2004年 10月 20日

暗証番号で4989

◆銀行でATMを利用するたびに暗証番号の変更を画面上で示唆される。銀行の責任逃れのための警告であることはみえみえなんだが、毎度しつように迫られると、なんか預金者が脅かされているみたいだ。たしかにスキミングとか新手の犯罪が報じられるご時世であり、悪いやつはATM操作の背後で覗き見するのは序の口で、遠隔操作の小型カメラをこっそり取り付けるなど、あの手この手で暗証番号の入手に熱心だそうだ。ま、その情熱をなぜ正業に活かせないのかとの疑問はおいといて、人様に云うのも恥ずかしい零細預金ではあるが自衛策として銀行様の云うとおりにしとこうかと思うものの、そこで確実に記憶しておける4桁数字の在庫があまりないことに直面する。身近な番号である家族の誕生日、電話番号、車のナンバーなどは類推されるからダメということで、個人情報とは無縁の4桁数字を3~4種類ぐらいもっていて、それを使い回していけばいいのだろうが、正直云ってまったく脈絡のない番号を何通りも覚えておける自信がない。以前3回連続入力間違いをやらかしてカードが機械に吸い込まれたという情けない経験もしているので、これは実証済みである(泣)。手帳に書きとめておくのは論外だし、パスワード方式になれば、今より事態がもっと悪化しそうだ。これじゃ高齢化社会が進む将来は切実どころか深刻な問題じゃないか、そんなこんなで結局4桁の数字だけで個人を識別するのは出来の悪いシステムだ、預金者に面倒をおしつけるななど考えがループしてどうにもならない。もっともクレジットカードなんかさらにいい加減である。即日発行ありで顔写真もなし、署名だけの識別であるのに誰もそんなの見ちゃいない。
b0036803_20281010.jpg◆そんな思いでいたときに、東京三菱銀行が「手のひら静脈」認証カードの取扱いを開始したということで、問い合わせしてみた。現在はクレジット(VISA)兼用カードの1種類だけを予約中とのこと。ただし年会費が1万5百円で、キャッシュカード偽造盗難補償最高1億円、海外旅行傷害保険自動付帯最高5千万円、さらに空港ラウンジサービス付きということだから、こりゃ金持ち様囲い込みのサービスだった。貧乏人が訊くんじゃなかったと反省しきり。本命である庶民向けのカード(キャッシュカード偽造盗難補償は最高1百万円)は来春発売予定だそうで、将来的には他の金融機関も追随するだろう。これでも100%安全とは断言できないが、4桁の数字だけの識別よりははるかにまし。切断した手でだますというなんかミステリじみた殺伐手法も思いつくが、血流検知しているそうでその懸念はないそうだ。なお、暗証番号も併用だそうで、念のため。
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by chaotzu | 2004-10-20 20:41 | 時事


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