2005年 05月 28日

I My Me? 個人情報は曖昧ミー!

◆以前、勤務先にかかりつけ医院からの電話があった。席をはずしていたので別の人間が代わりにとったが、なんのことはない休診の連絡である。それぐらい携帯のほうにかけてよと思うもあとの祭りである。実のところ、周囲に病院歴をあまりばらまきたくない。いちいち説明が面倒だし、病気の内容によってはかなり切実なひともいるだろう。たとえば△△整形あるいは□□神経科とか○○肛門病院から電話があったなんて、それだけでもろに個人情報である。それもあまり他人に知られたくない情報だ。
だけど、その辺の患者心理に無頓着というか無神経な病院事務員がときにいたりするのである。
で、それ以来、勤務先の電話番号はウソ八百で通している。善意に依存したシステムを信じきってあげく不愉快な思いをするのはイヤだから。
◆病院にかぎらず、何かに申し込むあるいは会員登録、応募するとかいった場合、氏名、住所、電話番号どころか、職業(勤務先)、生年月日、メールアドレスなどいっぱい書かされることがある。借金やクレジットカードを申し込んでいるわけでないのに、もう腹がたつほど書かされる。だからこれも、氏名と住所以外、すなわち免許証に書かかれていないことはたいていテキトーに書いている、ありていに云うとウソばっかり(笑)。ちなみに職業はたいてい自営業だ。自営業がいちばん便利なコトバである。仕事のことを聞かれたら“いやあボチボチですわ”といっておけばオッケーだし(笑)。
 有名人であれば、個人情報の切り売りが金儲けや権威権力の源泉になるだろうが、一般庶民はなんの益にもならない、逆に迷惑電話やインチキセールスにさらされるだけである。まあ、ささやかな自衛策のつもり。
◆戻ってふたたび病院のはなし、この4月から個人情報保護法が施行されて、いまはどこの病院でも個人情報の保護基準を策定して公表している。JR福知山線の脱線事故で、死傷者が入院した病院、マスコミ対応でたいへんだったらしい。うかつに患者情報を公開できなくなったのである。そりゃそうだ、これまでが無神経すぎたんだろう。個人的には、被害者報道で実名をさらされるなんてまっぴらごめんである。事故で痛い目にあったその傷口に塩をすりこまれるようなものであって、メディアによるセカンド・レイプ同然である。
 医療機関は個人情報の宝庫である。だからとりわけしっかりしてほしいと思う。だけどいまでも案外ぞんざいなところがある。患者本位の理念がことば先行で、未だ地に足をつけるに至っていないのだろう。
 館内放送による患者の呼び出しがしょっちゅうある。「○○病棟の△□さん」とか「××さん、○番受付にお越しください」、患者を何時間も待たせるのは平気なくせに、ちょっとトイレに行って席をはずしただけで全館放送である(泣)。それだけでなんの病気であるか容易に推測できてしまう。それどころか待合室や会計窓口でも大声で患者名を連呼している。入院患者の問い合わせなんかはもう一切対応すべきではないと思うが、それもまちまちのようだ。病室の名札も本来は患者の同意が必要であるべきと思う。
こんなことを書くと神経質すぎるように思われるかもしれない。だけど地域の病院なんかはかなり狭い世界なのである。
[PR]

by chaotzu | 2005-05-28 23:54 | 身辺雑記


<< 【DVD]】 「喜劇・駅前飯店...      【読書】 北村薫「夜の蝉」 梅... >>