マイ・ラスト・ソング

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2005年 02月 14日

いつまでも長嶋さんじゃないのに

◆年々、プロ野球に対する興味が薄れつつある。昔はキャンプ報道など熱心にみて、新戦力への期待などわくわく感があったものだが、見事なほどさっぱりしたものだ。せいぜい興味をひいたのは沖縄久米島の楽天キャンプぐらいか、久米島の人たちの熱い期待がブラウン管ごしに伝わってくる。宮古島や石垣島に比べて地味な島が、全国ニュースになった、喩えはわるいが島民にとっては太平洋戦争以来の出来事ではなかったか。
◆そんななかで、脳梗塞リハビリ中の長嶋巨人軍「終身名誉」監督が、地震復興支援のチャリティーオークション出品に直筆でサインしたとのニュースをスポーツ紙がでかでかと報じている。しかし、いつまでナガシマさん頼みをするつもりかね、プロ野球は。とくにヨミウリは、息子の一茂氏にも頼って代表補佐に仕立てているが、人気の世襲化なんて勘違いも甚だしいのではないか。
b0036803_2345422.jpg◆ナガシマさんが日本プロ野球史上有数の名選手であることは否定しないが、はっきり云って指導者としては無能であった。「名選手必ずしも名監督に非ず」の典型である。読売新聞もそれは十分承知していたのだろう。長嶋さんが巨人監督にカムバックした年(1993年)にドラフトの逆指名制度(現在の自由枠)やFA制度をゴリ押しで導入している。誰が監督であっても優勝できる陣容を目指したのであろう、お金にまかせて手当たり次第に既成の有名選手を獲得していった。結果として在任9年間に3回優勝しているが、同期間ヤクルトは4回優勝しており、コスト・パフォーマンスはかなり悪い。巨人の選手自身も球団に愛着をもっているか疑問であり、松井選手が去ってしまうなどで、今日のテレビ視聴率の低下や観客減少の遠因にもなっている。それだけならば一球団の損失で済むだろうが、年俸の高騰を招いたあげく、とうとう近鉄球団は消滅し、看板選手の中村ノリは日本におられず米ドジャースとマイナー契約といった事態である。しかし、ここに至っても日本のプロ野球はなお構造的な問題を放置したままである。
 ナガシマさんの回復具合もたしかに明るいニュースであろうが、はたして大きくとりあげるものなのか。直筆なるサインを見てもむしろ痛々しく感じてしまう。
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by chaotzu | 2005-02-14 23:09 | 野球


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