マイ・ラスト・ソング

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2006年 01月 16日

プア・カンパニー

◆上場以来黒字決算を続け、なおかつ当期は150億円を超える利益(連結)を挙げながら、無配を頑なに継続する会社、株主には株価で儲けてくれのトンデモ主張。それでいて社長個人は月収1000万円と巨額の報酬を得ている。そして、与党の応援を得て、縁もゆかりもないところから国政選挙に突然出馬したりする。まあいつも話題の自転車操業みたいなことをやっている。
こんな会社ってありかあと思っていたら、今度は検察庁に強制捜査に入られた。証券取引法違反(風説の流布)の疑いがあるという。

◆常識的かつ冷静にみつめれば、おそらくこれまでの日本の経済史ではあまりなかったであろう錬金術を駆使する「上場」会社である。かつて日本熱学というインチキ会社があったけど、それ以上に得体が知れない。ニッポン放送株式を巡るフジテレビとの攻防戦の際は応援する気持ちもあったけど、その後の有り様をみると、ITイメージで仮装した正体不明会社の臭いがどうにも拭えない。素直に云うと、とてもまっとうな商売をする会社にはみえないのだ。

◆構造改革特区を利用して日本にもカジノをもってこようという意見がある。だけど、それに近いものはとっくにあるのではないか、東証のマザーズに大証のヘラクレスである。これで、正体不明、得体のしれぬ会社が大衆から資金を容易に集められるようになった。コンプライアンスもガバナンスもないプア・カンパニーの濫造である。いってみれば白昼堂々の鉄火場開帳みたいなもんであるが、日本経済の土台にシロアリが巣食う心配はどうにも否めない。
そして胴元(取引所)も今や株式会社になって、自身が上場したいと言い出している。恥も外聞もないとはまさにこのことだ。
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by chaotzu | 2006-01-16 22:01 | 時事


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