2005年 12月 15日

ナンバー・ディスプレイとIP電話

◆「おやじギャル」というコトバがある。肌合いの全く違うコトバの合成語なのに、なんとなく現実感があった。それにちなんで「お役所会社」というコトバを提起したい。いまのところ、その三傑は東証と日本銀行とNTT(日銀が会社かどうか異論あろうが、いちおう会社四季報掲載銘柄なのである)。
東証はただいま話題沸騰の会社であるので、本日はNTTのはなしとする。

◆NTTのナンバー・ディスプレイを利用している、これで間違い電話やセールス電話をなんとか排除できるようになった。なにせ、間違い電話やはた迷惑なセールス電話がやたら多かったのである。それでナンバー・ディスプレイを導入して着信音で受けるべき電話を区別できるようにした。これで、かかってくる電話の大半がろくでもない用件であること、それをはっきり思い知った次第。留守番電話のメッセージは99%カラッポ、なんだ、電話の大半は無視しても済むのか、そんなもんかと、いまさらながら思い知る(苦笑)。
さびしい気持ちなきにしもあらずであるが、とにかくそういう時代にいま生きている。

◆ところが、この前からそのナンバー・ディスプレイに表示されない電話が度々着信するようになった。いずれも知人のケータイからの架電である。おかしいなあ? 何かそういう表示を回避する仕掛けが出来たのだろうかと首をひねったものである。最近やっとその理由が分かった。
タネ明かしすると単純なことであった、NTT固定電話の番号ではなく、IP電話のほうの番号に着信していたのである。こちらがIP電話で相手方ケータイに発信して、その番号が電話帳登録されたらしい。なるほど、ナンバー・ディスブレイはNTT固定電話の有料サービスであって、IP電話には適用されない。思わぬ盲点であった。しかし、これではIP電話をあまり気軽に使えないことになってしまう。

◆いま現在、NTTの固定電話はもっぱら着信専用としての利用である、それだけで回線使用料として月額1700円加えて前述ナンバー・ディスプレイに月額400円をとられている。留守番電話の着信だけでも、毎月かなりの「不労収益」を与えてやっているのに、ちょっとぐらい還元してくれてもいいではないか、そう思いたいほどNTTのボロい商売である(泣)。
せめて、ナンバー・ディスプレイぐらいは、ケータイと同様の標準(無償)サービスにすべきだと思うのである。それもIP電話も含めてのサービスにすべきじゃないのか。そうすればいたずら・嫌がらせ電話やストーカー被害の減少にもなるはずだ。さらに、振り込め詐欺の被害もだいぶ減少すると思う。留守番電話にメッセージを吹きこむような詐欺師はいないだろう。

◆振り返ると、これまでNTTの「詐欺的商法」にどれだけ泣かされてきたことか。もともと競争相手のない殿様商売であったところに、民営化で妙な営利主義がはびこったため、商売のやりかたがぐじゃぐじゃになってしまった。あのISDNにはひっかかる直前までいった、ADSLの普及をどれだけ遅らせてくれたか。そして、わけの分からないプッシュホン、解約するだけで「局内工事費」として2000円とられた(再泣)。タイムプラスにも騙された、特定の市内電話が安くなるという売り文句、ところがインターネット・プロバイダのアクセスポイントでは例外があったりする。きわめつけは電話加入権の猫ババである。まだ半減の段階であるが、なにしろ「ずっと一家の財産になりまっせ」と云われて押し売りされたのである。それを買わないと電話を通してくれなかった。それを今になってチャラにすると云う。金額規模では史上最大級の詐欺といってもいい。上場会社のなかでこれほどたちの悪い会社はないといってもいいぐらいだ(苦笑)。腹がたつので、ケータイも別の会社にしたぐらいである。
来年、ケータイ電話番号のポータビリティ制度が始まれば、ドコモの加入者がだいぶ減るのではないか。グループであこぎな商売をしてきたことのつけである。
で、この際、なにか罪ほろぼしのまっとうなサービスを考えるべきだと思うのである。さて、どうでしょうか。
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by chaotzu | 2005-12-15 23:14 | 身辺雑記


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