マイ・ラスト・ソング

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2005年 11月 29日

筋者(すじもん)とペテン師がやってきた

◆良識の府たる国会議事堂に、これまでやくざまがいの人間が足を踏み入れたことがあっただろうか。もちろん、見学者と国会議員は別としてである(笑)。
本日開催された衆議院国土交通委員会、注目の強度偽装建物問題の参考人招致があった。
質疑の模様はニュース等で詳報されるだろうから脇におくとして、やっぱりキャラが際立つのはアノひと、ヒューザーの小嶋社長(52歳)である。6人の参考人の真ん中に座り込んだこのひと、顔つきといい目つきといい、失礼ながら暴力団員そっくりの雰囲気だ。

b0036803_2048979.jpg◆とにかく態度が悪いのひと言。議員に公表隠蔽疑惑について追及されると
国交省もいい加減にしてほしい! まったく
と、怒気をこめた返答をしたり、
イーホームズの社長が回答中にニヤニヤ笑って、突然後ろから
なに云ってんだよ、バカヤロー!
と罵声を浴びせたりしている。信じられない光景である。これまで、国会に呼ばれた参考人がこんな風に不規則発言を注意されるのは、ちょっと記憶にない(議員ならいっぱいあるが)。
まあ、切れやすいひとだなあの印象を受けた。猫撫で声と怒声を使い分けるのは暴力団員のやり口であるが、それにそっくりと言わざるを得ない。会社でもこんな調子でふるまっていたとすれば、ちょっとした恐怖経営ではなかったか。いずれ退職者等から内部告発されてボロボロになるかもしれないのに、それを意に介さない神経はちょっと信じ難いものがある。
この社長が宮城県古川市の高校を卒業して上京以来現在の「成功」に至るまで、いったいどんな仕事に就いてきたのか、なかには裏街道的な人生もあったのではないか、思わずそんなことまで想像してしまうほどだ。
しかし、こんな人間を中央省庁への「陳情」に案内して、のこのこ立ち会う伊藤公介なる代議士、いったい何考えていたんだろう。将来の有望資金源とみていたのか、脇が甘いというよりは欲ボケとしか思えない。

◆ワタシ的にはっきり目に映ったことは、このコワモテ社長がなんとしてでも、自分個人への刑事罰や民事上の損害請求を免れたいと画策しているそのさまである。何度も「罪はないが、売主としての瑕疵担保責任は認める」「そのための責任をとる」と云っているが、そんなものは法人を潰してしまえば、事実上免責同然になってしまうことである。いまはそのための環境整備を意図しているのだろうか。
つまり、あれこれ頑張ったものの、銀行にもそっぽを向かれました、公的資金の導入も無理でした、刀尽き矢折れました、だからもうカンベンしてください~ともっていきたいのじゃなかろうかということである。

◆事実上、法人としてのヒューザーは事業活動を停止している。木村建設は既に破産意志を表明し、イーホームズも先はみえている。ここまできたら、法人の資産はもとより事件に関与した個人の私財を仮差押等して、マンションの購入者にどれだけ配当できるか、それが先行きの焦点になるだろう。民事の弁護士はそのために知恵をしぼるべきだし、役所や金融機関もそれに協力すべきだ。そうでないと、この世に社会正義が全くないことになってしまう。
もっとも、本来であれば、自発的に私財による補てん意志を表明するのが、まっとうな経営者というものだろう。それほど、みんなたちが悪いし、自己の正当化は目に余るものがある。
木村建設コンビ(社長と元東京支店長)もなかなか面妖である。社長は「知らぬ存ぜぬ」の一点張り、そして元東京支店長なる篠塚某は「鉄筋減量を指示したかも知れないが、法令の範囲内で云ったこと」で言い逃れしようとしている。「○○せよと云ったかもしれないが、法令の範囲内で…」云々、なかなか便利な表現である、おまけにキックバックを「私の営業経費」と言い換える。世間ではそれをリベートというのである。

◆それにしても、事件が発覚しなければ、先の三社とも株式公開して、莫大な創業者利益等を得ていたことだろう。そうなると大がかりな証券詐欺になる。それだけは寸前で食い止めたことになる。
司直による事実解明を強く望む、なによりそれが再発防止策につながることだ。
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by chaotzu | 2005-11-29 21:10 | 時事


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