2005年 05月 01日

「畸形国家」北朝鮮、空々しい金正日マンセー

◆日本の現状を「泥棒国家」に喩える評論がある、たしかにあたっている面なきにしもあらずだが(笑)、その伝でいくと、北朝鮮という国は「強盗国家」になるだろう。ならずものが一国の権力を握り、収奪する一方で自国民の生命財産の保護はすっかり放棄されている。国民が何人死のうが平気であり、いわんや在外同胞などまったく顧慮していない。
ただし、そのような「強盗国家」だけならアフリカの一部にもみられる。北朝鮮の特異なところは、「謀略」にも血眼になっていることだ。「畸形国家」のほうがふさわしいかもしれない。もちろん一般大衆は被害者であり、為政者とその取りまきがキ○ガイなのだ。
◆脱北日本人妻の「奪還」でいかにも得意気に記者会見するさまをみると、そんな思いを強くする。インチキな工作ばかりやって、生産的なことはほとんどしようとしない。核兵器の「開発」を公言すれど取り合ってくれないので、本日は日本海にミサイルを撃ちこんだようだが、このほか偽札づくりや密輸、麻薬栽培、そしてプロパガンダ工作である。
日本でも、正業に就こうとせず、いんちきの生活保護にたかる暴力団くずれの輩がいるが、どこかその心性と似ていないこともない。
まあ歴史上あまり例をみない国である。かつて高句麗時代の栄光は微塵もみられない。
 この金王朝国家の産みの親と育ての親はそれぞれ旧ソ連と中共であるが、北朝鮮が崩壊すれば、たちまち、日帝侵略が招いた悲劇と云い出すこと必定だろう。先行きそれでむかつくことがなきよう、今からクギをうっておくことだ。
◆しかし、諜報戦争という側面からみると、先の日本人妻「帰北」の件など、日本の情報機関の頼りなさにもまた情けないものがある。横田夫婦への非難に加えて「金正日マンセー」まで叫ばされた当の日本人妻も哀れであるが(後ろ足で砂かけたと憤る向きもあろうが、強要されているのである)、同様に脱北帰国した人や日本の支援組織の情報が筒抜けになった可能性が高い。これでは北朝鮮が崩壊するまでずっと緊張した生活を強いられてしまう。
◆本日の朝日朝刊特集記事で、公安警察による37年ぶりの国家公務員法違反の逮捕事件をとりあげている。裁判の証拠記録によれば、休日に共産党のビラ配りをしていた国家公務員51歳の男性ひとりに対して、2003年11月の衆院選の時期に29日間延171人の警察官を尾行のため動員したとのこと、たったひとりに仰々しいことをよくまあやることだ。公務員の政治的行為ならば、地位利用の悪質事例は他にあるだろうに、休日のビラ配り事案に延べ171人の動員なんて税金のムダ遣いもいいところである。組織維持だけでこれまでの定番仕事に拘泥しているのがミエミエであるが、いっぽうで、今回の「帰北」事件はむざむざと看過している。帰国妻の身辺介入は難しいとしても、パスポート取得の段階で政府として必要な助言なり情報管理を懈怠していたと思わざるを得ない。秘密でもないビラ配りの監視に大量の人員を回せるのにである。
b0036803_2328487.jpg◆ワールドカップ最終予選の北朝鮮開催権剥奪及び無観客試合の処分、当然の決定というべきか、あの国ではなにが起こるか分からない。無観客試合であっても、中立国でやるほうがよほどましである。なにより人工芝のサッカーなんてふつうじゃない。
 それでも、国際サッカー連盟に異議申立てするそうで、イラン戦の騒動も平気で事実無根と開き直っている。現場の写真をみれば恥を曝しているとしか思えない。
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by chaotzu | 2005-05-01 23:32 | 時事


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