マイ・ラスト・ソング

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2005年 09月 30日

【DVD】「桃色の店(街角)」私書箱237を開けて僕にキスしておくれ

◆今でこそ文通なんて、ぷっと笑われそうなアナクロ趣味かもしれないが、かつては大流行りの時代があった。雑誌には必ず「文通相手求めます」のページがあった。そんでもって、何人もの女の子と文通していることを自慢しているやつがいた。かくいうワタシもボールペン習字の通信教育をやろうかと思ったぐらいである。
なかには女の子からの手紙を見せてくれる奇特なやつもいる。こちらも喜んでお相伴にあずかっていたものだ。いま思えばかなり情けないはなしであるが、つまるところ文通相手の写真がみたい一心である。はなしの成行きとして「品定め」になるが、「おまえの写真だけは送らんほうがいいぞ」なんて他愛もない結論に落ち着くのである。もっとも、相手の写真も保証があるわけではない(笑)。まあ邪気があるようなないような時代。
で、そんな奥ゆかしい文通から恋がはじまるというおはなし。いや、現実に文通からスタートした遠距離交際が結婚に発展した例もあるんですよ。メールではなかなかそうはいかんでしょ。

b0036803_22534658.jpg◆1940年アメリカ映画。エルンスト・ルビッチによるロマンチック・コメディの名作である。
夕方メールならぬ「ユー・ガッタ・メール」の元ネタらしいが、こちらのほうが断然おもしろい。
クリスマス時分にカップルでみることをぜひオススメしたい映画である。
なに?大きなお世話だ、放っといてくれって、こりゃまた失礼。

◆戦後の公開であるが、「桃色の店」とはあまりにひどい邦題である。客になにか勘違いさせようとしたのだろうか。たしかにワタシなんかは率先して勘違いして勝手にがっかりしたかもしれない。ちなみに原題は「街角の店」、これで十分である。なお元はハンガリーの舞台劇だったそうで、映画のほうもハンガリーの首都ブダペストの設定である。もっとも、とても中欧にはみえず、どうみてもアメリカの雑貨店である。この辺はご愛嬌か(笑)。

◆はなしの筋書きはおいておく、とにかく全編洒落れた愉しい会話に満ちている、そしてジェームス・スチュワートの若いこと、見終わって、心がうきうきする映画である。たまには、クラシック映画もいいものだ。
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by chaotzu | 2005-09-30 22:57 | 外国映画


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