マイ・ラスト・ソング

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2005年 10月 19日

ペット飼育認否は集合住宅にとって改憲問題の如し

◆ブルブル、ぐんと寒くなった、10月19日にしてやっと夏が終わったことを体感する。突然秋がはじまった、たぶん短めに終わるだろう。もう「小さな秋みつけた」どころではない、地球温暖化を強く意識すること。

◆鉄筋集合住宅の経年劣化は早い。イレモノもそうだが、なかに入っている住民もあっという間に老朽化して、じいさんばあさんあるいはおじさんおばさんだらけになる。ハード・ソフト両面同時進行というやつだ。
20年ぐらい前ならば、あちこちで子供の声が聞かれたものだが、それもずいぶんと減った。替わりに増えたのが犬やねこのペットである。子供が減った分の埋め合わせになっているみたいだ。実を云うと、ワタシもペットは好きであって、他人が抱いているのをみるとうらやましくてならない。
で、内心こんなことをよく呟いたりする。
(“そこのきれいなお嬢さん、ジロジロみつめてドーモすいません。いやあ、そのワンちゃん実に可愛いですなあ。いっぺん抱かせてもらえませんか”)
実際に面と向かって云えば、張り倒されるかもしれないので黙っているが、別に怪しいおっさんではない、それを伝えられないのがなんとももどかしい(笑)。

◆ところが、集合住宅の管理規約ではペット飼育はたいてい御法度である。最近ははじめからペットオーケーで分譲する物件もあるが、かつてはそうではなかった。だから、今なおペット否定派と容認派の「冷戦」が絶えず、管理組合の役員になれば、必ず悩まされる問題になる。なにせペットを飼っている役員もいるぐらいである。だから議論も曖昧模糊としたものになってしまう。そういう点では、集合住宅のペット飼育問題は、国家にとっての改憲問題みたいなもんなんである(苦笑)。
ワタシ自身の考えは、まあ小型のペットで一匹程度ならばいいんじゃないかと思っている。だいいち可愛いじゃないの、要するに程度問題。ところが、反対派にしてみれば、そんな考えは甘すぎてとんでもないですぞとなる。確たる歯止めがないと、なし崩しになってしまい、そのうち無法マンションになってしまいますぞと云う。たしかにそれが当たっている面もあるのだなあ。
一匹どころか、三匹も四匹も飼っている住民がいる。大型犬に引っ張られて悠然と?散歩しているひともいるといった具合、なかには近づくのもおっかないような犬もいる。しつけの悪いペットもいるようで、この間はエレベーターにおしっこ事件があって、その臭いことや閉口したものだ(苦笑)。このほかウンチの放置とかバルコニーでのトリミングなど、ペット・トラブルのネタはつきない。

◆ペット増加の背景はまず住民の高齢化(子離れ)があるが、もうひとつ区分所有住宅の賃貸化という側面もある。バブル崩壊以降の経済環境の変化で、住民の相当数が非所有者(賃借人)に交替している。こんなこといってはなんだが、「資産価値の維持」という意識がないので、集合住宅住民としてのコミュニティ意識の乏しいひとが一部にみかけられる。管理規約なんかは眼中にない、なかにはペット飼育の何が悪いんやと開き直るひとまでいる。そういう一部のひとが全体のモラル低下を牽引している。実際残念なことである。

◆もう遅きに失したかもしれないが、ここまできてしまえば、管理規約を緩和したうえで、ペット飼育に関する新ルールを策定するしかないか。条件付許可案である。現実に年配者の住民にとって生きがいになっている面もあるいっぽう、今のままで放置すれば無法化が加速するおそれもある。
実際の検討事項となれば、犬やネコだけでは済まない。マウスやうさぎ、そしてヘビやワニ、カメ、サソリまでも規定せねばならないかもしれない(苦笑)。
“ネコがよくてなんでウサギがいけないんざますか”とか“飼育できるカメの品種を明示してほしい”とか訊かれるかもしれない。いやはやたいへんなことだ。
来年あたり管理組合の役員の順番が回ってくるかもしれない。
覚悟しておかねばならない。
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by chaotzu | 2005-10-19 23:54 | 身辺雑記


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