マイ・ラスト・ソング

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2005年 03月 31日

「不手際」じゃないでしょ、朝日さん

◆本日発売の週刊文春、朝日新聞社が武富士から「編集協力費」5千万円を受け取って頬かむりしていたことを暴露している。記事を読むと、武富士内部者の反撃が発端のようである。「これまでさんざん世話してやったのに、朝日の今の態度はなんだ」ということだろう。「編集協力費」は週刊朝日が企画したパブ記事への謝礼らしい。ふつうならば、武富士のクレジットを挿入して、タイアップあるいは広告記事であることを明示しておくべきが、武富士スキャンダルの余波を慮って、つい貰いっぱなしになったとのこと。ヤミの「パブ記事」になってしまったわけだ。
b0036803_2203353.jpg◆朝日を弁護するわけじゃないが、このような「ヤミ・パプ」は他の雑誌にもあるはずだ。商品情報誌なんかはみんなすれすれである。駅売りの夕刊紙やスポーツ紙にもあるだろう。
 例えば「新進経済人インタビュー」「穴場レストラン探訪」「注目クリニック訪問」なんかの記事である。商品の紹介記事も紛らわしいものがある。事業に成功して小金が出来た商売人が、日経の「私の履歴書」みたいに苦労話を語りたいといった他愛ないのもある。もちろん全部が全部そうではない。一部に取材を装った提灯記事がまぎれこんでいるということである。「取材された」方は記事を大量にコピーして配布したり、さりげなく掲示したりする。なにしろ広告の体裁ではないから信頼度が高く、売名効果バツグンである。
 過去の有名な例では、かの糸山英太郎氏の人生相談コーナー、某青年週刊誌で毎週連載されたが、突然の登場にいったい何者かいなと思ったら、あの「人類みな兄弟」笹川良一の甥っ子だった。ゴースト・ライターが書いたのだろうが、ほどなくして国政に立候補したのではないか。非上場企業の創業者が上場前にこんなことをしたら、それこそ汚い手口になる。武富士の場合はそれ以上で、マスコミへのばらまきというかはっきり云って買収であるからかなり悪質である。
◆ただし、夜店風のいかがわしさも商業誌によってはひとつのスタイルであり、それが好きな読者もいるだろう。金銭だけでなく、物品や役務提供まで含めるとそれこそきりがないし、風俗や飲食関係のパブ記事なんかはご愛嬌といえるかもしれない。いってみれば、業界の悪しき慣習である。朝日の失態はその背景下にあるのだろうが、いちばんの落ち度は、よりによって武富士から金をもらったことじゃないのか。メディアとしての矜持が問われている。
◆はなし変わって、
 4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」に改める祝日法改正案が今国会で成立するらしい。議員立法らしいが、いつの間にそんな動きがあったのだろう、うかつにも知らなかった。もう遅いことだろうが、自分としては不愉快である。
 「昭和」は、日本が一時期、方向を大きく誤った時代である。南の島で火炎放射器で焼き尽くされた、原爆を落とされた、異国に長年抑留された、バブルに狂った、けっして祝日にして美化するような時代ではない。祖父や伯父の存在を知らずに育った世代としては心底からそう思う。
◆SP商法の健康ショップがいつのまにか撤退していた。結局、4ヵ月足らずだったが、予定通りなんだろう。とてもまっとうな商売じゃないね。
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by chaotzu | 2005-03-31 22:16 | 時事


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