2006年 01月 19日

だから天下りがなくならない

◆「構造改革」を看板に掲げるコイズミ内閣、いちばんの「構造改革」は役人の天下り禁止(在籍省庁と関わりのある業界への再就職禁止)だと思うが、なかなか手をつけようとしない、あるいは手がつけられない。それは何故か?
ひらたく云うと、官僚に弱みを握られているからだろう。卑近なコトバでいえば、キン○マを握られている。だから、いつまでたっても天下りを粛清できない。

◆例えば渦中の耐震偽装問題、伊藤公介代議士がどうとか安部官房長官がこうとか、いろいろ囁かれるが、国土交通省の関係役人は一切口をつぐんでいる。官僚が腹を括って前向きに情報公開すれば、国会で喚問ショーをやるまでもなく、政治家(とくに与党)を取り巻くモヤモヤ感は一掃されるであろうが、けっしてそういうことはしない。黙っているほうが自分の保身や将来にとっても利益になるからだ。そこに国民の利益という発想はあまりみられない。

◆ただし、官邸等権力筋からのお墨付きがあればまた別である。かつての鈴木ムネオ追放劇のときに、どれだけ外務省の「マル秘メモ」が流出したことか。日本共産党の議員のところまで匿名による情報が届いたそうだからモノスゴイ。要するに政治家を潰してしまえる材料はいつでも溜め込んでいる。その蓄積が官僚の強みなのだろう。とりわけ外務省なんかは政治家が外遊したときのアテンドで「夜の醜態」なり「失言」をかなり把握している。だから、どれだけ無能省庁ぶりをさらけ出しても、外交官の高待遇は安泰である。

◆本来、政治家と官僚との間には節度ある緊張感の存在が理想なのであろうが、日本ではほとんど自民党の長期支配体制が続いている。だから、政官が癒着してしまう。コイズミ内閣がいくら公務員改革を唱えようが、霞ヶ関の特権官僚は何の痛痒も感じないだろう。自分たちに降りかかってくることではないことを熟知しているだろうから。
[PR]

by chaotzu | 2006-01-19 22:12 | 時事


<< 【DVD】「池袋ウエストゲート...      大震災11年 >>