マイ・ラスト・ソング

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2005年 11月 26日

大阪市長選どこにいった

◆欠陥マンション問題がいよいよきな臭くなるその陰で、大阪市長選挙がまるで盛り上がらない。
期日前投票も低調なようであるし、前回の投票率33%を下回るのではないかと心配するほど。市役所問題への憤懣はいったいどこにいったのだろうか。こういってはなんだが、候補者のタマにもうひとつ魅力がないな、そう思ってしまう。改革を期待する市民はしらけてしまったようだ。その点では、現職市長の突然辞任出直し作戦がまんまと当たったことになる。
b0036803_1845127.jpg大方の予想でも、現職が優位な情勢と伝えられている。なにしろ無所属とはいえ、自民党に公明党そして民主党の一部(地方組織)が応援団についているのだ。
本日夕方のテレビ・ニュースをみると、かの「人気者」杉村タイゾーくんが六甲おろしを唄い、“現職の候補を応援します”とぶちまくるいっぽう、民主系候補のほうの応援弁士はなんと羽柴秀吉さんである。いったい何を考えとるんだ、トホホ……(以下略)。

◆しかし、現職が再選されるとなれば、大阪市役所の抱える問題構造はほとんど変わらないだろう。一般市職員の優遇既得権だけ粛正して、あとの利権は有耶無耶のまま温存される可能性大である。市会議員の特権的待遇(口利き&豪華海外旅行付)、開発土木利権、保守系の同和利権、創価学会の福祉利権、幹部職員の外郭団体等天下り……どこまで手をつけられるものか甚だ心もとない。
ほんとうの市政改革となれば、市議会と理事者のあり方から見直していかなねばならないのにその気配はない。だからこそ、自公民の市会議員は現職を公然と応援している。毒饅頭仲間の現職市長ならば安心感があるが、新人市長では何するか分からない。コイズミさんも公務員叩きで大勝した、その手がまだ使えるぞ、なにうちの職員に内部告発するようなコンジョーがあるものか、とくに現業職員なんてほとんど「縁故」採用だ、エラソウなこといえるもんか~なんて、すっかり見切られているのだろう。自律意識をなくした労組の末路である。
しかし、局長、助役、市長として10年以上も市政の中枢に関与してきた人物を、こんなに簡単にリセットさせていいものだろうか。赤字で沈没寸前企業の代表取締役(しかも取締役歴10年)が、経営責任をとるどころか「私なら必ず再建できます」と威張っているようなものである。フツーなら考えられないこと、それが現実に起きている。

◆あるいは対抗馬が一本化しておれば、また別の展開になったかもしれない、とくに共産党系の候補が自発的に下りて「自主投票」となれば、市民のムードは様変わりしたかもしれない。こんなこと書けば、間違いなく共産党を支持される方からお叱りを受けるだろうな(苦笑)。
“先に立候補表明したほうがなぜ降りねばならないんだ”
“民主党なんて、自民党と同じ穴のムジナじゃないか”
いや、おっしゃるとおりかもしれない。だけど、現実を見据えれば、対抗馬候補の票を分散しているようなもので、「共食い」が否めない。多少の不満はあったとしても、少しでもましなほう、一歩でも半歩でも望みがあるほうへ現実が動くことを期待したいのだ。
共産党がそんな決断をしておれば、あちこちから見直したという声が澎湃と沸きあがったことだろう。もう遅いだろうが、そんなことまでつい思ってしまうほどだ。
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by chaotzu | 2005-11-26 18:52 | 時事


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