マイ・ラスト・ソング

chaotzu.exblog.jp
ブログトップ
2005年 08月 06日

清原神話の無残な終焉~年俸3億6千万円、打率2割1分

◆スポーツ新聞によると、巨人の清原選手がおかんむりらしい。打順7番が不満のようで、
“ワイにもプライドがあるんやでえ”とのたまっている。
ホームランを打っても、恒例のハイタッチは拒否、監督とは目もあわさない冷戦状態である。
いったい、どこまで勘違いしているのだろうか。チーム(監督等)に不満があるとしても、3億6千万円もの年俸をもらっているのである。世界中のプロ野球チームのなかでそれほど法外な金を払ってくれるのは巨人だけである。アメリカ・メジャーならば、とっくにクビになっているだろう。なにせあの高津投手でも2年目の途中で解雇されてしまうのである。
それが、自らの成績を恥じ入るどころか、ベンチのムードを暗くする元凶になっているとすれば、ファンに対する二重の背信ではないのか。
b0036803_18541544.jpg◆昨年の契約更改で減俸をのんだとき、「泥水をのむつもりでやる」と報道されたが、あれはマスコミの誤報だったのだろうか。もし巨人に常識あるGMが存在するとしたら残り期間の年俸を支払ってでも、即刻契約解除するだろう。裏返せば巨人という球団があまりにアホだから、選手でおられるのである。
もう巨人の成績なんかどうでもいいのだが、こうもプロスポーツ選手として最悪の晩節をみせられては、あまりに見苦しいのである。おりしも夏の甲子園の季節である。
低打率おかまいなしの一発狙い専門、チーム打撃なんか眼中になし。おまけに走ることもできない。それでも、マスコミの一部にはなにを勘違いしたのかチヤホヤする向きがあるときている。
◆野手としての素材でいえば、おそらく歴代プロ野球選手ナンバーワンだろう。PL同級生の桑田が野手に転向していれば、いい勝負かもしれないが、体力的な素質では清原のほうがはるかに上である。高卒新人で3割30本塁打なんて、もう信じられない不朽の記録である。
それがなぜここまで落ちぶれてしまったか。無名の存在からこつこつとはい上がってきた同世代の阪神・金本選手にも水をあけられてしまっているし、アメリカに渡った後輩世代のイチロー選手や松井選手は、はるかに高いレベルの野球をやっている。清原にもその可能性は十分あったのだ。
◆甲子園の大ヒーローが一転ドラフトで悲劇のヒーロー扱いになったことが清原物語のはじまりである。その注目新人が破格の成績を挙げたこと、そして巨人を打ち破って日本シリーズで優勝したことで、若干19歳にして清原神話が出来てしまう。おまけにオーナーが例のツツミさんであった。清原を猫可愛がりしたものだから、こうなると未成年者にしてはや無敵不可侵の存在になる。今にして思えば、あまりにはやくから頂点を極めた気分になってしまった。それゆえの慢心といってもいい。だから、以後の神話は崩壊一途の無残さである。結局これまで20年間の選手生活でなにひとつタイトルをとれていないのだ。
比べてイチロー選手はどうだろう。2軍戦でもその打撃は抜きん出ていたのに、なかなか1軍で使ってもらえなかった。松井選手も外野手転向を強いられたうえ前半は2軍だった。今にして思えば、万事順風満帆でいくよりは、2軍の冷や飯経験がよかったかもしれないと思えてくる。体力の涵養時期にもなったはずである。指導者が意図したことではないのだが、結果オーライになったのではないか。真に人生塞翁が馬だ。
[PR]

by chaotzu | 2005-08-06 19:04 | 野球


<< 【DVD】 「社長忍法帖」 会...      【DVD】 「ガキ帝国」 南港... >>