マイ・ラスト・ソング

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2005年 01月 11日

津波映像はスペクタクル・ショーにあらず

◆近頃はあちこちで街頭募金をみかける。災害支援、交通事故遺児救援、○○さんに移植手術を云々。乱立気味であるから、胡散臭い輩も混じっているかもしれない。そういうことで、大半はパスさせていただいている。ほとんどは真面目に取り組んでいるだろうに申しわけないことだが、もう街頭連呼オンリーの募金活動は見直してもいいのではないだろうか。自分の場合、募金は口座振込みが郵便為替である。最近はインターネットで足を運ばずとも出来るようになった。文字通り“貧者の一灯”であるからして、手軽に出来てそして確実に伝わるのがなによりいちばんだ。
◆ここにきて生々しい津波映像が次々とメディアに流れるようになった。思い出すのは昨年みた映画「デイ・アフター・トゥモロー」のニューヨーク津波シーン。CG駆使の大迫力でその時は感心したが、現実をみてしまった今となれば小ぎれいなつくりものにすぎない。これまではなんとなく潮水の塊りを想像していたところが、現実はごみの濁流であることをまざまざと知ったわけである。立木、車両、動物、家屋の残骸その他もろもろがいっぺんに押し寄せる。おそらく人類が史上初めて目にする光景だろうが、何度も視ているうちに安全圏の茶の間で大スペクタクルショーを眺めているみたいな感覚についおちいってしまう。真に申しわけない次第である。あらためて犠牲者の方々のご冥福と被災者の再建を祈りたい。b0036803_20512547.jpg
◆【DVD】「チョコレート」2001年アメリカ映画
 このところ、DVD中毒になりかけである。ビデオで感じる画像のストレスがほとんどない。大画面TVならば、映画館の雰囲気にだいぶ近づいたのではないか。なにより、分かりづらいところは後で簡単に見直しできるのが有難い。
 本作は、アカデミー賞授与式における主演女優ハル・ベリーの涙のスピーチが印象にあって、タイトルからファンタジーっぽいものを予想していたが、なんのなんのヘヴィーな内容だった。だいいちビリー・ボブ・ソーントンが主演だ。
 これも家族がテーマ、簡単にまとめれば崩壊した2つの家族があって、それぞれの父親と母親がいっしょになって再出発するというはなしである。ただ女が死刑執行囚の妻で黒人、男が死刑執行した白人看守で黒人嫌いの一家育ちという、ふつうちょっとないよなーというかほとんどありえない設定にしているのがみそ(あっそういう意味ではファンタジーか)。
 原題は“モンスターズ・モール”「怪物たちの夜会」とでも訳すのか、邦題の「チョコレート」には賛否あるだろう。人種差別の隠喩もあったのかどうか。しかし、ハル・ベリーなら人種の壁なんてそりゃ誰でもノー・プロブレム間違いなしだ(確信笑)。この役をウーピー・ゴールドバーグが演じたらほめてつかわすといったところ。まあ途中は心配したが、いちおうハッピーに締めたのでよかったよかった。
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by chaotzu | 2005-01-11 21:16 | 時事


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