マイ・ラスト・ソング

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2005年 10月 07日

【DVD】「デブラ・ウィンガーを探して」 40代女優の本音語り

◆2002年アメリカ映画、アメリカ女優のロザンナ・アークェットがハリウッドやヨーロッパの女優34名にインタビューして回るドキュメンタリー。
b0036803_21335169.jpg登場する女優の大半は40歳代、彼女たちの言い分ではとても中途半端な年齢である。もうピチピチのセクシー女優ではやっていけない。みんな、スーザン・サランドンやメリル・ストリープのような性格俳優を目指しているが、それは50歳以降まで待たねばならない。おまけに子供との距離のとり方という切実な問題も抱えている。それまでいかにしのいでいくか、赤裸々な悩みが語られる。
日本でもこのような企画があってもいいと思う。


◆さすがに百戦錬磨のつわものぞろい、とくにウービー・ゴルドバーグ(53歳)が笑わせてくれる。
“ケツがデカクなった、それに気づいた時はシヨックだった。いったい誰のケツよ。
なんでこんなのが私の体にくっついてるわけ? お尻にストーカーされてる気分。
しかもオッパイが云うのよ、落ちたと! 今さらジタバタしても遅いわよ”

◆かつての美少女スター、ダイアン・レイン(37歳)は性格俳優を目指している、すっぴんで堂々と登場する。
“メリル・ストリープがこうやってほっぺををねじるシーンがあったでしょ、美しさにはある一定の基準みたいなものがあって、そこから外れると、傷んだとかくすんだとか云われるけど、わたしはそうは思わない。価値観が違うってことなの”

◆一般にセックス俳優にみられがちなシャロン・ストーン(44歳)、しかしこの映画では全く別の率直さと真摯な一面をみせてくれる。
“実力のあるすごい女優には正直恐くなるときがある。J・ムーア、彼女はほんとにすごい。あとはC・ブランシェットも、「エリザベス」をみて圧倒されちゃって、しかも「リブリー」ではまるで違う一面をみせてくれたからオドロキなのよ、だから怖いの。だって落ち込みたくないわ「すごい、アナタはステキよ」って素直にほめたいでしょ、もしそれがちゃんとできれば、それが女として強いエネルギーになるはずよ。割り切っちゃうの、私は私、彼女は彼女でステキでいい、こうしたほうが自分にとってずっといい刺激になるわ”

◆かつてガキの頃、かいまみた映画「愛の嵐」でたちまち憧れのひととなったシャーロット・ランプリング(57歳)、ガキがたちまち少年になった、そのひとが突然登場する。かつての妖艶な女優さんは、いまや落ち着いた熟年女性である。
“「己に正直であれ」よ、自分で決めるの。これだけは蔑ろにしないこと”

◆タイトルにあるデブラ・ウィンガー(47歳)、「愛と青春の旅立ち」のヒロインで有名であるが、映画界を引退していたとは知らなかった。アムトラックの沿線のそばに住んでいる。
“ハリウッドの夢を信じてる女優は気の毒だったわ
「愛と青春の旅立ち」の撮影二日目のとき、ドン・シンブソンが私のところにきたの。こんな茶色い封筒を渡されたの、クスリの入ってる封筒よ。
「ラッシュフィルムをみたが、君はむくんでる」 利尿剤を渡されたのよ。今でも憶えてるけど、そのとき、私はかなり汚い言葉を吐いた、思うにひとって、こういうことをきっかけに、モノになるか潰れるかが別れるのよね。私の場合あれでモノになるってことはなかった。フェミニストとして戦うことはしなかったのよ。でも屈服もしなかった”

◆その他名言集いろいろ
テりー・ガー(53歳)
“ジーナが云ったの、アンタは 年で顔がボロボロだって云われるまで粘りなさいって、ショックよ。アッハハハ”
フランシス・マクドーマンド(45歳)
“整形手術?今を耐えればひとり勝ち。54歳のいい女優が必要な時に独り占めよ”
トレーシー・ウルマン(43歳)
“この国の、とくに36歳の女をみるとむかつくわ、歳をとるのを恐れてシワを取りにはしる”
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by chaotzu | 2005-10-07 21:41 | 外国映画


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