2005年 07月 23日

ボビー流人材活用法

◆昨夜のNHKクローズアップ現代、ロッテのボビー・バレンタイン監督の人材活用術を紹介していた。b0036803_23531529.jpgいや感心することしきり。大ざっぱに云うと、「人はほめて使え」ということになろうが、ふつうの事業会社においても人事の基本として共通することであって、ことさら目新しい発想ではないかもしれない。ところが、近頃はこのボビー流の逆が多すぎるのである。すなわち目先の成果主義と自己保身である。だから、ボビー流が新鮮にみえるのかな。
うろ覚えながら忘れぬうちにノートしておきたい。
◆ミスした選手を叱責しない。
「うまくいかなかったことは本人がいちばんわかっている。そこでとどめを刺して何の足しになるというのか」、いや至言、ほんとにそのとおりだ。叱ってばかりではかえって萎縮してしまう。だいたい、これまで、選手に文句プチプチの監督が多すぎたのである。とくにスター選手上がりの監督であれば、選手が歯がゆくみえてならないのだろう。
“あそこで一本出てればなあ”
“あそこで四球なんてなに考えてんだ”
そういう監督ほど自分の作戦ミス、用兵ミスはあまり反省しない。
若いうちからずっとお山の大将でやってきたひとにはこういった気配りはもう無理だろう。
その典型例が巨人の……、おっともう云うまい。
◆調子が良くても時々休ませる。
これまでも、調子がいいからと選手を無理使いしたあげく故障させてしまうことがよくあった。潜在的な疲労が蓄積して故障に至ることはみな分かっていることだろうに、ついつい無理させてしまう。お客あっての興行であるし、選手も出てなんぼ、なによりポジションを奪われるかもしれない。だから故障でもない選手を休ませることは、ものすごく勇気が要ることである。なにより、監督と選手の意思疎通あればこそだろう。
西岡選手の休養明け試合の打率は4割を超えているそうだ。
◆ベテラン選手を脇役に起用
かつてのチームの功労者である小宮山投手を敗戦処理、諸積選手を守備固めに起用、監督と選手の信頼関係あってこそだろうし、そういう役割を監督がきちんと評価していることを明確にしている。たしかに、若い投手を敗戦処理に使っても、たいした経験にはならない。
◆喜怒哀楽もフルに活用
これまで、指揮官は無表情が良しとされてきたが、表情もコミュニケーションのうちである。選手を叱咤激励するときにコトバよりも雄弁なときがある。もちろん、内心のクールさを保ってのことである。感情に任せた喜怒哀楽なら、ダレでも出来る。
◆残念ながら、日本プロ野球の場合、指導者としての人材育成はだいぶ遅れていると思わざるを得ない。明らかに選手としての能力とは別物であるのに、いまだにそれにこだわっているようだ。もっとも、野球ファンのほうも意識改革が必要だろうが。
現役当時から指導者適性を見込んだ選手については、他球団経験、コーチやフロント経験等それなりの育成プログラムがあってもいいのではないかと思う。
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by chaotzu | 2005-07-23 00:04 | 野球


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