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2005年 04月 21日

レ・“ミセリ”ブル 読売巨人これまでの「採用ミス」

◆とんとテレビの野球実況をみなくなった。いまや巨人戦のTV視聴率がガタ落ちと聞いても“あ、そう”である。趣味娯楽も多様化しており、昔の視聴率などもはや望めない、加えて積年の経営ミスによる自業自得部分もある。10%もあれば上出来だろう。
清原の500号本塁打で無理矢理盛り上げようとしているが、ヤクルト古田の大学社会人経由でおまけに捕手をやって2000本安打のほうがはるかに価値がある。
 そんななかで、ダン・ミセリ投手解雇のとほほニュース、日本の野球を甘くみていたどころか、はじめからやる気全然なかったんじゃないか。なかには引退ついでの「退職金稼ぎ」で来日したのではないかというはなしもある。いかりや長介ではないが、ほんとに「だめだこりゃ」。
◆以下は90年以降の巨人軍外人助っ人のうち1年限りでバイバイした選手である。ただし年俸1億円以上でピックアップしており、それ以下ならば星の数はおおげさだが、かなりいるはず(年俸はすべてマスコミ推定)。
 1991年 フィル・ブラッドリー(外野手) 19500万円
 1993年 ジェシー・バーフィールド(外野手) 18125万円
 1994年 ダン・グラッデン(外野手) 16500万円
 1995年 ジャック・ハウエル(内野手) 15000万円
 1996年 ジェフ・マント(内野手) 15000万円
 1998年 マリアノ・ダンカン(内野手) 14300万円
 2002年 ジョン・ワズディン(投手) 15000万円
 2002年 フェリペ・クレスポ(内野手) 10000万円
 2003年 ロドニー・ペドラザ(投手) 10000万円
 これ以外の2年在籍選手のなかでも、かの“肩に小錦”ヒルマン(97-98 25000万円)や韓国からきたチョン・ミンテ(01-02 12000万円)などのさっぱり不稼動選手もいる。昨年退団のペタジーニ(03-04)、そこそこ打ちはしたが、なんと年俸72000万円である。それがアメリカに戻れば3Aだ。極めつけは、前記のダン・ミセリだろう。1年どころか、1月ももたなかった。開幕3週間の記録的最速解雇、それでも5250万円ゲットしたらしい。1球毎に68万円、ワンアウトで656万円になる(怒)。
 90年以降に巨人に入団した外国人選手は40人ほどいるが、そのなかで合格点がつけられるのはシェーン・マック外野手とダリル・メイ投手のふたりぐらいだろう。それも甘くみてである。チョ・ソンミン投手はオールスターで壊れてしまったし、ガルベスは素行が悪すぎ、ペタジーニは金を払いすぎである。いわば外人獲得の成功率は5%あるかないかだ。これは狙っても難しい。デタラメに獲ってもこれ以上あるのではないか。
 つまるところ、外人選手のスカウト、巨人に関しては無残な失敗続きで、まさに死屍累々である。チーム成績だけなら、いっそ昔の純血主義のほうがよかったかもしれない。巨人ファンはみんなカリカリだろう。読売グループ全体としても経営の根幹事項であるのに、なぜ、これほどへたくそなのか。サル以下の学習能力なのか。
◆フロントと現場の両方に問題があることは間違いない。
 読売記者あがりのフロント幹部は、社内の政治力学で出世したような連中ばかりだから、目線は常に読売の上層部(ナベツネ)に向いている。腰をすえて人脈やパイプづくりに励むでもなく選手情報の収集も緩慢である。結局はお金に頼るしかない。だから、メジャー歴だけ鵜呑みにしたり、あるいは故障もちをつかまされたりする。予算を漫然と消化する役所とどこか似ている。チーム内の飼い殺し必至の補強でも平気である。2001年の韓国人投手3人や最近のペタジーニ、ローズ、キャプラーの加入なんかはその典型だ。何もしないよりは動きまわっているほうが、本社の見映えがいいと思っているのだろうか。現実は生え抜き選手の成長を阻害しており、それが視聴率にはね返っている。
 いっぽう、目先勝利主義の現場は辛抱して育成する根気に乏しいうえ、守備適性にも無頓着である。いきおい毎年とっかえひっかえになってしまうが、99年途中入団のエルマー・デセンス投手の如く、二軍で大半を過ごした投手が翌年メジャー11勝するような「逆出世」も出てくる。だから良心的な代理人等信頼できる人脈がいつまでたっても出来ず、金目当ての売り込みだけが近寄ってくる。それどころか、飼い殺しがたたって、韓国や台湾の球界とはすっかり疎遠である。
b0036803_2150583.jpg◆ミセリ投手との契約では、二軍落ちに本人の同意条項があったらしい。それを現場が知らなかったというはなしもある。足元をみられて不利な契約をしたうえに、開幕ダッシュ失敗の元凶にもなっているのだから、契約担当者は責任をとるべきだろう。しかし、これまで数々の補強失敗があっても、フロントの誰かが責任をとったというはなしを聞いたことがない。
 昨年の「一場問題」では、オーナーに加えてフロントの3首脳もそろって役員を退任した。しかし、ナベツネ氏は「前オーナー」としてなお君臨しているし、フロントのひとり(平取・副代表)は執行役員に横滑りし、前社長と前常務・代表も読売グルーフのどこかで抱え込んでいるはずだ。べらべら喋られたら困る事情があるのだろうが、さてこんどの「採用ミス」、誰がどんな責任をとるのか。
 なんべんも云うが、親会社との人事を遮断しないかぎり、いつまでたっても 「だめだこりゃ」
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by chaotzu | 2005-04-21 21:53 | 野球


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