マイ・ラスト・ソング

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カテゴリ:野球( 34 )


2006年 03月 22日

WBC

◆うつらうつらしているうちに日本の優勝で大騒ぎになっている。まったく短期決戦はスリル満点で分からないものだ。
うれしいのは、指導者としてもうひとつ(ワタシからみれば)不遇イメージがあった王監督がようやく報われたことである。福岡に行ってからの苦労は並大抵ではなかった。この優勝は間違いなく王監督の人格力のもとにイチロー以下代表選手が結束して勝ち取った栄冠だと思う。失礼だが出たがりのナガシマさんではこうはいかない。
もうひとつ、読売新聞が号外出したりで大はしゃぎしているが、巨人からの代表選手は僅か1名のみ、ロッテなんかは8人も選手を派遣している。ヨミウリは大きな顔をするなといいたい。
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by chaotzu | 2006-03-22 18:31 | 野球
2006年 03月 03日

悩みぬいた末の決断らしい

◆ラジオで聞いたはなしであり、さらにネタ元が「大スポ」ということなんだけど……。
シアトル・マリナーズに入団した城島健司捕手、打席毎のテーマソングになんと、「笑点」のテーマをチョイスしたそうな。
♪チャンチャカ、スチャラカ、チャンチャンチャン…
ほんまかいなあ(笑)。向うのピッチャーずっこけへんかなあ。しかし、こういうニュースは大好きなんである。

◆【DVD】「脱走山脈」 1968年イギリス映画
ナチスに囚われた英米人捕虜の脱出ものであるが、オモシロい! 象を連れてアルプス越えするという、かのハンニバルを彷彿させるアイデア、おまけに足手まといにみえたその象が大活躍する。久々の掘り出し物でありました。
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by chaotzu | 2006-03-03 21:32 | 野球
2005年 12月 28日

読売と完全訣別した松井選手

◆前から噂されていたとおり、ヤンキース松井選手がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の出場を辞退した。王監督のもとへ長文の手紙を届けたらしい。はじめから歯切れが悪かったし、本人もかなり苦汁の決断であろうから、まあ仕方ないのかなと思う。
このWBC、傍からみてもサッカー・ワールドカップの猿真似であるが、何分開催時期が悪すぎる。第一次予選が実施される3月3~6日といえば、まだオープン戦がはじまったばかりの時期だし、日本では寒さも残っている。この時期にやるのならば、もっと暖かい地域で開催するべきだと思う。

◆おまけに、アジア地区予選の開催球場は東京ドームである。まだ3月初めに人工芝球場、云いかえればコンクリートの上で世界選手権の予選をやろうというわけだ。もう発想が安易すぎて、ベースボールの世界的普及というよりは、新たな商売利権を狙っているんじゃないかと思ってしまう。案の定というか、東京での一次予選を運営委託された読売グループはやけに熱心なのである。お金や利権がからめば、シドニー五輪時の冷淡さとは様変わりする、またそれを恬と恥じようともしない。
そういう意味でも松井選手の不参加はいいクスリではないか。なにより、元巨人の選手であったから、読売の行事には当然協力してくれるはずだといった勘違いぶりがイタい。そして、松井選手に嫌われていることを分からないナベツネ以下読売首脳のノーテンキぶり、この連中にはつける薬がないんじゃないかと思ってしまうほどだ。

◆WBCをほんとうにサッカーのワールド・カップなみに盛り上げたい、そしてもっとベースボールを普及させたい、と真剣に思うならば、開催時期から考えるべきだろう。公式戦を1か月ぐらい中断してやるのも厭わずといった覚悟が要るのではないか。それが無理であるならば、二軍選手+アマチュア混成軍(アメリカならば3Aクラス)でもいい。そして、運営委託は球団保有者である読売なんかには絶対任せないこと、とにかく、最初は商売気を薄めてでもやってみることがかんじんだと思う。
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by chaotzu | 2005-12-28 22:24 | 野球
2005年 12月 01日

学習能力のない巨人フロント

◆サッポロビールのテレビCM、「飲み食いできるCM撮影っていいね」と語るメガネのおばさん(失礼)、一瞬ダレだろう? もしかして中島みゆきかなあと思っていたら、やっぱりそうだった。いや特段他意はありません。人間歳相応、年輪を重ねる良さもあるのですから。

b0036803_2243879.jpg◆さて、もういまさらのはなしかもしれない、プロ野球FA補強で、読売巨人が二枚取りするという。西武から豊田投手、中日からは野口投手と、どちらもベテラン投手だ。はっきりいって、これまでの反省がまるでないと言わざるを得ない(失笑)、いくらなんでも2人共獲得するとはやりすぎ、未だに選手をかき集めることが「補強」だと思い込んでいるようだ。要するに「強度偽装」球団である。いずれ自壊する羽目になるだろうことを、しょうこりもなく続けている。

◆プロ野球選手会の調査による2005年の支配下選手年俸総額データによれば、巨人は38億7千万円で断トツの1位、なにせ2位の中日28億8千万円に約10億円の大差をつけている。年俸リーグならばぶっちぎりの優勝である。それぐらいお金を使いまくって、今年はリーグ5位に沈んだ。ちなみに日本シリーズ優勝のロッテは19億3千万円であるから、その2倍もお金をかけてこの体たらくである。
つまるところ、お金をかけるだけでは強くならない。そんな自明の理が、読売記者上がりが占めるここのフロントには皆目理解できないようだ。新聞記者に経営を論じさせるなとは真によくいったものである。このチームにいちばん必要なのは、野球をよく知るゼネラル・マネジャーだろう。

◆選手をとりまくることでチームが強くなるとは限らない。高額年俸の大物選手が入団すれば、実績の乏しい選手の活躍の場が奪われることになるし、それは若手の成長を阻害することにもつながる。補強は単純な足し算ではない。場合によってはマイナスの掛け算で「補弱」になることもある→そのいい例が江藤+清原+ペタジーニである。
ヤクルトというチーム、巨人とは逆でこれまで主力選手がFAでだいぶ流出している。年俸総額20億6千万円は12球団でも低いほうだし、補強も地味なほうだ、それでいてここ数年のチーム成績は巨人より上位である。要するに経営の差なのだろう、ただ札束で選手をひっぱってくることが球団経営の要諦と思いこんでいる球団と必死で智恵をしぼる球団の差である。

◆おそらく相当焦っているのだろう。すぐに結果が欲しいのだ。視聴率もがた落ちだし、巨人戦中継を縮小するというテレビ局も出てきた。だけど、川上元監督も云うように、性急に結果を求めるべきではないのである。いま必要なのは自前で選手を育成するというあたり前の企業努力である。それが見えさえすれば、ファンは必ずついてくる。
もっとも、プロ野球さらには世の中全般を考えれば、自己チュー球団の自壊はいいことかもしれない。
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by chaotzu | 2005-12-01 22:54 | 野球
2005年 11月 06日

高校生ドラフトの明暗

◆今年の第1回高校生ドラフトで巨人から指名された愛媛・済美高校の福井投手が、入団を辞退するらしい。マスコミ報道では、4巡目という「低評価」に自信がなくなったとか、あるいは巨人側の誠意のない対応に不満があったとか伝えられている。
実際のところ、翻意の理由はいろいろあるのだろう。ドラフト指名された当日は嬉しかったとしても、その後いろんな情報が入ってくるし、周りの大人も何かと口出しする。

◆・巨人が今年のFA市場で投手あさりをしている。
 ・ドラフト会議後に、巨人が同じ四国の高校出身の投手を2人自由契約(解雇)にした。
  うちひとりはまだ入団して二年目である。
 ・甲子園に出場もしていない投手が上位順位で指名されていた。

b0036803_22213532.jpg推測するに巨人に低順位(=低評価)で入団したとしても、競争環境が厳しすぎて目をかけられないまま、クビになりそうな不安が高まったこと、それに甲子園優勝投手のプライドも幾分あわさったということかもしれない。
マスコミは巨人人気の凋落とからめたいようであるが、それはあまり関係ないと思う。過去にあった入団拒否事例でも、巨人スカウトの根回しなしのいきなり指名や二軍に塩漬け不安が理由である。


◆現実問題として心配を抱えたまま入団してもろくなことはない。実際にそういう心境に至ったとするならば、入団を辞退したほうがよいと思う。
(実はもうひとつ選択肢があって、それは、入団してから判断するということである。あかんなと思ったら早めに見切りをつけて大学に行き直すという方策である。これは「契約金ドロボー」の謗りをうけるリスクもあるが、割り切ってしまえばベスト・チョイスである)。
球団側もスカウト対象の選手にそこまで思いつめられたら、無理に引き止める考えもなかっただろう。高校生でドラフト4巡目というのはその程度である。どうしても入団してほしかったら、条件提示を上乗せしているはずである。
これは巨人だけでなくどの球団でも同じことと思う。

◆しかし、高校生は昨年からプロ野球志望届をドラフト会議前に高野連に提出することになっている。福井投手も今年の9月何日かの期限までに志望届を提出しているはずだ。もちろん、プロ野球との入団交渉を志望するだけだから、入団する義務まではない。それにしても、たいていの大学の推薦入学も間にあわないだろうし、社会人チームといっても限定されることになる。思い違いの代償とはいえ、痛いことだ。
とはいえ、高校生の将来は長い、まだまだやり直しはきく。その場合、今後の野球人生では、甲子園優勝投手のプライドなるものは捨ててかかったほうがよいと思う。野球で生きていくならば、そんなものは多分なんの役にも立たないだろうから。

◆実際のところ、高校生段階の能力評価は不確定要素が多すぎる、ドラフト会議といっても半分バクチみたいなものではなかろうか。余程傑出した能力があれば別だろうが、そんな選手は毎年ごく少数派である。
今年のセリーグMVPの金本選手(阪神)、また新人王の青木選手(ヤクルト)、甲子園どころか高校野球でも無名だったのではないか。ベストナインのほうも、晩成型の選手のほうが多い。それぐらい才能が顕現化するのは個人差がある。
高校生だけのドラフトというのも、案外罪作りかもしれない。
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by chaotzu | 2005-11-06 22:25 | 野球
2005年 10月 26日

究極奥義 「全部なかったことにする」

◆これまでの人生、誰しもふり返りたくない経験はしているはず、思い出すのも不愉快というやつである。
高校時代、憧れの君に突撃するも「仲の良いお友達でいましょうね」と体よくふられた、キャッチ・バーでぼったくられた、競馬でついアツくなって、帰りの電車賃まで突っ込んでしまったとか……、まあいろいろある、いやいっぱいありますか(泣)。とくに若いときはなにかと傷つくことが多い。そこはよくしたもので、年齢を重ねるにつれて、忘却能力というか防御反応が発達するようになる。
この厚顔能力もとい「人生の知恵」を究極まで進化させると、バラ色の人生はもう目前になる。コイズミさんだって、憲法第19条思想信条の自由を「心の問題」として訴えているぐらいだ、いやホンマか(汗)。

◆明日、日本の一部地域では野球というスポーツはなかったことになる。来年の春までは「野球のない国」だ。
そうそう、野球なんてもとからなかったんだ。野球ってなんだ?そんなの見たことも聞いたこともないぞ。ダレも野球のヤの字も云おうとしない。そして朝から黙々と仕事に精励するにちがいない。
腹の中は煮えくり返っているだろうに、人間とはつくづくけなげなものである(苦笑)。

◆そりゃそうと、
ロッテファンのみなさま、31年ぶりの日本一おめでとうございます。
バレンタイン監督はまさしく指導者のプロだなと感じ入る。選手の休ませ方ひとつとっても、これまでの日本野球の常識を覆した。日本人監督ならば「それぐらいの怪我で弱音を吐くな」が通例だろう。いや、おそれいりました。
それはともかくとして、……(以下略)。
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by chaotzu | 2005-10-26 23:44 | 野球
2005年 10月 25日

悩ましい高校球児の野球留学

◆本日、関西圏のサラリーマンはたいてい早々に帰宅したことと思うが、嗚呼それなのに……の結果になってしまった。これまで3試合の得点合計は30-2である。これじゃ池乃めだかネタもあまりに空しくて使えない。サッカーじゃなくてよかったよと思わねばならない。
阪神にとっては試合間隔が空いたことがつらい、かつて西武が巨人に4連勝したことがあるが、あのときの巨人もリーグ優勝してから1ヵ月経っていた。それにしてもロッテ強すぎ。
明日の出勤は辛いというか、不気味なほど静まりかえった職場がもう目に浮かぶほど(苦笑)。
で、別の甲子園ネタに変える。

b0036803_2242699.jpg◆高知県出身の知人が以前、高地県内の某甲子園常連校について、
“あんなガッコー、ダレも地元代表なんて思ってないよ”
と吐き捨てるように云ったことがある。
いまは事情が変わっているかもしれないが、その当時の当該高校の甲子園出場メンバーの大半は県外出身者ばっかり(とりわけ大阪)だった。
何もそこまでイヤがられて甲子園にこだわるのもどうなんかなあと思ったものだ。

◆昨夜のNHKクローズアップ現代は高校球児の県外留学特集。
高野連の実態調査によると、今夏の選手権大会では全国高校球児の3%。約2700人ほどが県外入学者、甲子園の出場登録メンバーになるとそれが21%に跳ね上がるらしい。ということは、夏の大会出場の高校球児のうち5人に1人は野球留学生ということになる(自宅からの隣県通学など留学にあたらないと思われるが、どこまで精査したか不明。あくまでおおざっぱなデータである)。
番組では野球留学生が顕著な高校を2校紹介した。名前を挙げて申しわけないが、青森山田高校と江の川高校(島根)である。優勝した駒大付属苫小牧高校にも兵庫県の中学から入学した選手がいるそうだ。こういった野球留学選手の出身地は大阪府が圧倒的に多いらしい。それにしても、あんまり留学組が多いと、野球技能が奥手の地元の子供が、少年野球でもまれた関西の子供に押しのけられているようであり、なんだか不びんにみえてしまう。

◆選手を送り出す側として、大阪羽曳野の少年野球クラブが紹介される。驚いたことに、エースの少年とかレギュラー選手では親元を離れてでも甲子園に出たいという子がはるかに多い。
羽曳野の少年球児は別として、現実に高校球児のスカウトが存在しているらしい。素質のある子となれば入学金、授業料そして寮費までのトリプル免除になる。三段階のランク付けがあるそうな(苦笑)。そして中学3年の夏頃には留学話が決まってしまうらしい。
ちょっとここまでくるとやりすぎのようにみえるが、受け入れる高校側にすれば、少子化時代到来、生き残りのための知名度アップに必死の思いがある。
いっぽうで、長崎県佐々町の県立清峰高校は野球部全員が地元の子供、今夏の選手権に初出場し、愛工大名電や済美高校の強豪校に勝利した。当然、地元はおらがチームの活躍に沸きかえり熱狂する。町民は大喜びである。“ああ、今年はほんとにいい夏やった”。
そんな高校もある。

◆高校生の野球留学を大上段から否定するつもりはない。甲子園出場という少年の夢が実現するのはそれだけでもいいことだ。また、高校の知名度が上がって世間の注目を浴びること自体も悪いことではない。不良だらけのどうしょうもない三流高校が甲子園出場を契機に脱皮した例もある。だから、野球留学そのものを悪いことと決め付けることはできない。ただし、程度問題はあるかもしれない。そう思っている。

◆だけど、できるだけ長く野球を続けたいとなれば、高校からの野球留学はあまりオススメできないなと思う。まだ体が成長過程にある時期に、腕も折れんとばかりの無理は禁物であるのに、特待生条件で入学した子なんかはどうしても無理をしがちである。野球留学したあげく野球断念では洒落にもならない。
現実にプロ野球で大成した選手で高校時野球留学の経験者がどれだけいるか、統計があるわけでなく確たることは云えないが、5人に1人もいないのではと思う。また、アメリカ大リーグ経験の日本人選手は、これまでひとりもそのような経験はないのではないか。
野球人生は長い、高校生の時代ならば、寄り道、道草をする時間がもっとあってもいいのではないかと思うが、さて如何。
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by chaotzu | 2005-10-25 22:52 | 野球
2005年 10月 18日

ロッテ優勝影のMVPはDHよしこさん?

◆千葉ロッテ・マリーンズの本拠地である千葉マリン・スタジアム、何回か行ったが風がやたら強いのが難点である。弁当の包み紙なんかすぐ飛んでしまう(苦笑)。そんな球場で行われたパリーグ・ブレーオフのパブリック・ビューイングに5日間で6万人近いロッテ・ファンが参集したらしい。雨の日もあったのに大型テレビをみるだけでこれだけ集まるなんてスゴいのひと言である。プロ野球もまだまだ捨てたもんじゃないなと思い、かつ読売巨人軍への一極人気集中時代の終焉を強く感じる。これからは巨人も東京地盤のフツーの球団にならざるを得ないということだろう。それを強く感じる。

◆さてそのプレーオフ、制度としては理不尽きわまりないなと思いつつも、試合としては接戦があいつぎ、ハラハラドキドキのいいシリーズだった。ホントにどちらが勝ってもおかしくなかった。ホークスは城島選手の欠場などちょっと短期決戦運がなかったようだ。その城島が涙ぐむ的場捕手を慰めている。とてもいいシーンだった。敗者ではあるが共鳴するものは多い。それにしても2年続きのレギュラーシーズン1位敗退とは、福岡のファンにとって気の毒な結果だと思う。長期シリーズとなれば実力発揮は間違いないと思うのだが。

b0036803_20174.jpg◆第4戦と第5戦は、テレビ東京(大阪)が実況中継してくれたので、リアルタイムで視聴することができた。おかげでロッテ・チューインガムのCMも初めて拝見したのだが、これがなかなか面白い。仕事かなんかで落ち込んでいる女の子をバレンタイン監督以下ロッテの選手が励ますストーリーであるが、いきなり球場に切りかわって、「DHよしこ」のアナウンス、バレンタイン監督が“よしこガンバレヨ~っ”て試合に送りだす。ガムをどうぞってさし出すのはリリーフ・エースの小林投手か、ロッテの選手がみんな素人っぽいところがまたいい。当然悩める女の子は元気を取り戻すのである。もしかして、ロッテ優勝のMVPは、この未知の新戦力「DHようこ」効果かもしれませんぞ(笑)。

◆そのロッテ優勝、まずはバレンタイン監督の手腕だ。とくに第4戦後の発言は名語録である。
“キャンプのころから言っているが、野球は楽しいこと。この時期にできるのは、限られたチーム。その楽しさを選手には体全体で感じてほしい”
“それができないなら、他の仕事を見つけた方がいいよ“
単純な勝負意識に凝り固まった日本人にはなかなか云えないセリフであって、かつて広岡GMと仲たがいした背景も分かるような気がする(笑)。
それと、スカウトなど編成部の力も大きいのではなかろうか。優勝を決めた第5戦の影のヒーローはファインプレーの早坂内野手だと思うが、ドラフト8位で入団した高卒三年目選手である。無名であるが潜在能力のある選手を発掘していった地道な努力が結実したのだと思う。なにもかも金任せ補強に頼り切って本来の編成努力を怠ったあげく自壊したどっかの金満球団とは大チガイである。お金だけでチームが強くなるということはありえない。
海の向こうでも、ヤンキースが早々にプレーオフ敗退した。
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by chaotzu | 2005-10-18 20:08 | 野球
2005年 10月 16日

プレーオフを中継しない怠慢テレビ局

◆昨日は久々に当ブログの更新をせにゃいかんなと思っていたのである。ところが、バリーグ・プレーオフの中継にひっかかってしまったのである。別段どちらのチームにも肩入れするつもりはないが、どうも、ロッテが30何年ぶりかのリーグ優勝をしそうな気配らしい。その瞬間だけでも確認しておきたかった。ところが、ご存知のとおり、たいへんな試合になった。おかげでとうとう更新を怠けてしまったという次第である。

◆ところで、実際に視聴した「中継」なるものはテレビでもないし、ましてラジオでもない。関西地区ではずっとパリーグ・プレーオフを放送していないのである。ロッテvs西武戦のときもそうだった。おかげでスポーツ紙のウェブ・サイトにあるなんというか、エポック社の野球盤みたいな「中継」を観戦していたのである。最新のIT環境であるのに、コンテンツといえばひと昔前のアナログそのものである。だけどそのまどろしいこと、かったるいこと(苦笑)。ほかに手段がないから仕方ないのだが、球場の臨場感もなにもない、へたくそな紙芝居みたいなものである。なんだか、みているこちらのほうがオバカさんに見えてしまう、それぐらいの出来だ。一生懸命やっておられる裏方さんには申し訳ないが、テレビなりラジオの迫力にはとうていかなわない。
もっとも、ネットのリアル中継なんてものは仕事中にこっそり愉しむものであって、家でみるなんて了見が間違っていると云われればそのとおりである。

b0036803_9374299.jpg◆かんじんの試合であるが、いやはやプレーオフ史上に残るモノスゴイ試合だった。途中まではロッテがリーグ優勝するものとすっかり思い込んでいたのである。各スポーツ紙もその雰囲気であった。9回裏ソフトバンク最後の攻撃時点で0-4の負け、ロッテは救援の切り札を繰り出してきた。ああ王監督は去年につづいて気の毒だなあとみていたのである。あわせて短期決戦どうも上手じゃないなとも思っていたのである(汗)。いっぽう、ロッテのバレンタイン監督については、まさに「プロの監督」をみる思いであった。
ところが、なんのなんの結果はご承知のとおり、公式戦でどたん場4点差からの逆転というのはたまにあろうが、こういう大試合での逆転例はあまり知らない。いや、いい試合でした。
しかし、アトのニュースでみると決勝打を放った川崎選手というのは実に可愛い顔をしている、いや別に特別な趣味はありませんが。セリーグにいけばもっと人気沸騰する選手だろうなと思ったものである。もっとも、それが本人にとっていいかどうかは分からない。

◆ここで冒頭に戻る。なぜ、こんな重要な試合をテレビ局はどこも中継しようとしないのか。昨夜なんて、どこも番組改編期の特別番組ぞろいだったが、どのチャンネルも脱力感ばっちりの番組だらけである。NHKなんかは土曜コメディ「道中でござる」、なんだか泣けてくるよ。アメリカ大リーグのプレーオフは生中継しても、日本のそれは無視するらしい。
これまで長年の巨人(あるいは阪神)信仰の呪縛、もっと突っ込めばパリーグ軽視ということもあるのだろうが、関西地区でも、プレーオフの視聴需要はかなりあったのではなかろうか。番組編成責任者のセンスのなさ、それも横並びの怠慢にはアキレるばかりである。
それでもって、なんかあると「テレビ放送は公共財」云々をいいだす。ウソもたいがいにしろよといいたい。

[追記]ラジオはNHK第一放送がやっていたらしい。単純にこちらが気がつかなかったのである(泣)。エポック社もどきの野球盤をにらんであれこれ煩悶することもなかったのか(苦笑)。それでもやっぱりテレビ放映はしてほしかった。それは変わりません。
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by chaotzu | 2005-10-16 09:47 | 野球
2005年 10月 05日

プロ野球戦力外通告の季節

◆社会人の人事異動は4月が多いが、プロ野球の選手となれば10~11月が人事の季節である。ドラフト指名で来るひともいれば去るひともいる。かつてのスター、夢破れたドラフト1位、故障に泣いた選手、ついこないだのルーキー……、スポーツ選手の悲喜こもごもである。プロ野球のコアなファンならば、こういった人事往来にも興味ひとしおだろう。
しかし、ほとんどの男児なら単なる夢で終わったことを、いちどは実現したのである。プロに入ったことだけでもたいしたことだ。ダレでも滅多に出来る経験ではない。けっして「負け犬」なんかじゃないのだから、第二の人生は胸をはってガンバレよと云いたい。

◆戦力外通告といっても、いろいろあるだろう。
・そもそもプロ選手としての体力・才能がなかった。スカウトのメガネ違いの場合もあるかもしれない、このケースでは見切りをつけるのは早ければ早いほどいい。若いうちならいくらでも人生のリセットは可能である。高卒で4年間、大卒等で2~3年間一軍出場がなければ、もう見切りをつけたほうがいい。ただ、なかには球団との相性が悪かった場合もあるかもしれない(後述)。
・治癒困難な故障あるいは健康上の疾患を抱えた選手、運が悪いのひと言である。しかし、人生は長い、再起の機会がないとはかぎらない。
・素行不良の選手あるいは自己管理ができない選手、これはもうどうしょうもない。いかに才能があろうが切るしかない。二軍等の成績からみて不自然なクビがあれば、このケースだろう。
・指導者との折り合いが悪い。実はこういう場合も少なからずあるのではないかと気になっている。たまたま最初に入った球団との相性がなかったのだ。これがいちばん辛いケースじゃなかろうか。

◆選手と指導者との確執?ということでは、今をときめく阪神タイガース今岡選手と野村監督(当時)の折り合いを思い出す。今岡選手にしてみれば入団3年目、バリバリの主力にのしあがろうかというときで不幸な出会いだった。はじめは些細なことがきっかけだったのだろうが、相性が悪いとどんどんこじれてくる。おまけに相手は粘着質で名高い監督である。しまいに監督があちこちで「アイツは何を考えているのか分からん」「気迫が感じられない」とまでしゃべりまくる。わたしのみるところ、これは野村監督のほうが悪い。一見マスコミを利用して選手の発奮を促しているみたいであるが、実のところは小遣い稼ぎの講演会でも「今岡ネタ」をさんざんつかっていた。
“このタイガースという球団は、選手がなにを考えているのかホンマ分からないんですわ、たとえば今岡という選手がおるのですが……” 身振り手振りを交えて面白おかしくしゃべる。どうみても選手に対する愛情が感じられないのだ。
今になって、「好き嫌いで選手起用する監督は最低ですよ」とかいっているが、あれだけアチコチでしゃべりまくったら、選手のほうが不信感をもつのは当然というものである(苦笑)。
もっとも、ノムラさん自身も阪神球団との相性が悪かったといえるかもしれない。
この今岡選手の場合はドラフト1位選手だからクビがもったのである。下位指名の選手だったら、さっさと自由契約になっていただろう。

◆新入団した選手が最初に接触するのが二軍の指導者である。ある意味で、既にプレースタイルが完成した選手の相手をする一軍指導者以上に重要なポストであると思うが、現実は待遇も位置づけも一軍より格下にみられている。実際には社会人としての教育も職務範囲だろう。だからこそ一軍のコーチよりも高待遇の二軍コーチがいてもおかしくないと思うのだが、あまりみかけない。
一、二軍の指導者の役割分担なり適正は全く異なるものであると思うが、そのことがどれだけ理解されているか。今なお二軍コーチに「降格」なんて人事もまかりとおっているぐらいだ。辛口でしじゅう難癖ばかりつける、悪いところばかりみてすぐいじりたがる、そんなコーチにずっとボロクソに云われつづけて、あげく開花することなく見切られる選手もいるのではなかろうか。
前述今岡選手のケースは一軍にいたから周知のことになったが、二軍となれば、ブラックボックスなのである。

b0036803_2214359.jpg◆去るひともいるが、戻ってくるひともいる。巨人は原監督が3年ぶりに復帰した。この前の退任はいったいなんだったんだろうとつい思ってしまうが、それはおいとくとして、いい顔つきになっている。やっぱりこのひとしかいないかな。
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by chaotzu | 2005-10-05 22:29 | 野球