マイ・ラスト・ソング

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2005年 09月 01日

【DVD】「緋牡丹博徒・花札勝負」 お竜さん一家集合

◆1969年東映映画、舞台は名古屋でこんどの大親分はなんとアラカン、任侠道の理想に最後まで殉じる老侠客、実にカッコいいです。対する悪玉やくざは小池朝雄と天津敏の豪華ダブルキャスト、なんだかもったいないような。

b0036803_21504893.jpg◆3作目となれば、お竜さんの口上もきまってきます。いくら父親がプロデューサーとはいえ、片肌脱ぎの女博徒シリーズなんて、最初は乗り気じゃなかったはずですが、ファンの絶大な支持があって、お竜さんもどんどんのってきます。1作目とは見違えるばかりです。
“ご当家の貸元さん並びに姐御さんまたはお身内のご一統さん、かげながらの仁義はお許しなさってください。向かいましたる受け人さんとは初見にござんす。したがいましてやつがれ、生国は九州、肥後熊本は五木でござんす。いまだ一本立ちの身をもちまして声明を発しますは高こうござんすが、お許しなさってください。
姓は矢野、名は龍子、又の名を緋牡丹のお竜と発します。渡世修行中のしがなき女にござんす。幾末万端お見知りおかれましてよろしくお引き回しの程お願い申し上げます”

◆こんども兄弟分の熊虎親分(若山富三郎)登場、お竜さんに会いに名古屋までやってきます。二人で散歩したとき握った手にずっと包帯を巻いたままです。
“お竜さんの匂いが逃げてしまうがなあ”
ところが、アラカン組長宅の住所を知らない。交番の巡査が“教えてやろまい”と云うので怒ったりします。たしかに名古屋弁はわかりにくいなあ(笑)。
出番はギャグだけではありません。敵地でお竜さんの窮地にさっそうと登場、持ち前の凶暴さまるだしになります。
“ガキはひっこんどれい”
“かわいい妹分になにしてくれるんじゃ、落とし前つけてもらおか”
凄みをきかすと、悪玉親分もびびってしまいます。アラカン親分が仲裁に入らないと、映画もその場ですぐ終わってしまいそうです(笑)。
本作では、熊虎親分だけじゃなく、後見人の大阪のおたか親分(清川虹子)に不死身の富士松(待田京介)も参上します。お竜さん仲間集合であります。

◆本筋の任侠ばなし、こんども安心して鑑賞できる勧善懲悪パターン、ずっと憎たらしかった小池朝雄に天津敏は、助っ人高倉健に見事にぶった斬られます。とくに天津敏は前作につづいて気の毒なやられようです。何もそこまでなあ。
しかし、ほんとにトラブルの原因をつくるいい加減なやつは、何も考えずに行動してしまうアラカン親分の息子のような気がせぬでもないというか(笑)。
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by chaotzu | 2005-09-01 22:00 | 日本映画


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