2005年 10月 03日

ドラフト珍事

◆第一回目のプロ野球高校生ドラフトで罪作りなハプニングが起きた。
大阪桐蔭の辻内投手と福岡第一高校の陽内野手、実際は巨人と北海道日本ハムが当たりだったのに、ハズレくじをひいたオリックスとソフトバンクの交渉権確定を堂々と発表してしまった。
b0036803_21475990.jpgプロ野球機構の大チョンボだろう。当たりくじをきちんと確認しないまま、間違った結果をアナウンスしてしまい、おまけにそれを二回も繰り返したのだから、何をか云わんやである。
こうなるともうはっきりと「アタリ」「ハズレ」の朱印にしておけばいいのにと思ってしまう。

とりわけ、台湾出身の陽選手が翻弄された。台湾国籍の王監督率いるソフトバンクが意中の球団であっただけに気の毒である。実兄がソフトバンクに入団する予定もあったらしい。最初のアナウンスでうれし涙を流したらしいが、一転、交渉権を得たのは札幌のチームである。やり直し記者会見で「うれしいです」と言葉短めの対応であったが、気持ちを整理するのにたいへんだったろう。くじけずに頑張れよと云いたい。

◆しかし巨人の堀内監督も呑気なものだ(笑)。この人の場合、出席することさえ不可思議なのにくじ引き役まで務めている。事実上クビ宣告されている人間がここまでするというのは、なんらかの「人事異動」の約束があるからだろう。
ところが、当たりクジをひいているのに、なんのアピールをしようともせず、日本ハム関係者から照会されて、やっと気がつくありさま。およそドラフト史上いちばんやる気のないくじ引き役である。まあその程度の取組み姿勢だったのだろうが、試合に喩えればサヨナラ負けの状況で、相手チームの決勝走者が本塁に触塁したかどうか確認しないまま引揚げるようなものである。およそ勝負の世界の住人としては考えられないほどの、アキラメの早さだ。おまけに、にやにや笑って記者会見している。「若いひとを振りまわしてしまい申しわけない」ぐらい云えたら立派なものなんだが、やっぱりこのひとには指導者として肝心なものが欠けているとしか云いようがない(嘆)。読売グループは「人事異動」案を見直すべきだろう(苦笑)。

◆指名された高校生は全部で38名、全国高校球児で僅かこれだけであるから、現時点でエリートの卵であることは間違いない、しかし、このうち一軍で活躍できるのはせいぜい3割程度ではないか。大半が落伍する厳しい世界だ。早期退団者については大学球界でやり直しできる途があってもいいのではないかと思う。その場合は契約金のあり方も見直す必要があるだろう。海のものとも山のものとも分からない高卒新人に1億円なんて契約金は論外だと思う。
実際のところ、ドラフトの指名順位なんてあまり意味がない。最近の高卒新人は下位指名から頭角をあらわしたひとのほうが多いのではないか。ソフトバンク川崎内野手は4位、西武の中島内野手は5位、楽天の岩隈投手は5位だった、みんなほとんど騒がれずに入団した。そうそうあのイチロー選手も4位指名である。入団した年のキャンプでたちまちモノの違いを見せつけたらしい。成長時期も人それぞれであろうし、17~18歳時点の順位なんて実にいい加減なものである。
指名された球児たちよ、指名順位なんて気にする必要はない、みんな横一線でガンバレ!
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by chaotzu | 2005-10-03 21:56 | 野球


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