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2005年 01月 18日

ガンの免疫療法

◆ガンの三大療法と云われるのが、手術、放射線、抗がん剤。そして、自分がいま取り組んでいる免疫療法は4番目の治療方法といわれている。過剰なストレスとか有害物質などで体のバランスが壊れて自然の免疫力が低下したときにガンが発症しやすくなるという着想であり、免疫力をアップさせてガン細胞の増殖を抑制しようという治療方法である。旧くは丸山ワクチンもそのひとつだろう。どちらかといえばガンに打ち克つための治療ではなく、ガンとの共存・共生をめざすという点で前3つの方法とは大きく異なっている。また、健康保険の適用がなく全額自費診療であるため、患者の経済的な負担はかなりある。自分も正直云って苦しい。あまりぜいたくは出来ないので、この無料ブログでぼやく程度である(苦笑)。
◆この免疫療法、一部の医者からはボロクソに批判されている。その論拠はひと言で云うと「科学的に効果が立証されていない」ということに尽きる。なかには「そんなことで大金を遣うよりリゾート地に旅行でもしてのんびり過ごしたほうがよほどいい」とはっきり言い切る先生もいる。南のリゾート地で思わぬ災害に遭うという不運の可能性もあるが、たしかにそういう考え方も否定できない。もしかすると免疫治療そのものに特別の効果があるわけでなく、むしろ自己暗示というか精神的な安定効果のほうが寄与するかもしれない。昨年の10月、近畿大学の八木田前教授の提唱する「新免疫療法」は、その治療データが患者に誤解を与えるとして日本癌治療学会から厳重注意処分されている。この新免疫治療は毎月30~40万円の治療費が要る。普通の勤め人ではなかなか続けられないだろう。これ以外にも、富裕層相手の金儲け商売みたいな免疫クリニックもある。1回の治療で普通の勤め人の1ヶ月の収入を超える治療費をとっている。こうなると「お布施」みたいなものでお金持ちならば何十回と続けられるが、一般人ではそうもいかない。生命保険という「担保」があるから、10回ぐらいはできるだろうが、たいていはそこで中断してしまう。ある意味でよく考えたニッチ・ビジネスになっている。
◆じゃあ、なぜ免疫治療を続けているのか。ひとつはもう他の手立てがないこと、何もせずにギブ・アップするのはやはり嫌であって、同じ死ぬにしても納得づくで死にたい(苦笑)。もうひとつは免疫療法といってもいろいろであること。あえて云えばかつての星雲状態から抜け出しかけたところかもしれない。詳述は省くがここ数年でも新しい治療方法がどんどん生まれている。一般患者でもなんとか経済的に追随できる治療費のクリニックも出てきている。治療が今より普及すれば、データもたくさん集まるだろうし、そしてもっと有効な手法が開発されるかもしれない。さらに、ガンの臨床経験を多数積んだ「ガン治療専門医」制度も発足する予定である。つまるところ、そういったところに希望をつないでいるのである。もっとも、それまで生きておればの話である。しかし、中途で討ち死にしたとしてもひとつのデータにはなるだろう。ま、気休めではありますが。
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by chaotzu | 2005-01-18 23:59 | 病気


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