2005年 04月 19日

酒井俊「満月の夕」 ヤサホーヤ 解き放て

◆阪神大震災の被災者にあてたレクイエム・ソングである。10年経ったいますっかり定着した。
ちとクサイ表現をすれば、人間が太古からもつ情念あるいは自然と対峙する原始の生命力をかぎりなく意識させられる歌である。
 元々はソウル・フラワー・ユニオンが作った歌。同バンド、自分的には、ロック、ブルース、民謡、そしてちんどんやが融合したようななんとも不思議なバンドである。震災後、「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」として、被災地各所でライヴ活動を続けたことでも著名。
◆標題の唄、ソウル・フラワー・ユニオンのオリジナルもいいが、マイ・ラスト・ソングとしては、ジャズ歌手の酒井俊(女性というかもうおばちゃんである)によるものを採りあげたい。
 人の魂を揺さぶる歌声というと、大げさかもしれないが、それに値する迫力はあると思う。たまたまテレビでみて、翌日すぐさまCDショップに買いにいったほどだ。b0036803_2230135.jpg
 
 ジャズ歌手としたが、持ち歌はボーダーレスであり、正確には元ジャズ歌手かもしれない。アルバム「夢の名前」は全11曲のうち、捨て曲がないというか、どれもすばらしい。「満月の夕」のほかでは、「ヨイトマケの唄」かおすすめ。また、トム・ウェイツのカヴァー曲もグッド。
 ♪ヤサホーヤ うたがきこえる 眠らずに朝まで踊る
  ヤサホーヤ 焚き火を囲む 吐く息の白さが踊る
  解き放て いのちで笑え 満月の夕
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by chaotzu | 2005-04-19 22:38 | 音楽


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