2005年 05月 18日

長者番付~時代はキヨハラ部長

◆これまでキヨハラといえばもっぱら野球選手だった、しかし今やファンド・マネージャー清原部長である。子供のあこがれる職業、もしかしたら野球選手よりも投資顧問のほうが上位にくるかもしれない。そして、コロコロ・コミックの新連載は「利食おうぜ、キヨハラくん」(嘘)b0036803_23141938.jpg
 長者番付1位のタワー投資顧問社員の清原達郎さん、46歳。これまでも長者番付に登場しており証券界では有名人だった。東大→野村證券→ゴールドマン・サックス……と業界の王道を歩み、とうとう日本一の納税王である。それもトリッキーなマネーゲームではなく、地道な企業訪問や役員ヒアリングなどまっとうな投資手法で収益を積み上げているそうであるから、立派なものである。ただ、一介の会社員であるはずがなく、事実上のワンマン・カンパニーだろう。その気になれば経営者にもなれるはずであり、人生哲学をうかがってみたいものだ。あるいは早期リタイアを考えているのだろうか。
 納税額はなんと約37億円、これだけで並みのサラリーマン何万人分だろう。まだ地方税もひかえている。これぐらいの貢献となると、役に立たぬ参議院を廃止して貴族院を復活してもいいのではと思ってしまうほどだ(苦笑)。
◆それにしても、サラリーマンは節税のしようがなくてお気の毒である。公示されたのは、あくまで納税額であって、実質収入の番付ではない。会社経営者や自営業者であったならば、納税トップは免れたかもしれない。もっとも、使い切れないぐらいのお金を溜め込んでも意味のないことであるが。
◆この長者番付~高額納税者公示制度であるが、財務省は廃止意向らしい。政府税調も検討をはじめている。プライバシーの侵害になりかねないということだ。たしかに住所情報なんかは余分なことと思う。だけど、バッサリ廃止してしまうというのはどうだろう。番付にのるというのは、相当なお金持ちであって、いわば社会的強者である。はたして一般市民の個人情報保護と同列に考えるべきものなのか。セキュリティ対策もできる経済的余裕もあるだろうし、受忍範囲も広くなるのではないのか。
だいいち、たくさんの税金を納められるということは、本来リスペクトされるべきことであり、公示制度はその顕彰でもある。まっとうにお金を稼いだひとであればなんら恥じるべきことではない。
 ただ、本音として貧乏人の嫉妬心にさらされるのがイヤということであれば、理解できないでもない、いやよく分かります(笑)。
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by chaotzu | 2005-05-18 23:20 | 時事


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