マイ・ラスト・ソング

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2005年 03月 23日

朝日放送「ムーブ!」 吉本色排した関西ローカル

◆平日午後4時からのタイトル番組が面白いというので、昨日の録画を視る。いまや数少ない関西ローカルの番組である。社会問題等の硬派ネタが多いが、わりと面白かった。ゲストもこてこての関西人は少なく、東京拠点の文化人のほうが多い。同時間帯の毎日放送「ちちんぷいぷい」の吉本系芸人を起用した関西テイストあふれる番組づくりとは対照的である。主婦も忙しい夕方の時間帯は、開き直った番組制作ができるのだろうか。たしかに関西人みんなが吉本好みとはかぎらない。最近の視聴率は先発の「ちちんぷいぷい」に肉迫しているそうだ。
 うーん、ハードディスク・レコーダーが欲しくなるね。
b0036803_1085162.jpg◆火曜日のゲスト・コメンテーターは、選挙でおなじみの福岡政行先生(立命の教授になっているよ)とコラムニストの「元文春」勝谷誠彦氏。このひとは昔、西原理恵子に「ホモかっちゃん」といじられていたが、ずいぶんと弁がたつ。すっかりテレビ慣れしたようすだ。
 目玉はこの番組の得意ネタ「大阪市職員厚遇問題」、現役の大阪市議2人を招いてゲストと討論。そこで若いほうの無所属市議(城谷たけお氏)がぶちまける「大阪市民25人にひとりは生活保護」「ベンツを乗り回す生活保護受給者」とオオサカの異様な状況を指弾する様子はまるで“激昂仮面”みたい(笑)。かっちゃんも負けじと「生活保護の口利きをする市会議員の存在」を云うが、そこから急に尻すぼみになる。テレビねたとしてちとまずいと気がついたのだろうか、福岡センセイもさっと助け舟発言を出している。あとはかっちゃんが両市議に“しっかりやってもらわなあかん”と吼えまくって締めた。
 しかし、生活保護の件、もっと突っ込めよといいたい。口利きとなれば公明党の議員に決まってるじゃないか。学会員の民生委員とタッグを組んでいる。これは大阪市だけのはなしではない、関西では周知の事実だろう。創価ネタになると、メディアはすぐ腰砕けになるが、情けない限り。この一件にかぎらず、オオサカ・ダーク・サイドはまだまだある。市職員の厚遇問題はまだ入り口に過ぎない。市役所職員にまっとうな公僕精神があれば、思い切って内情をどんどん公開すべきで、それが信頼回復の途になる。くどいようだが、労働組合はあてにならない。
 あと前述の城谷市議(32歳)、市政改革にかける意欲は分からんでもないが、強引な発言態度はかえってマイナスイメージにみえた。気負いすぎとテレビ不慣れがあるのだろうが、メディア写りはたいせつであって、いくらいいことを云っても伝わらないことがある。
◆次いでカメラマンの「不肖」宮嶋茂樹がイラク・テーマで出演、勝谷サンの「盟友」だそうだが、テレビでみるのは初めてである。著書から受けるイメージとは違って、朴訥慎重な受け答えである。自衛隊派遣について当初は賛成していたが、大量破壊兵器が見つからなかったことから、いまはぐらついていると、率直な話しぶり。まだ43歳というのに、髪の毛は真っ白である。戦場カメラマンの苛烈さがうかがえる。
 この人は進学校の白稜高校卒業であるが日大芸術学部に進学している(両親は泣いただろう)。勝谷氏も灘高→早稲田大だし、亡くなった中島らもも灘高→大阪芸術大学である。有名進学高の「落ちこぼれ」はユニークな人材を輩出するようだ。
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by chaotzu | 2005-03-23 23:10 | 時事


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