2005年 09月 06日

カトリーナの鉄槌

◆昨夜みたテレビでは、ミシシッピ・ワニが浸水したニューオーリンズの市街地を悠々?と泳いでいた。最強の大国とはとても信じられない光景!
アメリカ南部を襲ったハリケーンの「カトリーナ」、二重三重の災厄に遭遇した被災者は真に気の毒であるが、これを冷徹にみると「アメリカ帝国没落」の先触れととらえられるかもしれない。市街地を泳ぐワニは、歴史の潮目の変化を象徴しているみたいである。
b0036803_23133682.jpg1991年12月ソビエト連邦が崩壊した。半世紀近い冷戦に完勝したアメリカは地球史上最強国家の高揚気分を味わった。しかし、それもつかの間、2001年9月に同時テロに遭う。それからアフガン戦争、イラク戦争の泥沼に浸かりこんで今度は大災害だ。しかも、スマトラ沖の大津波や日本の阪神大震災とはちがって、予め十分予知できた災厄である。おまけに被災地は無法状態で略奪と暴行が横行するありさま、人種差別のフィルターまで剥落してしまう。
これが最強大国の実情かと、国民の多くは自信や気力がかなり減退したことだろう。

◆アメリカの民間シンクタンクの試算によると、イラク戦争でアメリカは1日あたり200億円余りの出費を余儀なくされているらしい。1か月で6000億円、1年間つづけるとなると7兆円になる。もちろん人命のロスもある。もう唖然とするしかないが、これでは長く続けられない。日本に米国債をもっと買ってもらうしかないがそれも限度がある。いずれ中途半端でも撤兵しなければならなくなる。
もともと大量破壊兵器があると言い張って強引にはじめた無理筋の戦争だった。そういうところにハリケーン襲来で、自国のお粗末な危機管理を露呈してしまった。ウソかホントか知らないがテロ対策が40兆円で災害対策費が40億円と囁かれている。そこまで極端なことはなかろうが、自国民を災害から守れずして、大金かけて他国にお世話をやく道理はない。米国民の多数心理は否が応でも内向きにならざるを得なくなるだろう。

◆もともとはサルがキジとイヌを誘って、はじめたような戦争だった。桃太郎も鬼もいない鬼が島退治みたいなもので、実にいい加減なものだが、身内を闇討ちされたサルが逆上してしまってダレにもとめられない。悪魔退治だと云い張る。仁義なき戦いならぬ道理なき戦いである。
サルとイヌ、ご先祖の昔は「犬猿の仲」といわれるぐらい剣呑な時代もあったが、いまやイヌはサルの忠実な子分=バシリである。イヌの近所に鼻つまみのアブナイ奴がいて、いざというときはサルに助力してもらいたい思惑から、なんでもいいなりの屈従だ。この間は念願の頼母子講の世話役就任までサルに邪魔されたばかりだし、近所のアブナイ奴にも舐められっぱなしである。だけど勝手に動くとサルが嫌がるので我慢するしかない。この頃はひきこもって内輪の刺客ごっこで憂さ晴らししている。
それでも最近になって、サルもさすがにヤバイなあともじもじしかけている。インチキ戦争のメッキが剥げてしまったところに嵐がやってきてアブラ代暴騰の追い打ち。人気低下で尻に火がつきだしてマッカッカである。もともと赤いから必死でとぼけ通しているがどこまでもつか。もうマンガみたいだ。
こんなサルにずっとつき合うんかいと突っ込みたいデス、いやホンマに。
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by chaotzu | 2005-09-06 23:20 | 時事


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