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マイ・ラスト・ソング

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2005年 10月 28日

出馬しまセン・バタロウ?

◆わずか3日で市長選挙の出馬撤回、自民党大阪市会議員の船場太郎の挙動が思い切り笑わせてくれる。三つ子の魂百まで? ちと違うか。さすが元ヨシモトやと云ったらイヤミだろうか。
出馬しまセン・バタロウ?_b0036803_2381643.jpg吉本在籍当時は甘い二枚目ながらボケをかます役回りだった。しかし馴れてしまうとたいして面白くない、芝居もあまりうまいようにはみえなかった。吉本新喜劇がもうひとつ精彩がなかった時代である。周りは破滅型芸人ばかりで性にあわなかったのだろう。芸人に見切りをつけて、地方議員に着眼したのがいかにもこのひとらしい。
市議に転身してはや15年目、腰も低そうだし、業界仲間としてみるならば、そう悪いひとじゃないのだろうなとは思う。
だが、大阪市の利権構造にあまりにズブズブなのである。自民党の同僚市議からすれば、同じ鍋仲間、毒饅頭を分け合った仲だ。これほど安心できる候補者はいなかっただろう。だけどそう思惑通りにいくものではない。ここは政権与党の嗅覚たるや、さすがというしかない。

◆立候補の弁が、まず笑わせてくれた。
“職員出身でなく何のしがらみもない私は、本当の改革に進んでいける”
市会議員を10何年もやって「なんのしがらみもない」と云ってのけることがなんともスゴいことだ。吉本の座長当時にこれだけの芝居ができていたらなあと思わぬでもない(苦笑)。

大阪市問題は職員の厚遇問題だけではない、市会議員厚遇問題もある。加えて特定の市議と癒着した利権勢力もある。利権の一端を職員にもお裾分けして「一種の共犯」に仕立ててきたというのがこれまでの実態ではないのか。
おまけにこのご仁、回りもちとはいえ市会議長まで務めているのである。海外旅行等さぞや特権を享受したことだろう。その前はオリンピック誘致の旗振りをして、舞州とか咲州なとの臨海埋立地にさんざんムダな投資をさせた当事者ではなかったか。もうしがらみがありまくりなんで、そういう人間が改革を云うなんてちゃんちゃらおかしいのである。

◆それでも政治家としてのプライドがあるのならば、無所属でも立候補を貫くべきなんだろうが、公明党が推薦しないとなれば、たった一晩で腰砕けの体たらく。腹の座らぬ関前市長といい、こんどの大阪市長選挙、まるでタヌキとキツネの化かしあいみたいにみえてしまう。
それにしても、まともな候補者がたてば、無党派でも十分勝てると思う。それが公明党の意向次第なんてなんとも情けないはなしだ。
よっぽどオーサカは人材難なのであろうか。あるいは、二の足を踏むような隠された事情がまだあるのだろうか。問題の根の深さを痛感する。

by chaotzu | 2005-10-28 23:10 | 時事


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