2005年 06月 05日

【ビデオ】 「がんばっていきまっしょい」ショイ!おじさん感涙の郷愁映画

◆1998年日本映画。このところ、駅前喜劇なる異次元空間にまったり浸りきりである。ときには口直しというか、若さあふれる映画も観なければならん。「駅前仙人」になるのはまだ先だ(笑)。b0036803_20333397.jpg
ところがなんのことはない、青春映画に仮託しているものの、おじさんおばさんのノスタルジーをかぎりなくかきたてる映画である。とくに物語の時代である1970年代に高校生であったひとにはたまらないだろう。ユーミンではないが、“あの日に帰りたい”
 そう、もはや無理だろうが高校生に戻れるものなら戻りたい。ほいじゃけん、いまならもうちょっとは賢くなっているはずだ。

◆この前、電車で隣に座った女子高生、鏡を取り出して早速お化粧である。おまけにものスゴイ音漏れヘッドホン、もう親の顔が見たいわいだ(泣)。その点、この映画の高校生はみんな朴訥だ。ちょっと生意気なところはあるが茶髪もピアスもない。そして、ドラマチックなはなしが展開するわけでなく、四国松山の平均的な高校生の物語が淡々と進行する。松山弁がなんともいい味をかもし出す。
 ヒロインであるクリーニング店の二女悦子、出来のいい姉に比べられて家ではたいした期待も注目もされていない。
 “おばあちゃん、あたしきょう家出したんよ”
 “そう、家出したんけ、こんどするときはばあちゃんも連れてって”(笑)
実際はなかなか強情な娘である。高校入学に際して姉からのアドバイスは
 “あんたはオトコに熱うなる、クラブはいいオトコのおらんバドミントン部にしとき”である(笑)。
もちろん、そんなことききやしない。先生を言いくるめてひとりで女子ボート部をつくってしまう。
◆ボート部のコーチは中島朋子、なんとあの蛍ちゃん! わけありの役を好演している。
 “コーチ、オトコおらんのですかあ”
 “アホー”
 海もキラキラ、波頭もキラキラ、そして青春もキラキラだ。
 観ていて目頭がアツくなる。
◆ヒロインの田中麗奈ちゃん、目と目の間がかなりあるけど、なんとなく可愛いんだなあ。ちょっと皮肉屋さんの長身女の子も印象的だった。数学の先生、いたいたこういう嫌味だけど懐かしいやつ、たしかにおりました(笑)。
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by chaotzu | 2005-06-05 20:39 | 日本映画


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