マイ・ラスト・ソング

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2005年 12月 23日

「巣鴨化」社会へGO!

◆ウチの近くに店員がおばあさんだけというお好み焼き屋があって、それがけっこう繁盛している。もう色気こそさっぱりないものの(笑)、客あしらいがいいのだろう。そして、みなさん、実にテキパキと働いていらっしゃるので、みていて気持ちがいい。求人年齢の上限というとふつう50代前半までが多いが、その逆張り発想ともいえる高齢者限定の求人が効果をあげているようだ。もっとも、当のおばあさん店員に訊けば「なにも好きで働いてへんで」と云われるかもしれない。
それでも、近い将来、このようなお年寄り従業員の店が増えるのではないか。いわば日本全国の「巣鴨化」である。そうでもしないと、高齢化&人口減少社会はしのげない。

◆いつかはやって来るだろうといわれていた人口減少社会、実はもうきていた。ただし、いまさら驚くようなはなしではない。少子化の次に人口減少となるのは当然のなりゆきである。日本を大国に思っていたいひとには不愉快なニュースかもしれないが、けっしてカネやタイコを打ち鳴らして騒ぐ必要まではない。ちょっと個性がある中どころの国でいいと思えばよいではないか。
先進国では、イギリスが5800万人(24万平方キロ)、フランスも5800万人(55万平方キロ)、ドイツが8200万人(35万平方キロ)の規模である。いっぽう日本は12600万人(37万平方キロ)、もともと過剰なのであって、前にも書いたが、そもそも食料自給率が5割を切っている国である。

◆人口減少の流れは、ある程度のところまでなかなか止まらないだろう。少子化対策と称して政府が予算をつけたとしても、簡単に歯止めがかかるようなものではない。公明党のおねだりで来年度から児童手当の支給範囲を拡充するという、同党(=創価学会)お得意のバラマキ作戦であるが、以前の商品券と同様、目ぼしい効果は期待できないだろう。少子化の背景にはいろんな要因がからみあっている。ただ、お金をばら撒いたからといって、直ちに生めよ増やせよになるわけではない。これからも、政治家や役人が「少子化対策」のお題目で、予算の分捕り作戦にかかってくるだろうが、眉につばつけておいたほうがいい。新たな「少子化利権」「少子化天下り」をつくるだけである。

◆問題はこれから約30~40年間、逆ピラミッドの人口構成時代をどうしのぐかである。そちらのほうがよほど切実だ。それを乗り切りさえすれば落ち着いてくる。はっきり云って、これまでの社会保障制度ではもうしのげない。それは目にみえている。政治家は明確にそのためのビジョンを提示すべきであるのにダレも云わない、自分の年金は口出しするのにである。
実もふたもない云いようになるが、よっぽどのお金持ちは別として、お年寄りには死ぬまで働いてもらわねばならないだろう。正確に云うと「体が動くかぎり」になるが、もう年金と貯蓄だけで老後の落ち着いた生活を望むのは無理というものである。そら殺生やといわれるかもしれない、たしかにそうだ、ずっと昔は55歳でリタイアできた。江戸時代の武士なんかは50歳前で隠居できた、それが「死ぬまで働け」なんて理不尽かもしれない。だから、フルタイムではないお年寄り相応の社会参加のあり方を発想しなければならない。社会全体で真剣にワーク・シェアリングに取り組んでいく必要がある。

◆手っ取り早いのは、定年の延長であるが、これが案外と難しい。これまでの部下や後輩の風下になるのはイヤだという心理が抵抗する。だから、逆に55歳定年制ぐらいにして、いっせいにリセットしてしまうほうがよいかもしれない。ものは考えようで人生は2回あったほうがいいではないか。その代わり、法律で高齢者の雇用を義務づけるのである。法人税の減免や補助金等で誘導してもよい。うまくいけば、公務員の天下り問題も解消できるだろう。
もうひとつ、自動販売機などもそんなに要らない。だいたいお酒やタバコの自販機が存在すること自体が異常なのである。だから自販機やATMにも税金をかけていく。人頭税ならぬロボット頭税である。あわせて有人窓口にできるものはどんどん戻していくのだ。
こういうことは、従来の固定観念がかえってジャマする場合もある。とくにサラリーマン社会のカミシモが解けないおじさんにはムズカシイかもしれない。その場合はオトコが家庭の主夫になって、元気な奥さんが代わりに社会参加する方法もある(笑)。ヤワラカ頭の発想で、衆智を結集していけば、高齢化&人口減少社会も、なあになんとかなるでしょう。いまや、60代のロック・ミュージシャンが不思議でもなんでもない時代なんだから。
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by chaotzu | 2005-12-23 23:31 | 時事


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