マイ・ラスト・ソング

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2005年 01月 13日

阪神大震災回想2~街の惨状

◆震災3日後に市街地に出かけた。鉄道の線路伝いに西に向かう。リュック・サックに運動靴、みんな戦後の買出しスタイルみたいである。たしかに一種の「戦後」である。そして現実とは思えないシュールな惨状に呆然とする。後日テレビや報道写真でさんざんおなじみになった光景を目の当りにするのである。b0036803_21254881.jpgカーテン・ウォールがボロボロになった繁華街のビル、途中階が潰れたビル、派手にひっくり返ったビルもある。かつてダイエーの旗艦店であった三宮店は大きく壊れ、商品がのぞいている。とにかく新旧関係なく被災しているが、開口部の多い瀟洒なデザインの建物ほど手ひどく傷んでいるようだ。神戸税関など昔風の建物のほうがなんとか自立している。ビルの近くはガラス片の落下が怖くてとても歩けない。そしてあちこちがガソリンくさい。住宅地で倒壊を免れた民家は傾いて平行四辺形になっている。線路を伝ってどんどん西に行く、長田の町は火事でやられてまるで大空襲のあとみたいになっていた。二昼夜にわたって火事がなぶり尽くしたのである。そして鷹取、板宿もひどい。このあたりは住宅密集地で戦災復興の土地区画整理事業を延々とやってきたところである。零細なケミカル・シューズの事業所も多く、接着剤すなわち可燃物である。昨日ならもっと酸鼻きわまる光景だったかもしれない。人探しの張り紙がぼちぼち貼り出されている。校庭や公園には応急のテントが張り出されている。すすり泣いている人をみかけるが声のかけようもない。自分ももう仕事に復帰しなくてはならない。
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by chaotzu | 2005-01-13 21:29 | 身辺雑記


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