マイ・ラスト・ソング

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2006年 02月 04日

恥を知らぬ人々

◆電車の優先座席、とくに体が不自由ともみえない人がでんと座っている。もちろん老人ではないし妊婦さんでもない。前にお年寄りが立っていようが平気である。寝ているふりをするどころか、ケータイを取り出して、メールを始めたりする。優先座席付近はケータイの電源OFFのアナウンスが流れているが、まさか聞こえていないということはあるまい。じっと観察していてやると、なかには睨みかえして来るひともいる。“なんかワルイんかよう”と云わんばかりである。
公衆の場で傍若無人のひとは昔もいることはいた。だけど、一見ふつうの外観のひとが、平然とルールを無視する、それがありきたりの日常になってしまった。恥を知らぬ人々の大量出現である。
もしかして「体が不自由」という範疇には、精神が不自由ということも含まれているのだろうか(苦笑)。

◆もっとも、いまのニッポン、上から下まで恥を知らぬ人々が蔓延している。
・条例違反状態を承知でビジネスホテルをオープンする新興成金
・それを罰則がないから仕方ないですよといわんばかりの役人(少なくとも公益のために全てのやりとりを公開すべきではなかったか)
・インチキ建築物によるポロ儲けが露見したら、アベコベに役所を訴える建築主(この目茶苦茶訴訟に手を貸したのは、公明党の大臣なんであるが、そのことはほおかむりしているときた)
・天下りOBの給料総額で、受注配分表を作成していたという防衛施設庁の「官製談合」(ふつうの談合よりもっと悪質であって、組織ぐるみの税金詐取犯罪というしかない)

◆そして、節義節操がなく、ノーブレス・オブリージェの意識がみじんもみられない政治家の存在がとどめをさす。
・天皇陛下を公然と政治利用しようとするかつての大日本帝国炭鉱王の末裔
・米国産牛肉輸入再開条件の閣議決定に違反しても、居座るアル中大臣
・議員年金「廃止」といいつつ温存、おまけに退職金までもくろむ銀蝿議員
なにせ、親分が「人生いろいろ会社もいろいろ」で開き直った人間である。おまけに近頃はなんでも人のせいにしょうとする。メディアが悪い、中韓が悪い、アメリカが悪い、野党も悪い、(自分に対する)文句はとうてい理解できない……
なんだか、冒頭の優先座席に居座って、
“いちゃもんつけやがって、うぜいんだよ”
と開き直る人々の心性とたいして変わらないのだ。実際は中味がなくてただ突っ張っているだけであっても、いちおうは国民のお手本たる立場である。なかには強気な言動だけで
“カッコいいじゃん、毅然としているじゃん“
と拍手喝采のひともいるかもしれない。だとしたら、国民の一部に投影されるのもやんぬるかなである。
「上の好む所下これよりも甚だし」
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by chaotzu | 2006-02-04 23:55 | 時事


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