マイ・ラスト・ソング

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2005年 06月 01日

【DVD】「キル・ビル」vol1&2  炸裂!おんな涙のうらみ節

◆2003、2004年アメリカ映画。vol1、vol2と分けられているが、実際は4時間超の長尺映画を分割したようなものである。しいて云えば、vol1はチャンバラ・アクション&日本アニメ、vol2はカンフー&マカロニウェスタンになるか。もう筋書きは省略する、実はまだよく分かっていない(汗)。b0036803_21424317.jpg
それにしても、クェンティン・タランティーノ監督のものすごい映画オタク発揮である。冒頭に故深作欣二監督への献辞があるが、深作作品のみならず、やくざ映画、チャンバラ映画。忍者映画、さらにはアニメなど日本映画をBC級まで相当観ているにちがいない。なにせ「子連れ狼」まで引用するほどだ。それに加えて中国カンフー、マカロニ・ウエスタンであるから、まさにオタク魂全開。
◆マンガと映画には共通点がある。映画の絵コンテなんて見ようによってはマンガそのもの。昔からアメコミ風の映画はスパイダーマンなどたくさんあった。日本の劇画もそのまま映画になるのではと思っていたが、vol1がまさに劇画ふう映画のつくりである。ごていねいにアニメまでくっつけている。先にやったタランティーノの勝ちである。既に韓国の「オールド・ボーイ」で実証されているが、日本の漫画、とくに劇画は映画ネタの宝庫である。このキル・ビルも日本の劇画からインスパイアされた気配ありありとみた。
◆喜ばせてくれるのは、エンリオ・モリコーネの懐かしのマカロニ・ウエスタンテーマ、「荒野の用心棒」(短いがほんとに名曲)ともう一曲(忘れた)、いや感涙ものである。
あとラストで梶芽衣子の「さそり」の主題歌まで流してくれる。いやはや、タランティーノもおもしろいおっさんやなあ(笑)。
◆逆に残念なのは、vol1がとにかく血しぶきだらけで、まるでスプラッター・ムーヴィーであることだ。かつての東映やくざ映画へのオマージュなんだろうけど、健さんやお竜さんの本家本元が上品な松竹映画にみえるほどの凄惨さである。歳のせいかもしれないが、こういうのはもう苦手である。
 栗山千明ちゃんも可愛い顔してなにもあそこまでやらんでもいいのになあ。役名「ゴーゴー・夕張」の夕張っていったいどこからきたんだろう?もしかして夕張メロンかな(笑)。
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by chaotzu | 2005-06-01 21:50 | 外国映画


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