マイ・ラスト・ソング

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2005年 02月 07日

エンディング・ノート

◆大阪のNPO法人「ニッポン・アクティヴライフ・クラブ(NALC)」がエンディング・ノートなるものを販売している。実務的な遺言書(引継書)みたいなもので、葬儀や法事、墓に関する希望のほか、所有不動産や預貯金、保険など家庭経済の記録もできるようにしているのがみそである。この冊子をみるとなかなか細かいところまで網羅している。葬儀のタイプの選択、火葬と告別式のどちらを先にするか、祭壇のデザイン、遺影や納棺時の衣装指定、香典は頂いてよいかなど、さらに臓器提供と献体の意思や遺体の防腐処理まで項目を設けている。ただ家系図なんかは余分かもしれない。
 ひとによれば“そんな辛気臭いこと、いまはいいじゃん”と嫌われそうな内容かもしれないが、後に残る家族の余分な気苦労等を思うと、生きているうちに自分の考えを明確にしておくことは大事なことだと思う。b0036803_20593033.jpg
◆自分の父親は何の意思表示もしないまま亡くなった。このため葬式や墓などは「故人の遺志を目一杯推量」するしかなかったが、今から思えば故人を悼むというよりも、残った者が自己満足できるかどうかになっていたようだ。そこのところを葬儀屋やお寺がまた上手につつくわけである(笑)。だから、自分の葬式はとにかくシンプルに廉価で済ましてほしい、そこははっきりしとかねばと思っている。坊主はひとりで十分であるし、墓も要らない。
 財務上の記録もきちんと残さねばならない。もっとも、預貯金や保険なんかは大してあるわけでなく何のメモも要らないだろうが、クレジット・カードなど会費を徴収されるものがあるし、生きているうちは清算できず事務的に引継ぎしておかねばならないこともある。
◆発想の基本は「死者は生者を煩わすべからず」である。だいいち、生きているうちからかなり人様を煩わせている、静かにさっと退場するのがスマートというものだ。
 現在は健常体で元気な方も万一の事故等に遭遇するおそれがないとはいえない。余計なおせっかいかもしれないが、このエンディング・ノートに準じたメモを作成して毎年更新しておけばいいと思う。なにより自分史をふりかえる作業にもなる。
 このノートそのものは市販しておらずNPOの直販、A4版の小冊子で送料込み1冊1230円であるが、正直云って割高感は否めない。内容更新が容易なパソコンソフトにしてもっと安くすれば、さらに普及するかもしれない。
◆がん患者からの生命保険買取りビジネス、裁判所も認めてほしいものだ。現実の査定はどんなものか分からないが、がん患者にとっては選択肢がいろいろあるほうが有難いことはたしかである。
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by chaotzu | 2005-02-07 21:03 | 病気


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