マイ・ラスト・ソング

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2004年 12月 30日

屍は生ける師なり(涙)

◆テレビドラマはめったに観ないが、「白い巨塔」の総集編は3回目もとうとう見てしまった。b0036803_13583550.jpg
大熱演の唐沢寿明「無念……」のときは思わず目頭が熱くなった。自分の病気と向きあってしまったからである。
前にもがん患者は堅牢なバリアーを築いていると書いたけど、本音は無念そのものである。いや無残かもしれない。あれこれ治療はしているが最早治癒はのぞめない。ガンとの共存といっても、運がよくてあと数年のことである。いうなればお金(治療費)と時間の交換をしているというか執行猶予みたいな状態だ。
著名人ならぎりぎりまで仕事による自己表現ができるかもしれないが、並の人間は仕事も家庭もそして自分の夢も、なにもかも中途でぶち切られてしまう。なによりいっぺんに世間が狭くなる。他人には「大丈夫、元気」なんて虚勢を張っているものの、社会的には半死人である。
今後世間の役に立つとすれば献体ぐらいだろう、自分の症例は少ないほうなので参考になるかもしれないなとそれだけを救いにしている。だからときどきもういいやと思うときがある。屍は生ける師なりとはよくぞ云ったものである。
 印象に残ったせりふ、舅役の西田敏行(好演)「うそと尻餅はついたことがない」「いままでええ夢みさせてもろうた」
そして母親の池内淳子「よく頑張ったね、ご苦労さま」
 もう心のなかで泣きましたわ。
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by chaotzu | 2004-12-30 23:59 | 映画周辺


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