マイ・ラスト・ソング

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2005年 12月 01日

学習能力のない巨人フロント

◆サッポロビールのテレビCM、「飲み食いできるCM撮影っていいね」と語るメガネのおばさん(失礼)、一瞬ダレだろう? もしかして中島みゆきかなあと思っていたら、やっぱりそうだった。いや特段他意はありません。人間歳相応、年輪を重ねる良さもあるのですから。

b0036803_2243879.jpg◆さて、もういまさらのはなしかもしれない、プロ野球FA補強で、読売巨人が二枚取りするという。西武から豊田投手、中日からは野口投手と、どちらもベテラン投手だ。はっきりいって、これまでの反省がまるでないと言わざるを得ない(失笑)、いくらなんでも2人共獲得するとはやりすぎ、未だに選手をかき集めることが「補強」だと思い込んでいるようだ。要するに「強度偽装」球団である。いずれ自壊する羽目になるだろうことを、しょうこりもなく続けている。

◆プロ野球選手会の調査による2005年の支配下選手年俸総額データによれば、巨人は38億7千万円で断トツの1位、なにせ2位の中日28億8千万円に約10億円の大差をつけている。年俸リーグならばぶっちぎりの優勝である。それぐらいお金を使いまくって、今年はリーグ5位に沈んだ。ちなみに日本シリーズ優勝のロッテは19億3千万円であるから、その2倍もお金をかけてこの体たらくである。
つまるところ、お金をかけるだけでは強くならない。そんな自明の理が、読売記者上がりが占めるここのフロントには皆目理解できないようだ。新聞記者に経営を論じさせるなとは真によくいったものである。このチームにいちばん必要なのは、野球をよく知るゼネラル・マネジャーだろう。

◆選手をとりまくることでチームが強くなるとは限らない。高額年俸の大物選手が入団すれば、実績の乏しい選手の活躍の場が奪われることになるし、それは若手の成長を阻害することにもつながる。補強は単純な足し算ではない。場合によってはマイナスの掛け算で「補弱」になることもある→そのいい例が江藤+清原+ペタジーニである。
ヤクルトというチーム、巨人とは逆でこれまで主力選手がFAでだいぶ流出している。年俸総額20億6千万円は12球団でも低いほうだし、補強も地味なほうだ、それでいてここ数年のチーム成績は巨人より上位である。要するに経営の差なのだろう、ただ札束で選手をひっぱってくることが球団経営の要諦と思いこんでいる球団と必死で智恵をしぼる球団の差である。

◆おそらく相当焦っているのだろう。すぐに結果が欲しいのだ。視聴率もがた落ちだし、巨人戦中継を縮小するというテレビ局も出てきた。だけど、川上元監督も云うように、性急に結果を求めるべきではないのである。いま必要なのは自前で選手を育成するというあたり前の企業努力である。それが見えさえすれば、ファンは必ずついてくる。
もっとも、プロ野球さらには世の中全般を考えれば、自己チュー球団の自壊はいいことかもしれない。
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by chaotzu | 2005-12-01 22:54 | 野球


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