2006年 01月 31日

コミュニケーションの先祖帰り

◆仕事で電子メールを使うことがだんだんと窮屈になってきた。いまや、たいして中味もない形式的な連絡が大半になっている。一応お伝えしておきますよというだけの意味合いである。
LANが入ったとき、さあこれからは仕事の進め方も変えてもらいますよ、意識改革が必要ですよと尻を叩かれまくって、おじさん連中はあわてふためいたものである。黒船襲来といっていい。
大いにメールを活用して「ほうれんそう」に努めましょう、ムダな会議も減らしましょう、そして紙の資料も追放しましょう、とさかんに啓発されまくった。なるほど、これがIT革命というものかと目を瞠ったものだが、いったいあれはなんだったのか(苦笑)。

◆ひとつめは個人情報の紛失等事件が相次いでニュースになったこと、これでデジタル情報をやたらばら撒くのも考えものだなとなった。おまけにファイル交換ソフトなるなんだか面妖なスパイソフトを知らずに装着している人もいるらしい。それでますますおっかなくなった。そしてダメ押ししたのがライブドアの事件である。いや、別に法律違反になることを企んでいるわけじゃないのだが、これで記録が残るメールはやっぱりうっとうしいなという気分がすっかり定着した。アトになって判断ミスだと責め立てられてはたまらないし、うっかり冗談もいえないというわけだ。加えて消去したはずのメールも復元できるらしいとなれば、ますます敬遠したくなる(苦笑)。

◆そして、やっぱり大事な相談は直に顔つき合わせてやるべきだとあいなる。伝統的な口頭コミュニケーションの「よさ」が見直される。やれやれ、またつまらん会議が復活するのか。喫煙コーナーは依然賑わっているし、このままいけば、昔とどこも変わらなくなってしまう。この振幅の極端さはどう云ったらいいんだろうか。日本人らしいと云われればそうかもしれない。
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by chaotzu | 2006-01-31 22:09 | 身辺雑記


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