マイ・ラスト・ソング

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カテゴリ:時事( 164 )


2006年 02月 26日

野球の試合で喩えるならば

◆ヨトウズ対ヤトウズの3連戦、これまで2連敗を喫したヤトウズ、最終戦はなんとしても負けられません。そして、この試合に関しては善戦健闘しております。9回裏まで0-0の息詰まる攻防できております。
さあ、ヤトウズの先頭打者はどうか、ああ平凡な外野フライだ、しかしこれをイトウ外野手がポロリ落球した、最近金儲けのことばかり考えていると噂されているイトウ外野手、このときもタニマチと試合後に呑みにいくことを考えていたのでしょうか。なんたる怠慢プレー!

◆次の打者は当然バントでしょう、ところが捕球したタケベ捕手が二塁へ大暴投、労せずしてランナー2、3塁、さあサヨナラの絶好機であります。それにしてもタケベ捕手、最近不祥事企業のCMキャラクターを努めて非難されていた、その野次が気になったのでありましょうか。
さあ、ヤトウズはもうなんでもありです。スクイズもできます。おおっと、初球から強攻だ、しかし、タケナカ三塁手へ真正面のゴロ、おお、なんとなんとタケナカ三塁手、これをハンブルした。このひともなにか別のことを考えていたのか。しかしランナーは動かない。無死満塁、もうこの試合ヤトウズがほとんど勝ったも同然であります。さあ雪辱なるか。場内固唾をのんで見守っております。

◆監督兼エースのコイズミ投手、あいつぐエラーでかなりイライラしているようです。かつては絶対的エースとして君臨していたのですが、最近はチームメイトからも陰口を囁かれているようです。そのせいかなかなか制球がきまりません。ボール、ボール、ボール、なんとノーストライク・スリーボールになってしまいました。さあ、ヤトウズもう待球戦術でも楽勝だ。相手はへろへろになっているぞ。
ヤトウズのバッターは目立ちたがりの永田選手、気合満々であります。さあ4球目が投げられた、ああとんでもないボールだ、しかし、なんと永田選手、この悪球をバントした。なんとノー・スリーから満塁スクイズだ。打球はピッチャー前への小飛球になった、コイズミ投手、これをワンバウンドでさばいて、キャッチャーへ、そしてサード、セカンドと球が回されて、三重殺完成であっという間にチェンジ!
なんということでしょう、一瞬にしてヤトウズのチャンスは潰えました。それにしてもなんでバントのサインなんでしょうか。もうなにもせんでもヤトウズの勝ちゲームになっていました。ベンチはいったいなにを考えているのでしょうか、マエバラ監督、ノダコーチ、敵に塩を送ってしまいました。ファンの怒声がとびかっています。それにしても、コイズミ投手、強運が続いています。以上、永田町スタジアムからの中継でした。

◆【NHKBS】 「タイタンズを忘れない」 2000年アメリカ映画
録画ストックの消化。ディズニーお得意のスポーツ感動もので、高校アメフトに人種差別をからませた。「友情・勝利・感動」の三点セットで、それなりに涙腺を刺激するのであるが、現実はそんなに簡単にいくわけないじゃんと思ってしまう。あまりに手際が良すぎるのだろう。すれた人には時間のムダか。
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by chaotzu | 2006-02-26 11:59 | 時事
2006年 02月 16日

学校の土曜日開校こそ少子化対策の切り札(汗)

◆2月の雨とはいかにもこの空港らしい出だしである。喧々諤々しつつ、いつのまにやら神戸空港の開港とあいなった。市民感情も期待と不安の交錯で複雑なものがあるだろう。なにしろ。用地売却はさっぱり進んでいないし、年間300万人余りと皮算用する利用者見込みも楽天的すぎる。おまけに空域の過密と「六甲おろし」による航行の困難性もずっと前から囁かれている。
だけど、にっちもさっちもいかなくなったとき=「ごめんなさい、市税投入します」の事態に至ったそのときには、建設を推進した神戸市役所の幹部はとっくに退職金もらって悠々自適なんでしょうな。しかし、そういう市政を市民が選択したこともまた事実である。

◆【DVD】「ウォルター少年と夏の休日」
なんとなく、ジャツク・フィニイのファンタジー小説を連想させる(根拠はまるでないが)、ウェルメイドな小品である。元気がないときや気分が落ち込んでいるときにふさわしい、きっと勇気づけられる。いやよかったです。

◆無職18才少年三人が、小学校で飼っているうさぎを蹴り殺してつかまったという。サッカーボール代わりにしたというが、ここまでくると絶句してしまう。しかし、その責任の一片は我らの世代にもあるのだろう。
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by chaotzu | 2006-02-16 22:16 | 時事
2006年 02月 04日

恥を知らぬ人々

◆電車の優先座席、とくに体が不自由ともみえない人がでんと座っている。もちろん老人ではないし妊婦さんでもない。前にお年寄りが立っていようが平気である。寝ているふりをするどころか、ケータイを取り出して、メールを始めたりする。優先座席付近はケータイの電源OFFのアナウンスが流れているが、まさか聞こえていないということはあるまい。じっと観察していてやると、なかには睨みかえして来るひともいる。“なんかワルイんかよう”と云わんばかりである。
公衆の場で傍若無人のひとは昔もいることはいた。だけど、一見ふつうの外観のひとが、平然とルールを無視する、それがありきたりの日常になってしまった。恥を知らぬ人々の大量出現である。
もしかして「体が不自由」という範疇には、精神が不自由ということも含まれているのだろうか(苦笑)。

◆もっとも、いまのニッポン、上から下まで恥を知らぬ人々が蔓延している。
・条例違反状態を承知でビジネスホテルをオープンする新興成金
・それを罰則がないから仕方ないですよといわんばかりの役人(少なくとも公益のために全てのやりとりを公開すべきではなかったか)
・インチキ建築物によるポロ儲けが露見したら、アベコベに役所を訴える建築主(この目茶苦茶訴訟に手を貸したのは、公明党の大臣なんであるが、そのことはほおかむりしているときた)
・天下りOBの給料総額で、受注配分表を作成していたという防衛施設庁の「官製談合」(ふつうの談合よりもっと悪質であって、組織ぐるみの税金詐取犯罪というしかない)

◆そして、節義節操がなく、ノーブレス・オブリージェの意識がみじんもみられない政治家の存在がとどめをさす。
・天皇陛下を公然と政治利用しようとするかつての大日本帝国炭鉱王の末裔
・米国産牛肉輸入再開条件の閣議決定に違反しても、居座るアル中大臣
・議員年金「廃止」といいつつ温存、おまけに退職金までもくろむ銀蝿議員
なにせ、親分が「人生いろいろ会社もいろいろ」で開き直った人間である。おまけに近頃はなんでも人のせいにしょうとする。メディアが悪い、中韓が悪い、アメリカが悪い、野党も悪い、(自分に対する)文句はとうてい理解できない……
なんだか、冒頭の優先座席に居座って、
“いちゃもんつけやがって、うぜいんだよ”
と開き直る人々の心性とたいして変わらないのだ。実際は中味がなくてただ突っ張っているだけであっても、いちおうは国民のお手本たる立場である。なかには強気な言動だけで
“カッコいいじゃん、毅然としているじゃん“
と拍手喝采のひともいるかもしれない。だとしたら、国民の一部に投影されるのもやんぬるかなである。
「上の好む所下これよりも甚だし」
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by chaotzu | 2006-02-04 23:55 | 時事
2006年 02月 02日

いまそこにある危機

◆名古屋で起きた認知症の妻(74歳)を殺した夫(68歳)の飛び降り自殺事件、執行猶予判決の僅か4日後である。なんとも痛ましくてやりきれない。ずっと自責の念にかられていたのが、現実に拘置所から釈放され自宅に戻ってから、とうとう耐え切れなくなったのだろうか。なんといっても、30年以上連れ添った夫婦である。子供もおらず孤独も身にしみたとすれば、あまりにも哀しい。

◆配偶者が目の前でだんだん人間らしさを失っていく、異常な行動をとり、目を離すと徘徊する、となればすぐ傍にいる人間は堪らないだろう。なんとかして、記憶の一端でも取り戻してほしい、そう願うはずだ。あの手この手必死の思いで尽くす、それが好物のカレーライスをみせてもなんの反応もしなくなる。やがて絶望感にとらわれて疲れ果てるだけである。そんな老老介護ゆえの悲劇が、現実にいくらでも起きている。
これから高齢化社会がどんどん進むにつれて、介護殺人の悲劇はさらに増えるだろう。誰にも迷惑かけたくないと社会の片隅で生真面目に生きているひとほど、そういう目にあうだろう。楢山節の姥捨てや、安楽死が平然と語られる時代がくるかもしれない。老人でおまけに病気そして経済的富者でもないとなれば、社会から真っ先に切り捨てられる弱者である。いっそ早目にポックリ逝きたいと念じる社会なんて、どうみても不健康である。

◆防衛庁の省への昇格、国連常任理事国入り、皇室典範の改正問題、そして某国が脅威云々、そんなことはちっとも焦眉の急ではないし、喫緊の課題でもない。本当の脅威は弱者を平然と排除していく社会の出現ではないのか。それは弱肉強食の物騒なジャングル社会でもある。
「格差は問題ない」「格差は必要だ」という考えもあるかもしれない、しかし、それがいき過ぎると、やがて社会は崩壊するだろう。その前兆であるように思われてならない。
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by chaotzu | 2006-02-02 22:39 | 時事
2006年 01月 30日

東横イン(つづき)、そして靱公園ホームレス追放

◆東横インのやったインチキ、よくよく考えてみれば、みえみえと云えぬこともない。だいたい、完了検査時点のホテル正面、あんなけったいなというか奥の細道みたいなエントランスのビジネス・ホテルが実際にあるものだろうか(ラブホだったらまた別だろうが)。だとしたら、検査担当の役人もアトで改造されるだろうことを百も承知で、形式的な検査をしていたのではないか、そんな疑いも拭えない。つまるところ、検査もインチキではなかったかということだ。それとも、その役人連中は2度とそのホテルの前を通る機会がなかったということだろうか。いや、そんなことは考えられない。だいたい、何年も建築確認事務をやっていて、あの建主は事後改造する「悪癖」があるとかいう情報が何一つ聞こえてこないというのも、また信じ難いのである。もう面倒だから完了確認したあとは一切頬かむりしてしまえ、そんな役所の姿勢が、あの社長の横着会見に結びついているんじゃなかろうかといったら、想像のしすぎだろうか。

◆さて、ホームレスの人に対しては、いろんな見方、さまざまな意見があることと思う。でも、やっぱり、この寒い時期になァと思ってしまうのだ。世界バラ博があるから云々の事情はさておいて、よりによって、真冬のこの時期に追い出しをかけんでもと思ってしまう。

◆もちろん、実際に公園のあちこちをブルーテントで占拠されたり、薄汚くおまけに臭い連中に近場におられたら、どんなにイヤで迷惑か考えてみい、遠目できれい事を云うなというご意見もあるだろう。逆にホームレス支援にお金使うことなんかムダムダ、怠け者に税金を使うべからずの厳しい意見もまたあるだろう。だけど、とりあえず目に届かないところに追いやって、それが解決になるのかどうか。また、どんな社会にもホームレスは一定割合で存在するもんだというが、みんなが好き好んでホームレスになったわけではなかろうと思う。なかには必死で脱出したいひとも少なからずいるはずだ。

◆ひとつ云えること、それはホームレスに不寛容な社会はとりもなおさず、居心地の悪い社会に変貌するだろうということ。街中で腰をかけるような場所がひとつもない社会、疲れたら地べたに座り込むしかない社会である。だとしたら。もうちょっとホームレスの自立支援に本腰を入れてもいいだろうと思う。それも公共事業のうちである。少なくとも偽装やインチキだらけを看過してきた建築確認の役所仕事よりはましだろうと思うが如何。
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by chaotzu | 2006-01-30 22:32 | 時事
2006年 01月 28日

東横イン“チキ”ホテル 某トップ流弁明術

◆東横インの西田某なる社長の釈明会見、実に噴飯ものであった。ああ日本人の品性、とうとうここまで落ちたのかと嘆かしめるほど、まさに恥も外聞もない言訳である。だけど、この国ではいちばん偉い人、国民の規範になるべき人が、詭弁、屁理屈、すり替えをいっぱいつかって、それが堂々まかり通っているのだ。上に立つ人間の物言いがそうであるならば、やがて一般世間にも同様の追随が波及するだろうことは免れない。魚は頭から腐るという。

◆「まあ、そんなに責めなくてもいいじゃないですか。そりゃ、たしかに違反はしました。だけど60キロの制限速度のところをちょっとオーバーしたようなもんですから。ソーケンさんが指導しているホテルに比べたら、耐震強度もしっかりしてますし、ずっとまともなんです。それとはあくまで別問題ですから。
それにうちはね、ネット環境がかなりいいって、マスコミの皆さんにもずっとほめられていたんですよ。現実にお客さんにも好評だったんですよ。だから、そんなたったひとつの問題じゃないですか。なにを皆さんそんなに怒っているんですか、そう急に手のひら返しされても理解できませんねえ。
直せばいいんでしょう、いや、そう云われるならば、批判は社長として甘受いたしますよ。だけどね、うちはね、これまでお客さんの要望に応えてきたつもりできたんですよ、それが結果的にこうなっちゃったということで……。
ね、人生いろいろ、ホテルもいろいろなんですから」
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by chaotzu | 2006-01-28 22:41 | 時事
2006年 01月 26日

ボキャ貧総理

◆「心の問題」
「たったひとつの問題」
「別の問題」
まあ、普通人がこの三つのフレーズをテキトーに使い回しておけば、とりあえずの言分けにはなるだろう。だけど、せいぜいが子供の口喧嘩レベルである。潔さというものが全然みられず、「おまえのカーチャン、出ベソ」と同類項の言い逃れ、論点そらしととられかねない。だから、大の大人がしょっちゅう使えば、そのうちダレからも相手にされなくなってしまうだろう。
いわんや、一国の最高権力の座についた人間であれば尚更のことである。おまけに、コイズミさんの場合は逆切れすると、
“そんなこと私に聞かれても分かるわけないじゃないですか”
“さっぱり理解できませんねえ”
まで云ってのけるのである。
理解できないのはこっちのほうである。

◆一般人が濫用すればどうか(使用例見本)。
“ボクのワイシャツに口紅がついてるからといって、それと浮気とは別の問題じゃないか”
“ボ、ボクが女性の下着を集めてるから付き合えないなんて、そ、そんなたったひとつの問題で仲良くできないってことないでしょう。なに、女装趣味もあるって。そ、そんなこと云うならつきまとってやるぞ”
“え~ワタクシが談合土建の銭亀社長と日頃親しくしているのは事実でありますが、え~そのことと入札で便宜を図ったという疑いは、まったくの別問題なんであります”
“あのねえ、僕が前の家内とまだ離婚手続きが済んでないからといって、結婚できないなんて、そんなのたったひとつの問題じゃないか。とても理解できないなあ”
“ええ、たしかに私の論文のうち20ヶ所ほどは出来杉君のところから引用してますよ。ちょっと了解もらうのが遅れているだけですよ。それを盗作と云われてもねえ、それは別問題とみてほしいもんですな”

◆いやしくも、一国の最高地位に就いた人物である。その人が語るコトバ、とくに国会における発言となれば、国民に向かって語りかけているのだから、誠実な説明責任の履行若しくは政治家としての含蓄なり哲学の一片を期待したいのである。それがあまりにも薄っぺらいペラペラの言い逃れを濫用してばかりである。単なる負けず嫌いや自分のことをタナに上げた開き直りを恬として恥じない。政治闘争だけは長けているが政治思想がお粗末な正体をすっかり露呈しているようだ。
国民のほうがそれこそ居たたまれない。
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by chaotzu | 2006-01-26 22:06 | 時事
2006年 01月 25日

「改革親子」

◆“我が息子です”
それにしてもよく似ているのである。
タケベさんとホリエモンじゃない。コイズミさんとホリエモンである。
まず、どちらもバツ一だ、そして別れた妻子とも疎遠である。
権力亡者と拝金主義、欲望の対象こそ違えど、そのためには手段を選ばぬことも似ている。片や参議院の否決で衆議院を解散したし、もうひとりは非常識な株式の分割である。どちらも、ルールブックのグレーゾーンであるならば、先にやったもん勝ちだと思っている。

◆そして、ご両人とも無類のパフォーマンス好きである。いや、世間の耳目を引く行動をずっと取り続けるしかないのだろうか。コイズミさんは、ご存知コイズミ劇場である。選挙の前になると必ずなにか目立つことをしたがる。ホリエモンとなればプロ野球参入だ、ニッポン放送買収だ、政界立候補だ、宇宙旅行だ、たこやきだ、と会社の仕事どころじゃない、始終世間に顔をさらし続けている。

◆やっていることも大した中味がない。コイズミさんが自ら宰相の権力を駆使して果たした実績たるや、いったい何があるか、中途半端な道路公団の民営化、これも先行き不透明な郵貯の民営化、外交はあちこちかき回しただけで国連常任理事国入りは頓挫し、北朝鮮拉致問題の解決は停滞、北方領土はなんら進展なし、米国牛肉の輸入再開はお粗末なてん末である。要するになんらまともな実績はない。いっぽうで借金だけはさかんに増やしたし、アメリカ型の格差社会がどんどん進行している。「改革」がやっと緒に就いたところだという意見もあるかもしれない、しかし、首相に就任してもうまる5年近いのである。
いっぽうホリエモンも似たようなものだ、あれこれアドバルーンは打ち上げるがなにひとつものにならない。プロ野球の買収は拒絶され、放送とインターネットの融合は金勘定で決着した。たいていが虚業である。いや、まだホリエモンのほうにこそ実があるかもしれない。少なくとも「弥生会計」なんかは中味があるのだから。

◆要するに中味の乏しさをパフォーマンスの自転車操業でずっと粉飾してきた。そして「改革」を連呼して、なんかやってくれそうだとの幻想を煽ってきた。実のところ、「改革」の正体とは叫んでいる当人にとって都合のいい「改革」なんであるが、雰囲気でなんとなく人のいい聴衆を勘違いさせてきたのである。こんな2人がやがてくっつくのは必然であって、やがてホリエモンは総選挙広島6区の立候補を自民党本部で記者会見発表、コイズミさんもさかんにエールを送った。とうとう「改革」詐欺ブラザースの誕生である。それを今になって、
“メディアが持ち上げすぎた”
なんて笑止なことを云っているのである。

◆似ているところも多いが、決定的に異なるところもある。それはコイズミさんが家業としての政治家業を世襲したことに比べて、ホリエモンは無一文のゼロからスタートしたことだ。それが運命の分かれ道になった、そんな気もする。詐欺師も血統次第なんだろうか。
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by chaotzu | 2006-01-25 22:54 | 時事
2006年 01月 19日

だから天下りがなくならない

◆「構造改革」を看板に掲げるコイズミ内閣、いちばんの「構造改革」は役人の天下り禁止(在籍省庁と関わりのある業界への再就職禁止)だと思うが、なかなか手をつけようとしない、あるいは手がつけられない。それは何故か?
ひらたく云うと、官僚に弱みを握られているからだろう。卑近なコトバでいえば、キン○マを握られている。だから、いつまでたっても天下りを粛清できない。

◆例えば渦中の耐震偽装問題、伊藤公介代議士がどうとか安部官房長官がこうとか、いろいろ囁かれるが、国土交通省の関係役人は一切口をつぐんでいる。官僚が腹を括って前向きに情報公開すれば、国会で喚問ショーをやるまでもなく、政治家(とくに与党)を取り巻くモヤモヤ感は一掃されるであろうが、けっしてそういうことはしない。黙っているほうが自分の保身や将来にとっても利益になるからだ。そこに国民の利益という発想はあまりみられない。

◆ただし、官邸等権力筋からのお墨付きがあればまた別である。かつての鈴木ムネオ追放劇のときに、どれだけ外務省の「マル秘メモ」が流出したことか。日本共産党の議員のところまで匿名による情報が届いたそうだからモノスゴイ。要するに政治家を潰してしまえる材料はいつでも溜め込んでいる。その蓄積が官僚の強みなのだろう。とりわけ外務省なんかは政治家が外遊したときのアテンドで「夜の醜態」なり「失言」をかなり把握している。だから、どれだけ無能省庁ぶりをさらけ出しても、外交官の高待遇は安泰である。

◆本来、政治家と官僚との間には節度ある緊張感の存在が理想なのであろうが、日本ではほとんど自民党の長期支配体制が続いている。だから、政官が癒着してしまう。コイズミ内閣がいくら公務員改革を唱えようが、霞ヶ関の特権官僚は何の痛痒も感じないだろう。自分たちに降りかかってくることではないことを熟知しているだろうから。
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by chaotzu | 2006-01-19 22:12 | 時事
2006年 01月 16日

プア・カンパニー

◆上場以来黒字決算を続け、なおかつ当期は150億円を超える利益(連結)を挙げながら、無配を頑なに継続する会社、株主には株価で儲けてくれのトンデモ主張。それでいて社長個人は月収1000万円と巨額の報酬を得ている。そして、与党の応援を得て、縁もゆかりもないところから国政選挙に突然出馬したりする。まあいつも話題の自転車操業みたいなことをやっている。
こんな会社ってありかあと思っていたら、今度は検察庁に強制捜査に入られた。証券取引法違反(風説の流布)の疑いがあるという。

◆常識的かつ冷静にみつめれば、おそらくこれまでの日本の経済史ではあまりなかったであろう錬金術を駆使する「上場」会社である。かつて日本熱学というインチキ会社があったけど、それ以上に得体が知れない。ニッポン放送株式を巡るフジテレビとの攻防戦の際は応援する気持ちもあったけど、その後の有り様をみると、ITイメージで仮装した正体不明会社の臭いがどうにも拭えない。素直に云うと、とてもまっとうな商売をする会社にはみえないのだ。

◆構造改革特区を利用して日本にもカジノをもってこようという意見がある。だけど、それに近いものはとっくにあるのではないか、東証のマザーズに大証のヘラクレスである。これで、正体不明、得体のしれぬ会社が大衆から資金を容易に集められるようになった。コンプライアンスもガバナンスもないプア・カンパニーの濫造である。いってみれば白昼堂々の鉄火場開帳みたいなもんであるが、日本経済の土台にシロアリが巣食う心配はどうにも否めない。
そして胴元(取引所)も今や株式会社になって、自身が上場したいと言い出している。恥も外聞もないとはまさにこのことだ。
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by chaotzu | 2006-01-16 22:01 | 時事