2005年 04月 27日

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◆2000年フランス映画。
 このところ、毎日1本ペースの映画鑑賞である。最近になってようやく、名作巡礼パターンを脱したようで、監督や俳優のつながりで作品を選ぶことがおおくなった。といっても、レンタル・ショップの品揃えも偏っているし、たくさんみたというほどではないんだけど。
 さて、本作は「橋の上の娘」でナイフ投げ曲芸師を演じたダニエル・オートゥイユが主役ということでレンタルしたもの。いったいこんな陰気男でどんなコメデイに仕上げるのかと云う興味である。
b0036803_22293193.jpg◆さすが監督・脚本が「奇人たちの晩餐会」のフランシス・ヴェベールであるだけに、80分間たっぷり大笑いさせてくれる。登場人物がやりとりするセリフ、それがだんだんずれていって、思わぬ波紋をまきおこす。字幕でこれだけ笑わせるのだから、生の言葉が理解できればもっと面白いかもしれない。ヴェベールのフランス漫才は依然快調である。
 いわゆるワンアイデア映画のよき見本であるが、突飛にみえてフランスの企業風土ならばありそうかもと思わせる。日本の企業社会もいずれここまでなるかもしれない。サラリーマンも今のうちに、いろいろ伏線をはっておいたほうがいいかもしれない。
 オートゥイユも人がいいだけの小心者をよく演じている。アメリカのスティーブ・マーチンのようにおかしなアクションをするわけではなく、素っ頓狂なことも云わない。真面目くさったままであるが、それが余計におかしさを増すという仕組みである。○○のパレード・シーンなんかはよくやるよといった扮装をさせられている。また、それをみて息子がバカにしていた父親を急に見直す“かっこいいじゃん”、いやはやフランス人の考え方、よく分からんところもある(笑)。
 共演はなんとジェラール・ドバルデュー、すごい肥りようだなとびっくり。コメディー演技も達者にこなしているが、正直いって、大物俳優が演じる理由は思い当たらない。それよりも関根恵子(高橋恵子)似の女上司がよかった。こんな上司ならばセクハラ歓迎だ。あ、それをいっちゃあかんよ(汗)。
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by chaotzu | 2005-04-27 22:37 | 外国映画


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