2005年 06月 01日
◆お笑いソングの定番を収録したコンピCDが今月末に東芝EMIからリリースされるとか。 「お笑いソングブック~ナンセンス歌謡の日々~」 こういうのはもともと好きな性分である。思いっきりバカバカしいのを聴きたくなるときもある。 で、その曲目選定はというと、以下の全15曲。 (01)金太の大冒険(つボイノリオ) (02)いやんばか~ん(林家木久蔵) (03)うぐいすだにミュージックホール(笑福亭鶴光) (04)アホの坂田(コメディーNo.1) (05)デンセンマンの電線音頭(伊東四朗、小松政夫ほか) (06)ひらけ!チューリップ(間寛平) (07)ヨシコと歩けば(林家三平) (08)しらけ鳥音頭(スージー白鳥、小松政夫) (09)嘆きのボイン(月亭可朝) (10)ヨーデル食べ放題(桂雀三郎withまんぷくブラザーズ) (11)鼻から牛乳(嘉門達夫) (12)マンダム~男の世界(ザ・ブロンソンズ) (13)悲惨な戦い(なぎらけんいち) (14)つくばねの唄(あのねのね) (15)がんばらなくっちゃ(南州太郎) ◆うーん、まあ個人の好みなんだろうが、どれもナンセンス歌謡かというと違和感がかなりある。個人的な結論を云うともの足りんのひと言。ベスト盤とはおこがましい。 「ヨーデル食べ放題」なんて焼肉の販促ソングでスーパーで聞き飽きたし、「アホの坂田」なんてどこがナンセンスなのか。「マンダム」はCMのパロデイだしね。まあ、かつてアングラ扱いされたつぼいノリオの有名なやつをアタマにもってきたというのがみそなんだろうか。 ♪ある日金太が歩いていると 美しいお姫様が逃げてきた 悪い人に ネェ おわれているの お願い 金太 守って 金太 守って 金太守って キンタマモッテ おっと、いかん(汗)。 それと、なぎらけんいちの「悲惨な戦い」、たしかに面白い。だけど、よりによって二子山親方がお亡くなりになったときだ。どうも間が悪いなあ(苦笑)。 ◆このメンバーでナンセンスというと、やっぱり嘉門達夫か。「鼻から牛乳」も面白いが、この人の「その日は朝から夜だった」もわけワカメのシュールさである。 ♪その日は朝から夜だった あんパンにはあんが入ってる ジャムパンにはジャムが入ってる だけど、うぐいすパンには、ウグイス入ってない ◆あと旧いけど、ナンセンスとなれば、ぜひ採りあげてほしい曲がある。ひょっこりひょうたん島でドン・ガバチョ大統領(藤村有弘)が唄った「コケコッコソング」だ。 ♪コケコッコ コケコッコ コケコケコケコケ コケコッコ 最後のほう、やけくそ風で爆笑ものである。「おもひでぽろぽろ」でも採りあげられたはず。 ◆まあ、ナンセンス歌謡というならば3枚組ぐらいの「決定版昭和ナンセンス歌謡大全集!」とかでびしっと決めてほしいもの。クレージーキャッツとか笠置シズコなんかもメチャクチャ面白いのがあるし、他にもあるだろう。この程度のコンピ盤ではまだまだ食指は動かないなあ。
by chaotzu
| 2005-06-01 21:41
| 音楽
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