マイ・ラスト・ソング

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2005年 10月 24日

【DVD】「美しき諍い女」 画家とモデルの丁々発止劇

◆少年時代、美大に憧れたことがある(汗)。その魂胆はただ裸婦のデッサンに参加したいな~と、全く己の能力を省みない身の程知らずのものであったが。
“オトコのモデルもあるかもしれへんで” “そんなんイヤやなあ”
たちまち転進を図る。
“カメラマンもなかなかカッコいいでえ”
少年の妄想たるやとどまるところをしらない。まことに呑気ないい時代であった。
その程度の人間が、さあ芸術の秋だということで画家とヌードモデルの映画をみる。ところが上映時間なんと239分、もう4時間近い。案の定途中でうとうとしてしまう(苦笑)。

b0036803_21135530.jpg◆1991年フランス映画、カンヌのグランプリというよりも、無修正で日本公開されたということで著名な作品である。このDVDもわざわざ「無修正版」と付記されている。ストーリーそのものは退屈なところもある。この惹句ひとつでおそらく売り上げは倍増以上にちがいない(笑)。
だけど、もういまさらである、最初だけのことだ。あのエマニュエル・ベアールが惜しげもなく裸身をさらしているというのに、すぐにウトウトしてしまう。えんえんと画家の下書きシーンがつづく。ペンがキリキリ、木炭がカサカサという音が聞こえるだけ。正直云って、絵心の乏しい人間には真に辛い。結局3日がかりでやっと見終える。
こういう映画のDVD鑑賞はすぐ逃げ出してしまうのでどうもよくない。体調を整えて映画館で集中してみればまた別の感想があるかもしれない。
それにしても、若いころならば、目薬を用意して充血しまくるぐらい熱心に見入っていただろう、いや何べんも見直しているにちがいない、ホンマにえらいチガイだ(苦笑)。

◆かつて「美しき諍い女」なるテーマの創作を手がけ未完のまま中断していた有名画家(ミシェル・ピコリ)がモデル候補の女(エマニュエル・ベアール)に出会って、再チャレンジするてんまつである。画家の妻(ジェーン・バーキン)がベアールに云う。
“一生をそっくり奪いとられるわよ”(大意)
さあ、どんな作品が生れるか、完成作品の行く末は如何。ラストだけはあっと唸らされます。だけど、それまでが退屈なんですなあ。これで4時間はちと辛い。

◆それにしてもモデルさんというのはたいへんである。始終、画家から注文がとぶ。もっと背筋を伸ばして、顔はこっちみるな、手足は部品みたいに無造作に扱われる。無理な姿勢のせいで関節脱臼したモデルさんもいるらしい。ベアールも足がつりそうとか云っている。
う~ん、芸術とは画家とモデルさんの格闘技かもしれません。
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by chaotzu | 2005-10-24 21:17 | 外国映画


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