マイ・ラスト・ソング

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2006年 01月 26日

ボキャ貧総理

◆「心の問題」
「たったひとつの問題」
「別の問題」
まあ、普通人がこの三つのフレーズをテキトーに使い回しておけば、とりあえずの言分けにはなるだろう。だけど、せいぜいが子供の口喧嘩レベルである。潔さというものが全然みられず、「おまえのカーチャン、出ベソ」と同類項の言い逃れ、論点そらしととられかねない。だから、大の大人がしょっちゅう使えば、そのうちダレからも相手にされなくなってしまうだろう。
いわんや、一国の最高権力の座についた人間であれば尚更のことである。おまけに、コイズミさんの場合は逆切れすると、
“そんなこと私に聞かれても分かるわけないじゃないですか”
“さっぱり理解できませんねえ”
まで云ってのけるのである。
理解できないのはこっちのほうである。

◆一般人が濫用すればどうか(使用例見本)。
“ボクのワイシャツに口紅がついてるからといって、それと浮気とは別の問題じゃないか”
“ボ、ボクが女性の下着を集めてるから付き合えないなんて、そ、そんなたったひとつの問題で仲良くできないってことないでしょう。なに、女装趣味もあるって。そ、そんなこと云うならつきまとってやるぞ”
“え~ワタクシが談合土建の銭亀社長と日頃親しくしているのは事実でありますが、え~そのことと入札で便宜を図ったという疑いは、まったくの別問題なんであります”
“あのねえ、僕が前の家内とまだ離婚手続きが済んでないからといって、結婚できないなんて、そんなのたったひとつの問題じゃないか。とても理解できないなあ”
“ええ、たしかに私の論文のうち20ヶ所ほどは出来杉君のところから引用してますよ。ちょっと了解もらうのが遅れているだけですよ。それを盗作と云われてもねえ、それは別問題とみてほしいもんですな”

◆いやしくも、一国の最高地位に就いた人物である。その人が語るコトバ、とくに国会における発言となれば、国民に向かって語りかけているのだから、誠実な説明責任の履行若しくは政治家としての含蓄なり哲学の一片を期待したいのである。それがあまりにも薄っぺらいペラペラの言い逃れを濫用してばかりである。単なる負けず嫌いや自分のことをタナに上げた開き直りを恬として恥じない。政治闘争だけは長けているが政治思想がお粗末な正体をすっかり露呈しているようだ。
国民のほうがそれこそ居たたまれない。
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by chaotzu | 2006-01-26 22:06 | 時事


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