マイ・ラスト・ソング

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2006年 01月 25日

「改革親子」

◆“我が息子です”
それにしてもよく似ているのである。
タケベさんとホリエモンじゃない。コイズミさんとホリエモンである。
まず、どちらもバツ一だ、そして別れた妻子とも疎遠である。
権力亡者と拝金主義、欲望の対象こそ違えど、そのためには手段を選ばぬことも似ている。片や参議院の否決で衆議院を解散したし、もうひとりは非常識な株式の分割である。どちらも、ルールブックのグレーゾーンであるならば、先にやったもん勝ちだと思っている。

◆そして、ご両人とも無類のパフォーマンス好きである。いや、世間の耳目を引く行動をずっと取り続けるしかないのだろうか。コイズミさんは、ご存知コイズミ劇場である。選挙の前になると必ずなにか目立つことをしたがる。ホリエモンとなればプロ野球参入だ、ニッポン放送買収だ、政界立候補だ、宇宙旅行だ、たこやきだ、と会社の仕事どころじゃない、始終世間に顔をさらし続けている。

◆やっていることも大した中味がない。コイズミさんが自ら宰相の権力を駆使して果たした実績たるや、いったい何があるか、中途半端な道路公団の民営化、これも先行き不透明な郵貯の民営化、外交はあちこちかき回しただけで国連常任理事国入りは頓挫し、北朝鮮拉致問題の解決は停滞、北方領土はなんら進展なし、米国牛肉の輸入再開はお粗末なてん末である。要するになんらまともな実績はない。いっぽうで借金だけはさかんに増やしたし、アメリカ型の格差社会がどんどん進行している。「改革」がやっと緒に就いたところだという意見もあるかもしれない、しかし、首相に就任してもうまる5年近いのである。
いっぽうホリエモンも似たようなものだ、あれこれアドバルーンは打ち上げるがなにひとつものにならない。プロ野球の買収は拒絶され、放送とインターネットの融合は金勘定で決着した。たいていが虚業である。いや、まだホリエモンのほうにこそ実があるかもしれない。少なくとも「弥生会計」なんかは中味があるのだから。

◆要するに中味の乏しさをパフォーマンスの自転車操業でずっと粉飾してきた。そして「改革」を連呼して、なんかやってくれそうだとの幻想を煽ってきた。実のところ、「改革」の正体とは叫んでいる当人にとって都合のいい「改革」なんであるが、雰囲気でなんとなく人のいい聴衆を勘違いさせてきたのである。こんな2人がやがてくっつくのは必然であって、やがてホリエモンは総選挙広島6区の立候補を自民党本部で記者会見発表、コイズミさんもさかんにエールを送った。とうとう「改革」詐欺ブラザースの誕生である。それを今になって、
“メディアが持ち上げすぎた”
なんて笑止なことを云っているのである。

◆似ているところも多いが、決定的に異なるところもある。それはコイズミさんが家業としての政治家業を世襲したことに比べて、ホリエモンは無一文のゼロからスタートしたことだ。それが運命の分かれ道になった、そんな気もする。詐欺師も血統次第なんだろうか。
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by chaotzu | 2006-01-25 22:54 | 時事


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