マイ・ラスト・ソング

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2005年 07月 06日

追悼 永島慎二

◆漫画家の永島慎二がひと月ほど前に亡くなっていた、67歳。糖尿病による腎臓疾患が悪化していたらしい。漫画家生活がペースダウンしたのも30代前半の糖尿病のせいだった。「フーテン」の連載もそれで終わってしまったのではなかったか。
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「柔道一直線」の漫画家と紹介するニュースもあるがそれは断じてない。
永島慎二は「漫画家残酷物語」であり「フーテン」である。
いま見直してみれば、青臭いところがプンプンしているし、文学青年くずれの自慰漫画みたいなところもある。それでも熱狂したものだ。
青春の葛藤をそのいい加減さも含めて初めて描いた漫画家ではなかったか。
また、地方の子供にとっては、新宿こそ世界の中心だった。フーテンの世界=新宿の街の夜明けや山手ホテルだったのである。田舎モノの憧れも加わって、とにかく早く家を出たかったこと。
「ラ・クンパルシータ」「嘔吐」「貧乏なマルタン」「ク・ク・ル・ク・ク・パロマ」「マドンナの宝石」……、そして、「フーテン」。よく模写もしたなあ(苦笑)。
◆「漫画家残酷物語」の「雨ん中」
はじめイタズラ心で誘った青年が、大雨のなかをずっと待っている。4時間も5時間もずぶ濡れのまま待っている。とうとう女の子は遊び仲間と絶交して青年のもとに走る。シンプル・ストーリーで、とにかくクサいはなし。それがいつまでも記憶に残っている。
合掌。
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by chaotzu | 2005-07-06 20:26 | 時事


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