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2005年 03月 04日

脱税1300億円の武富士バカ息子

脱税1300億円の武富士バカ息子_b0036803_2111375.gif◆「怒髪天をつく」というが、本日の朝刊記事、武富士創業者武井一族による脱税工作なんかまさにそうだ。病気のことを思えば新聞なんてあまりみないほうがいいのだが、なにせ一面で、1600億円の贈与税申告もれとあるから、つい目がいってしまう。
 記事を読むと、長男の香港「移住」や海外持ち株会社の設立などもうみえみえの手口。店頭公開や東証上場に際して入念に練ったつもりのシナリオを実行したのだろうが、上場を指南した主幹事証券(野村)の責任も追及するべきだ。消極的追随であったとしても、このような行為にはストップをかけるべきでなかったのか。
◆コクド堤前会長の事件は、当人がすっかり観念しているようだからまだ救いはあるし、先代堤康次郎の相続に際しても2億円ほどの税金は納めたらしい。しかし、武井一族は一円も払う気がないようだ。1600億円の贈与で1300億円の税金を納めてもまだ300億円も残るのにである。そして事ここに至ってもなお国税局に抵抗しているが、ここまで巨額となると単なる脱税ではなく犯罪行為である。親子そろって犯罪者になりたいのか、羞恥心というものはないのだろうか。
◆いったい武富士が、これまで社会にどれだけの貢献をしたか。押しつけセールスによる過剰融資やノルマ営業のテクニックを開発して、年間25万人を超える自己破産の申立て、さらに自殺者年間3万人の一因は間違いなく担っているだろう。ガソリン撒き散らし強盗の出現もそうである。加えて自ら違法な盗聴行為を犯し、広告看板の乱立で日本中の都市景観を大いに汚染している。要するにマイナス社会貢献のリーディング・カンパニー、はっきり云って虚業である。それをティッシュ配りで糊塗して、いつのまにやら、大スポンサーとしてテレビ・メディアとじっこんの仲になっている。
◆元をたどれば1983年、貸金業規制法の制定がそもそも間違いだったのではないか。金融機関以外の金貸しに国がお墨付きを出したようなもので、参入要件も金利規制も大甘のザル法。かえって有象無象の「業者」を呼び込んでしまった。この法律が出来て自殺者や自己破産者は減ったのか、ヤミ金融はなくなったのか、現実はなにひとつよくなっていない。逆に高利貸しの隠れみのになっており、あげく1000億円を超える脱税をするような輩まで産み出してしまった。法律の目的であった国民経済の適切な運営にはまるで資していない。
◆おまけ
 新聞でいえば、本日の大阪スポーツはデカデカと「里谷騎乗位」の大見出し、申しわけないけど大笑い、大スポ(東スポ)魂炸裂だ。フジテレビもこんな時期に頭が痛いだろう。

by chaotzu | 2005-03-04 21:18 | 時事


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