マイ・ラスト・ソング

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2005年 04月 06日

【ビデオ】 「ミュージック・オブ・ザ・ハート」 音楽に親しむ歓び

◆1999年アメリカ映画。
 これまでの人生で後悔することは多々あるが、楽器に親しまなかったこともそのひとつである。言い訳になるが、まず住宅事情、悲しいながらウサギ小屋育ちで笛をピイピイ吹けば親父に怒鳴られたものだ。それと実利意識、はっきり云うとヴァイオリンが弾けてなにか儲かるんかいといったセコい根性である。まあ金管楽器だったら女の子にもてるかもしれんぞという程度である。当時はみんな似たものどうしだったし、ピアノやヴァイオリンを習っているのは、たいていお金持ちの子供だった。だからその時は別になんとも思わなかった。例外はエレキ・ギター、これにはみんな熱烈に憧れたものである。
 そして、この映画をみて、やっぱりヘタでもなんかやっときゃよかったなと思った次第。メリル・ストリープ演じるヴァイオリン教師が息子二人と自宅で合奏している。息子はチェロとピアノだ。ニューヨークのイースト・ハーレムでけっして金持ちじゃない、どちらかといえば貧乏家庭であるが、ホームコンサートが自然にできている。音楽が親子の会話になっているのもうらやましいかぎりである。b0036803_21142231.jpg
◆音楽指導がテーマの映画としては「陽のあたる教室」や「天使にラヴ・ソング」のほうが、はるかに面白いだろう。実話ベースの本作品は、ほとんど淡々と進行する。ストリープも教師としては辛抱強くない、授業はヒステリックに怒ってばかりである。ただ、あやまちを素直に認めるのがとりえである。学校外においても逃げた夫や独身主義の彼氏、反抗する息子など、感動するようなエピソードはあまりなく、ほとんどそっけないくらいである。実話に即するとこんなものかもしれない。出てくる黒人女性が下町住民にしてはべっぴんすぎるきらいはあるが。この点では、ストリープは完全にかすんでいる(笑)。
◆ラストはカーネギー・ホールでのコンサート。アイザック・スターン、イツァーク・パールマン、マーク・オコーナーなど錚々たるフィドラーと下町小学生の共演でかなり盛り上がる。それにしてもこれがほんとに実話なんて、すごいことですね。
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by chaotzu | 2005-04-06 21:27 | 外国映画


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