マイ・ラスト・ソング

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2005年 10月 25日

まるで詐欺師の見本、フェアじゃないよコイズミ自民党

◆“やっぱり「改革」してくれるのはコイズミさんしかいないよなあ”
 “なんだかだいっても、信念の純ちゃんだけさ、「構造改革」できるのは”
お待たせしました。コイズミ流「構造改革」劇のはじまり、はじまり……。
そうか、「構造改革」というのは、ビンボー人からさらに金を巻き上げることだったのか(泣)。

b0036803_190352.jpg◆総選挙で圧勝した自民党がいよいよやりたい放題、言いたい放題になってきた。「実るほどコーベをたれる稲穂かな」の謙虚さなんぞどこにも感じられない(苦笑)。
衆議院は与党が三分の二の議席を占めたまま4年間選挙の心配はないし、参議院は既になきがごとし。有権者の不興を避けて選挙前はぼやかしていた国民負担増の辛口施策、いまのうちにやってしまえといわんばかりである。コイズミ信仰が薄れぬうちにという思惑もあるのだろうか。

◆一発目は、定率減税の廃止。
選挙前は「半分廃止にとどめた」、「所得税については、所得が捕捉しやすい『サラリーマン増税』を行うとの政府税調の考え方はとらない」とはっきりいっていたはず。ところが舌の根も乾かぬ9月20日には、はや財務相が全面廃止の示唆発言をし、コイズミさんもこれを否定しない。もともと小渕内閣のときに恒久減税だとさかんに宣伝して実施した施策であった。ところが今になって、あれは「恒久的」減税なんだ、一時的な措置を廃止するものだから増税にはあたらないんだとの言い逃れである。

◆次は医療費制度改革と称する医療費自己負担額拡大の地均し。
厚生労働省がこの19日改革試案なるものを発表したが、その内容たるや高齢者医療費の窓口負担率の引き上げ(現行1割→2割など)や保険免責制度の導入など、次から次と患者負担増大項目を並べ立てる。そのいっぽうで医者の診療報酬見直しのほうは目をつぶっているが、経済財政諮問会議はもう追認しそうな雰囲気である
これも選挙前はどう云っていたか、
「医療制度改革の断行、安心で質の高い医療提供体制、持続可能な医療保険制度の確立」 実にこれだけなんである。改革断行の正体は値上げだけか、それだったら、ダレでも思いつきますぞ。

◆そして、消費税の増税
いよいよ消費税増税の地均しだ。自民党の財政改革研究会が、この24日に社会福祉目的税としての消費税率引上げを示唆した中間報告を24日に発表した。コイズミさんはこれについて、「(民主党案の3%で)足りるのか」とまで云ったらしい(ロイター・ニュース)。
これも選挙前は「消費税を含む税体系の抜本的改革」と曖昧模糊たるものだった。おまけにコイズミさん曰く「私の代は上げません」、これで当面消費税アップはなかろうと錯覚した有権者もかなりいただろう。なんのこっちゃない、一年間だけの仮猶予であるのに。

◆これらの増税あるいは負担増施策の是非そのものについては、いろんな見方があるだろう。ワタシ自身も消費税の増税(かつ複数税率の採用)はいずれ避けられないだろうと思っている。
どうにも釈然としないのは、選挙前はあいまいな言い回しに終始して、選挙が済んだ途端、全面委任されたとばかりに辛口施策を矢継ぎ早やに打ち出してくるその姑息なやり口である。ユーセイ、ユーセイの一点張りで大勝したが、いつのまにか白紙委任状をもらったつもりでいる。
民主党はまだ消費税の3%アップをマニフェストで訴えていた。愚直かもしれないが、それが公党としてのあるべき姿というものだろう。選挙前は口をつぐんでおいて、アトになって「3%で足りるのか」なんて言い草は、まるで詐欺師のやり口である。とてもフェアとはいえない、
いやホンマモンの詐欺師もひれ伏して、恐れ入りましたとコイズミ信者の列に合流しているかもしれない。それもまた想定内か。
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by chaotzu | 2005-10-25 19:06 | 時事


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