2005年 05月 15日

【ミュージカル】 「マンマ・ミーア」 ダンシング・オバサンに脱帽

◆むかし、ロックが若者の音楽といわれた時代があった。ところがそれは早とちりであって、いまやロックは50代の音楽でもある。フォークに至っては60代ご愛用だ。つまるところ、年代進行とともに持ち上がるだけである。
 劇団四季のミュージカル「マンマ・ミーア」をみて、それを実感した。おばちゃんトリオのアバ・メドレーに、同年輩のおじさんおばさんたちがみんなが総立ちだ。
◆四季のミュージカル見物ははじめてである。チケットは昨年末に購入したが、休日のマチネにこだわったので、だいぶ先の日程になってしまった。お金はかかるが、先々の「ボーナス・ステージ」も設定しておかねばならない。ところが、当日に至って体調がいまひとつである。チケットをパーにしたくない一心でなんとか、大阪駅前ハービスエント内の四季劇場にたどりつく。駅から近いことに助かった。それでも、ラストのスタンディング・オペレーションに疲れまくる(苦笑)。何度も続くが、ひとりだけ座り込んでいるわけにもいかない。早く手仕舞いしましょうよと脳内で念じること(汗)。b0036803_2211398.jpg
◆いまさら説明の必要もない、ロンドン・ミュージカルのヒット作である。1970年代を席捲したスウェーデンのグループ、ABBAのメドレーがてんこもり。ストーリーそのものは結婚式をひかえた娘の面前に父親らしき男が3人出現と、はっきり云って角座の松竹新喜劇でよくあるような人情ばなし。要するに松竹新喜劇+ロック+ダンス+ひかりもの衣装。これで受けないとおかしい。最後は父親トリオまでゴレンジャーみたいな衣装で登場、とにかくケバくて突き抜けている。そりゃそうだ、いっとき浮世を忘れるための芝居見物である。
◆それにしても主役の久野綾希子、もうすぐ55歳だそうだが若くみえるなあ。青山弥生や森以鶴美とのおばちゃんトリオ、実際はおばあさんであってもおかしくない年代だろうか(汗)。それが若い衆をバックに従えて唄い踊る。最後の客席からの熱烈カーテン・コールが滋養剤になっているのだろうか、役者商売の醍醐味なんだろうな。
 違和感があったのは、父親役の男性出演陣、どうみてもおばちゃんトリオに貫禄負けしている。実際の年齢が反映したのかどうか、あまり父親風にみえないのだ。それと生オケがない、これで
11,550円は高すぎるよ。
それでも2時間半ちょっとまあまあ愉しめます。アバの名曲の力もあるだろう。ちょっと疲れましたが。
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by chaotzu | 2005-05-15 23:59 | 映画周辺


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