訳すのか、ベトナム戦争のトンネルねずみが暗いトンネルのなかで吐く息のことだそうだ。こちらのほうがいいのに、なぜ変えるのだろう。邦題の「ナイト・ホークス」(夜の鷹)とは、夜更かし人のことで、小説中に出てくるエドワード・ホッパーの著名な絵から拝借したのだろうが、スタローンの同名映画とまぎらわしい。
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by chaotzu | 2004-12-08 23:59 | 時事


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