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マイ・ラスト・ソング

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2005年 02月 01日

修行が足りんよ七之助クン

◆泥酔して公務執行妨害で逮捕された中村七之助、昨夜早速の謝罪会見だが、なんだか青菜に塩みたいなうなだれぶりは、ちとまっとうすぎやしないか。
 「このたび私がとんでもないこと、バカなことをしてしまって、多くのみなさま方にご迷惑をお掛けして申し訳ありません」……って、当事者以外は誰も迷惑しとらんけど、「多くのみなさま方」っていったい誰だ。修行が足りんよ七之助クン_b0036803_21331686.jpg
 仰々しく謝罪会見するならば、「芸の肥やしにもならないちんけな事件で情けないかぎりです。カブキ者としての修行がまだまだ足りませんでした。さらなる精進に努めて、もっとハデなバカを追求します」ぐらいは云ってほしいものだ。一般庶民としては、梨園育ちの若者がしでかす世間知らずの「暴走」を実のところ期待しているのである。市川染五郎は18歳で子供を孕ましたし、市川海老蔵(新之助)にも隠し子がいた。中年の助平親父役が大得意である勘九郎の息子となれば、やっぱりそれらを上回る「所業」というか、全開の役者バカ丸出しを期待したとしてもおかしくないのでは→やっぱり無茶か(笑)。しかし、品行方正一途の歌舞伎役者というのもなんだか気味悪いよ。
 その点、マイケル・ジャクソンなんかスケールがでかい、性的虐待など10の罪で起訴され、有罪となれば懲役20年だそうだ。それでもファンにお手振りしているから、スーパー・スターはやはりちがうなあと妙な感心。
 そもそも21歳の若者が酒に酔って起こした事件である。別に七之助をかばうというわけではないが、目をつり上げて弾劾するほどの事件かどうか。世の中にはもっとたちの悪い連中がのうのうとしている。
◆熊本弁の自虐芸人“ヒロシです”、初めてみた。だいぶ遅れているとです(苦笑)。波田陽区よりははるかに笑わせる。“きみいつからいるのと聞かれたけど、はじめからいました”文字ではうまく伝わらないだろうが、爆笑しました。バックに流すイタリア人の歌も懐かしい。大昔の歌をよく探してきたものだ。この方法は前からあって、かつて、“でんでん”も気障芸と自虐芸の違いはあれ、似たようなことをやっていた。ただ、一発芸の集合みたいなものだから、後がつづくかどうか。同じことの反復ではそのうち飽きられはしないか、ちょいと心配だ。

by chaotzu | 2005-02-01 21:44 | 時事


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