マイ・ラスト・ソング

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カテゴリ:時事( 164 )


2005年 12月 18日

メリークリスマス! ミスター・プレジデント

◆敬愛するジョージへ
一足早いクリスマス・レターだ。君のおかげでこの奇妙な国ではじめてクリスマスを迎えることになったが、けっこう愉しんでいるよ。だけどこんなに寒い国とは思わなかったな、テキサスが懐かしい。いや帰りたいと云ってるんじゃないよ、その逆さ。物分りのいい国だから仕事のほうは気楽なもんだ、君の配慮に感謝している。まあ、ベースボールとフットボールがみられないのはさびしいが、君がいま置かれている辛い立場を思えばぜいたくというものだろう。
対イラク戦の開戦口実や盗聴の件、苦しいだろうが、今のうちに認めておいてよかったと思うよ、ああむろん君を支持しているとも。あのフセインの糞野郎はいずれ叩いておかないとな。あれだけ面倒みてやったというのに、恩を仇にして逆らってくる奴だ。それに君の云うとおり、我々はいいことをしてあげている。なにしろ独裁者を追い出してやったんだ。イラク人が3万人かそこら亡くなったそうだが、犠牲者のいない戦争なんてない。

b0036803_21203227.jpg◆それにしてもここは変わった国だ、ふつうならインチキ戦争の巻き添えにされたとカンカンに怒るところだよ、それがデモひとつないんだからね。それどころか、ミニスターは君が贈った例のセグウェイに乗ってご機嫌でご出勤ときたから目を疑ったよ(笑)。わが国ならばひと悶着必至だろうが、国民はおとなしいものだ。おまけに牛肉の輸入まで再開してくれた。信じられないよ。マスコミも突っ込まないからね。あのヘレン婆さんみたいなうるさい記者もいないし、それどころか、支持率が上がっているらしい。なんというラッキーマンだろう。とにかく政治家にとっては最高の国じゃないか。
次のミニスター候補ナンバーワンは戦犯の孫だそうだが、
“大量破壊兵器が存在しなくとも合理的な開戦理由があった”なんて、頼みもしないのに代弁してくれる。ここまで物分りがいいと逆に気味悪くなってしまうほどだが、北京で仕事するのと比べたら、そりゃサイコーだよ。
ああ、ノース・コリアの件ではもう勝手なことはさせないよ、それだけは釘をさしている。だいたいあの独裁者のおかげで政権の人気があるようなもんだろう。そのことは十分承知しているはずだ。

◆だけど、国務省に特別レボートを送るようなめぼしい政治家はいないね。野党第一党の代表者なんて情けないもんだ、北京で相手にされなくて大恥かいてきた。無理に会いに行かなくとも向こうから会いに来たがるような存在になるべきなのに、とてもそんな器量はないようだ。欠陥ストーブをつくった有名電気メーカーの出身だそうだけど、欠陥政治家もつくっていたらしい(笑)。こんな有様だから、とにかく与党はなにをやっても安泰というわけだ。まあ、アジアで相手にされなかったのは、いまのミニスターも同じで、その点では与党も野党もよく似ている。たまたま政党が違っているというだけのようだ。
いま、欠陥建築物問題でもめているが、モノづくりで定評のあった国なのに、いまやあちこち欠陥品だらけというわけ。なかでもいちばんの欠陥品は政治家で、ミニスターは隣国の要人と会談すらできない、その代わりをしているのはなんと自動車メーカーの会長だし、野党の指導者はその隣国を「現実的脅威」なんて公言している。政治家たるものソフィストケーテッドな対話能力も必要と思うが、この国では威勢のいい言辞のほうが好まれているようだ。その割りにわが国に忠実なのは有難いがね。こんなこと云っちゃいかんだろうが、通商部の「年次改革要望書」をなんでも拙速に実現しようとしすぎだよ。ときどきそうアドバイスしたくなるときがあるね。
あ、そうそう、また君の牧場で特別飼育された厳選牛のサーロインステーキを食べさせてほしいね。ここじゃ、わが国の牛肉なんて怖くてとても食えないからね(笑)。テキサスの豆料理も時々懐かしくなる。じゃ奥さんと娘さんにもよろしく。
                         いつまでも君の忠実な友人である“トム”より
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by chaotzu | 2005-12-18 21:35 | 時事
2005年 12月 17日

当面の米国産牛肉の普及広報について(未定稿)

◆標題の件につきまして、当社の提案を以下のとおり取りまとめましたので、ご照覧願います。
米国産牛肉の輸入は年明けから本格化するものと見込まれますが、国民の間になお一定の留保感情があることは遺憾ながら否めない現状でありまして、これをいかに緩和していくかが喫緊の課題であるものと存じます。当面は国民の不安感情の宥和に努めなければなりません。
b0036803_16541928.jpgしたがいまして、年内のうちになるべく多くの媒体を利用した積極広報策を推進して、米国産牛肉に対する「アレルギー」感情を少しでも払拭しておくことを、第一の広報目標に置いております。そのためには、いわゆるターゲット「B層」に徹底フォーカスすることが、いちばん効果的であろうと結論いたしました。
早急に関係各方面にてご検討いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

~以下途中(略)

◆テレビCMの例
日米友好第一が持論の総理ご自身に出演していただいて、直接茶の間に呼びかけていただければ、間違いなく絶大なる効果が見込めるものと思います。あの郵政解散時の記者会見と同様、ワインカラーの幕の前で力強くきっぱりと発言していただきます。
“アメリカと仲良くしておきさえすればすべてうまくいきます。アメリカの牛肉とも仲良くしようではありませんか。私は死んでもかまいません。そういう決意でアメリカ産の牛肉を食べます。これは「心の問題」なんであります”
もうひとつの案は、いま渦中のオジャマモン社長が出演するプランです。全国民仰天、話題騒然間違いなしのウルトラ案と自負しております。
“(アメリカ産牛肉をおいしそうに食べながら)、まったく農林水産省もいい加減にしてほしいもんですね! これだけ安くておいしい肉なのに、これまで国民が食べる機会を奪っていたんですから、アメリカの検査に通ったものは信用するしかないじゃないですか”
さらに、ソーケンの所長さんも共演するという豪華プランもございます。
“ご家庭の経済設計はお台所のコストダウンから、それにはアメリカ産牛肉がいちばんです”
なお、CMの最後に「くれぐれも自己責任で召し上がってください」と小さな字幕を追加いたしますので、万一問題が起きたとしても、責任を追及される心配は一切ございません。

◆ラジオCMの例
ここは、売れっ子タイゾー議員の若々しい元気なメッセージはいかがでしょうか。
“いやあフリーター時代には牛丼よく食べましたよ、早い旨い安い、牛丼は若者の味方ですよ~、アメリカ産牛肉入るようになって、ホントうれしいっす”
これも小声で「くれぐれも自己責任で召し上がってください」の追加アナウンスが付きます。

◆その他各官庁における対策等
国会の食堂や外務省、農林水産省など霞ヶ関諸官庁の職員食堂において、米国産牛肉を使用したメニューを積極的に常時用意していただいて、それをテレビニュース等でとりあげる方法もあります。事務次官会議等で官房長官から強力にプッシュしてもらう必要がありますが、ここは米国産牛肉100%ハンバーグなど庶民的なメニューがいいでしょう。
また、与党の朝食会あるいは昼食会で米国産牛肉入りのカレーライスをおいしそうに食べていただくシーンなんかも紹介していただいたら、なおいっそうの宣伝効果があろうかと思います。センセイ方の脂ぎったテカテカのご尊顔は、国民を元気づけるにちがいありません。ぜひこの点もご検討をお願いいたします。
(注)実際に食べていただく必要はございません、あくまで宣伝であることにご留意ください。
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by chaotzu | 2005-12-17 17:03 | 時事
2005年 12月 16日

思わず仰天、金融資産28億円超の24歳会社役員

◆この前、片山さつき政務官(46歳)の金融資産1億9千万円におそれいったばかりであるというのに、今度はかのジェイコム株式の現金決済によって、24歳男性の「会社役員」が5億6300万円の利益を挙げたそうだ。買付するだけであらかじめ約28億円の資金が必要である。しかも全額自己資金であるとのこと、こうなると「じっと手を見る」どころか、口から泡をふいて悶絶しそうになる(苦笑)。

◆う~ん、28億円の軍資金かあ、これを取引証券会社(何社あるか知らんが)に換金可能な証券か現金で預けていたということになる。24歳の青年がいかにして28億円もの資産形成を成し遂げたのか、個人の投資家が株のウリカイ数年間で28億円も蓄積するなんて、ワタシのあたまではなかなか考えられない。仮に相続や贈与があったとしても生半可な金額ではない、不動産ならあり得るかもしれないが金融資産である。ベンチャー企業等未公開株式の大株主で上場利益を得たというはなしも聞かないし、これまで株式の大量保有報告で名前が出たこともない。森電機の大株主といっても、二部のボロ株であって大した金額にはならない。あれやこれやで、ちと申しわけないが素朴な疑問があることも正直云って拭えないのである。
20歳前後から株式投資いや投機をやりはじめたとして、この5年間ほとんど連戦連勝、倍々ゲームがうまくいったとしたらあり得るかもしれない。それほど株式の天才であるとしても、なおかつ幸運の女神がついているのだろう、たいていの個人プレーヤーは小金を稼げたら良しとする世界である。

◆それはまあいいとして、気になるのは、こういうことでマネーゲームへの憧憬が国中に蔓延しやしないかということである。「パチンコ社会」とはよくいったもので、ダレもが勝ったときのことを夢見る。だけど、僥倖な勝者は少数であって、圧倒的大多数は損をして泣く泣く撤退しているのである。
別に大儲けしたひとを責める意図はないが、一穫千金を狙うよりも、地道に汗水流してこつこつ働いて食っていけたらそれでよし、そう思えるような社会のほうがいい、そうあってほしいと思ってしまう。
この間、テレビで国民健康保険料を滞納して保険証を取り上げられてしまい、病気をぎりぎりまで我慢している人が増えつつあることを報道していた。それとあまりにも対照的なのである。はっきり云って、まっとうな社会のかくあるべしという姿だとは思えない。だいいちすでに28億円(最低に見積もって)持っていて、そのうえに5億円稼いだとしても使いきれない、ワタシだったらそうだ。
それはそうと、プロの証券会社と同様に儲けを返上しろという趣旨ではない、これは念の為。
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by chaotzu | 2005-12-16 23:44 | 時事
2005年 12月 11日

シャッター商店街と道路特定財源

◆田舎に住む叔母は70歳をとっくに超えているが、いまだ元気なもので、車を運転してどこへでも出かけている。もっとも、目はだいぶ衰えているようだから、当方はあまり同乗したくない(苦笑)。本人曰く、田舎では70歳代の現役ドライバーなんて珍しくない、80歳代のドライバーもいるそうだ。
しかし、年寄りが車を運転することについて、周りは心配で気を揉んでいる。だから、どこへでも車で送ってあげるから、もう運転はやめたらどうかと示唆したりする。するとモーレツに反論される。車が運転できないと自立した生活ができなくなる、それはイヤだと口をとがらせて云う。たしかに、免許とマイカーさえあれば、嫁や孫に頼らず自由に外出できる。車に乗れなくなったら一日中家に干乾し状態で、いっぺんに呆けてしまうかもしれない。それほど、地方では車が必需品になっている。徒歩圏内の利便施設なんてほとんどないうえに、商業圏は郊外に移りつつある。どこに行くにも車が要るのだ。加えて都会に比べて鉄道やバスの便が少ない、1時間に1本すら運行していない。そして新幹線が開通するとおそらく在来線は死に絶えるだろう。つまるところ、足腰が達者な若者以上に、年寄りのほうが車への依存度合が切実である。
いずれ、団塊でやってくる超高齢ドライバーへの免許更新是否が社会問題になるだろう、いや今頃になってやっと認識したのか、問題認識が遅れすぎだよと笑われるかもしれない。

◆大都市圏に住んでおれば分からないが、地方の既成商業地のさびれようを目の当たりにすると愕然たるものがある。シャッターが下りたままの店舗が延々とつづく、「貸店舗」の貼紙がいたるところにみられる。これをして「シャッター商店街」というらしい。では、その代わりの商業供給源はどこにいったかというと、郊外の大規模ショッピング・モールにごっそり移っている。コアになるスーパーを取り囲むように、家電、書店、おもちゃ、メガネ、古本、紳士服などの専門店が謂集する。ファスト・フードほか食堂施設もあるし、民間の診療所まである。要するに何でもそろっている。もっと大きくなると映画館(シネコン)やゲームセンターまでくっついてくる。家族で丸一日過ごせそうである。“あれ、街より便利やんか”と思ってしまいそうだ。
いまや地方では、そういう大規模モールの広域競争時代に入っているらしい。新幹線と高速インターがまちの有様を根っこから変えているといってもいい。ただし、車に縁のないひとはなかなか行きづらい。たいていが既存の交通機関との連絡がない町外れに立地しているからだ(シャトルバスはあっても駅前まで行かねばならない)。この間までレンコン畑だったところに、その地域の中心的商業施設が突然誕生したりする。広い駐車場があるだけではない、店自体の目新しさもあるからみんなこぞって行く。そして、目端のきいた既存商店主は新しいショッピング・モールに出店していくから、町の中心はどんどんさびれるいっぽうになる。地方では「駅前○○」なんてもうほとんど死語同然だ。そして、将来そのモールが撤退するようなことになったら、ゴーストタウンしか残らなくなる。そんな懸念もある。

◆道路特定財源の一般財源化、喧々がくがくいろいろ揉めた、まだ紆余曲折あるかもしれないが、なんとか目処ついたようである。コイズミさんには毎度批判的であるが、この件だけは賛成したい。
それほど、車社会がいきすぎている。ワタシもペーパードライバーであるが、日常ちょっとした用件でも車が要るというような生活はたいそうでかなわない、なにより、地方に住む大勢のお年寄りが実質棄民扱いされかねない、年をとれば地方に住めなくなるそんな社会は異常である。地方の人口が減ることは自動車業界の利益にも適わないだろう。なにより化石燃料の消費も抑制しなけれぱならない。
暫定税率を維持するということであるならば、その分は中心市街地の再建費用やバス交通への補助に回してほしいと思う。老若男女の人間がこぞって住めるまちをなんとか残していきたい。
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by chaotzu | 2005-12-11 21:25 | 時事
2005年 12月 10日

金融資産1億9千万円の新人政務官、片山さつき氏

◆昨日公開された、第三次小泉内閣新閣僚等の資産状況のなかで、とりわけ金満ぶりが目立ったのは、一年生議員で経済産業政務官に抜擢された片山さつき氏(46歳)。
b0036803_16450100.jpg日刊スポーツによれば、
「本人資産だけで1億9000万円あり、都心の億ション在住、500万円以上する高級外車ジャガー所有というセレブ生活だ。大物新人は、資産額でも新人離れしていた」
とのこと。なにせ全大臣、副大臣、政務官のなかで、堂々の三位ということである。まだ政治家なりたてなので、あるいは資産分散の時間がなかったのかもしれないが(笑)、それにしてもこちらとしては、石川啄木の詩でも呟いて「じっと手を見る」、そんな気持ちになってしまうではないか(苦笑)。
それはそれとして、いちおう公人であるから詮索してもかまわないだろう、いや、マスコミはもっと質問してみるべきではないか。
あえてかくが、ふつう20年ちょっとの役人生活では絶対にこんな資産形成はできっこない、そう思うのである。

◆朝日新聞記事によるご本人の金融資産は、預貯金5006万円に投資信託等1億2892万円、この他に港区にある自宅(億ション)の権利半分や高級外車を所有している。さらに公開対象外の普通預金もあるだろう。
在外勤務の長い外交官であったならあるいは可能かもしれないが、ほとんど霞ヶ関勤務である。例えば、一部上場企業の総合職女性が勤続20年余りで2億円弱の金融資産を貯められるだろうか。キャリア官僚の旨みは辞めてからの天下り先の厚遇にあるのであって、現役当時の給料はしれている~といっても、一般庶民からすればけっこうな額であろうが。

◆日刊スポーツによれば、
「主人(元マルマン社長の片山龍太郎氏)の関係で株式を持っておりまして、それを処分したのでちょっと多くなりました」とのこと、
なるほど株式で儲けたということか。
それでは、なんという銘柄か? どういう経緯で取得されたのか? 上場株か未公開株か? 取得価格と処分価格?についてもきちんと説明してほしいものだ。そのうえで、役所内部(財務省)の倫理規則や内規上の届出状況まで問題がなかったことを開陳していただく、それが政治家としてあるべき対応だろう。
ぼやかしておくとかえって疑いをもたれてしまう、新しい時代の政治家として、まずは資産公開の範を示してほしい。旧弊な政治家とは違うところをぜひみせてほしいのだ。
イヤミじゃなくそう思う、いや、ホンマに。
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by chaotzu | 2005-12-10 16:10 | 時事
2005年 12月 09日

立川反戦ビラ事件~かくて世間は窒息する

◆いま住んでいる集合住宅のエントランスに、各戸の郵便受けを共同で設置しているが、ここに毎日何種類ものビラ、チラシが放りこまれる。いちばん多いのは不動産や宅配など商売用のチラシ、エッチ関係もある。それから政治家後援会のビラ、これは各党みんなある。さらに宗教・カルト関係もあるといったぐあい。とにかく何枚も入っているので、ふつうの郵便物等や新聞夕刊がまぎれてしまって、こちらとしては傍迷惑なのである。それでこういったビラはみんな共用のクズカゴに捨てることにしている。ワタシだけではない、大多数の住民が即ポイである。しかし、そのそばで若い兄ちゃんがせっせとビラ入れしたりしているのである(笑)。厳密にいえば、このアルバイト兄ちゃんは不法侵入にあたるのだろう。
それでも、警察に通報してまで取り締まってもらおうなど思ったことはなかった。とにもかくにもゴミ箱行きで落着してしまうはなしなのである。おそらく団地住民の多数も同様だろう、これまで管理組合で問題になったということも聞かない。なによりビラ(とくに中古マンション相場)を見たいという住民もいる。
他にもっと迷惑かける輩(変質者に暴走族や押しかけセールス、詐欺商法など)がいる、警察にはそっちのほうの取締りをこそ期待しているのである。

b0036803_21294218.jpg◆昨年(2004年)の1月、立川の自衛隊宿舎の郵便受けに「自衛隊のイラク派兵反対」のビラ投げ入れた市民団体の3人が、1月以上たってから立川警察署に逮捕されるという事件があった。東京地裁の一審判決(2004年12月)は無罪、そして本日の東京高裁控訴審では一転「有罪」判決(罰金10~20万円)となった。
そりゃ、四角四面にとらえれば「住居侵入」なんだろうが、なにもそこまでして刑事罰に仕立てあげんでもなあと思うのが素朴な疑問。たとえば創価学会の宣伝ビラで警察に苦情を云えば取り締まってくれるだろうか。
“聖教新聞を勝手にポスティングされてたいへんな苦痛をこうむっています”
なんて云おうもんなら、逆にこちらの身元を根掘り葉掘りせんさくされるだろう、もちろんケーサツは忙しいんだととりあってくれないことは目にみえている。
他のチラシ類には目をつぶって、政府の施策に反対する特定のビラだけ狙い撃ちするというやり口は、大昔の思想犯弾圧と変わらない、しかも一月以上たってから突然の強制調査に逮捕、そして75日間の拘留である。いくらなんでもやりすぎというもので、恣意的かつ陰湿な公権力の行使ではないかと云わざるを得ない。権力の身勝手なのである。
日本歯科医師連盟から1億円の献金を受け取ってすっとぼけた橋本元首相の政治資金規正法違反容疑は不起訴処分、もちろん拘留もされていない。いったい、どちらのほうの罪が重いか、ビラ配布で拘留75日と罰金刑があるいっぽう、1億円のヤミ献金はお咎めなしで済む。巨悪の「人権」は尊重されて、権力為政者の意に沿わない大衆の「人権」は弊履の如く扱われる。それこそ法執行権力の鼎の軽重が問われるのではないか。

◆最近はこのようなセコイ逮捕~「プチ逮捕」というらしい、が多くなっているらしい。公安警察の仕掛けであろうが、何十人もの警官を動員して仰々しくやるそうだ。なんだか戦前の治安維持法を想起せぬでもない。政府の方針にたてつく奴はどんな小さな咎でも必ず見つけて(あるいはこしらえて)、引っぱるぞというやり口である。これがエスカレートすると、それこそいまの北朝鮮や中国と変わらなくなってくるだろう。
国民はそんな社会を望んでいるのだろうか。なにを大げさなと思われる向きもあるかもしれないが、有無を言わせぬオイコラ警察の復活は、なにやらじわりじわり真綿で首をしめられる息苦しい社会を予想させてしまう。
政治的な意見を開陳したビラ配りで逮捕され有罪になるのなら、いずれはブログでも似たようなことが起きるかもしれない(苦笑)。ある日突然、トラックバックで苦痛を受けたという申し立てを起こされるかもしれない。だから、エッチ関係のトラックバックを無闇と送りつけている諸氏は注意したほうがいいですぞ(笑)。
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by chaotzu | 2005-12-09 21:42 | 時事
2005年 12月 08日

偽装政党公明党がゆく

◆昨年、イラク戦争の発端時に日本人の若者3人が人質になったとき、世間は自己責任論で沸騰した。たしかに当人たちの無謀さや家族の不用意な言動は否めないにせよ、もう気の毒になるぐらいボロカスに攻撃されまくりだった。人格非難や中傷がエスカレートして「イラク三馬鹿」とまで云われたのではなかったか。
そして、政党のなかでも、公明党は際立って辛らつだった。とりわけ冬芝幹事長は「かかった費用を公開すべき」と費用請求にまで言及したぐらいである。
なぜか? 人質のなかに、日本共産党員の家族がいたからである。もう鬼の首をとったみたいな政治家による下品なパッシングであったことを思い出す。
仮に人質が創価学会員あるいはその家族であったらどうであったろうか、ぴたりと悪口をひかえて「政府は粛々と全力で救出に取り組むべき、いまは当事者を非難する時期にあらず」とかしたり顔で云っていたにちがいない。
おりしも、創価学会員である建築士が引き起こした事件が出来した。今度は世間を震撼させるけた違いの詐欺事件である。
b0036803_23285757.jpg案の定というか、公明党の大臣がしきりに云い出した「被害者救済が先決」と。事件の全体像もなにも判明せぬうちから、異例の国家による民間取引の被害救済が先行する。この政党にとっては、「法の下の平等」ということばなんてないに違いない。ご都合主義丸出しである。
もともと親筋の創価学会自体が宗教団体でもなんでもない。カルト利権団体が宗教法人を偽装しているのである。この度の建築偽装なんてたいしたことないのだろう。そういえば、大昔に「創共協定」という大偽装をやらかしたことがある。「政教分離」というミエミエの偽装もお馴染みである。なんだ、偽装の大先輩じゃないか(苦笑)。

◆それにしても、異常なまでの「公的支援」である、ここまでくると資本主義国家とは思えないほどだ(笑)。また、日ごろコイズミさんやタケナカさんご持論の「小さな政府」ともかけはなれている。
巷間伝わるところによれば、創価学会と関係のある企業が偽装事件に関与しているという、いまのところその真偽は分からないが、公明党(=創価学会)の入れ込みようをみると、まだ知りえない背後関係があるのかもしれない。なにせ財務省を黙らせるくらいである。官邸と直接話が通じているのだろうか。
来週14日には、その姉歯鑑定士を証人喚問するという、はっきり云ってもう遅いのである。来週になれば警察に身柄を拘束されているだろう、ただし無事でおればである。どっちにしても国会出頭は実現しない。警察情報を見越したうえで自民党と公明党がオッケーしたのだろう。警察の取調べとなれば、後の情報操作は容易である。おまけに証拠隠滅の時間はもうたっぷりと与えてやっているのである。ビラ配りで仰々しく逮捕される事件があることと比べると、なんという恣意的な捜査だろうか。

◆自民党にしてみれば失点必至の展開のなかで、思わぬオウン・ゴールをもらったようなものである。懸案であった防衛庁の省昇格も落着したし、改憲の道筋もみえた。コイズミさんにすれば、もう改憲は目前で一直線だと思っているに違いない。反戦平和政党であるといっても建前だけで、その実なんの信条もない政党であるから、エサを撒きさえすれば如何ようにでもあしらえる。普段は少々気にさわることをしてもかまうものか、そのうち尻尾をふってくるにちがいない。で、やっぱりその通りだったわけだ。「そうはイカンザキ!」が悪いジョークとしかとれない。とにかく財務省を黙らせる値打ちは十分あったのである。
しかし、小さな政府を標榜する政党と大きな政府志向の政党が連立していること自体、矛盾をいっぱいはらんでいる。野合というが、これも偽装連立政権だろう。そのうち、矛盾の重さに耐えかねて自重で崩壊するにちがいない。

[追記]
14日の証人喚問は各証人毎の分離方式でやるらしい。それでは一同方式と違って、言い逃れが容易になってしまう。自民、公明両党の理事が強行に主張して押し切ったそうだが、真相解明どころか真相隠蔽にやっきになっているようだ。なにをか云わんやである。

[さらに追記]
結局のところ、姉歯元建築士は証人喚問に出頭したので上記予想は大はずれとなった。素人が大見得切って予想を張るのは、やっぱりいけませんな(ペコリ)。
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by chaotzu | 2005-12-08 23:35 | 時事
2005年 12月 02日

「小泉劇場」~バチモン国家への道

◆今年の流行語大賞(といっても民間出版社の宣伝にすぎないが)、「小泉劇場」と「想定内(外)」が選ばれたそうだ。偉大なるイエスマン自称の武部幹事長は表彰式で「小泉オペラまで盛りあげたい」と意気軒昂である。なるほど、たしかに安物のソープ・オペラが似合いかもしれない。
さて、その小泉劇場なるもの、これまで我々の社会に何をもたらしてくれたのか?

b0036803_2258778.jpgまず詐欺に偽装事件のこれまで以上の氾濫である、もうこれみよがしに愚行がのさばる時代になってしまった。「振り込め詐欺」「ワン・クリック詐欺」「フィッシング詐欺」「架空請求詐欺」そしてきわめつけは「耐震強度偽装」だ。おまけとして「頭髪偽装」もあるらしいが、それはまあいい。なかには弁護士、建築士、会計士等キャリアのある人間がしでかす不始末もある。ありとあらゆる詐欺バージョンが満開状態で、それがさらに増えている。おまけにばれても平気で開き直る始末でたちも悪くなった。

◆かつて、実直に生きておればそれでよしという価値観があった。仕事のほうも見習工であれ臨時雇いの安月給であれ、汗水流して一所懸命勤めれば本工になってなんとかなるという夢があった。それが、敗戦国日本の再建と経済成長をもたらした。
今はどうか、たとえ真面目に働いていても、
“厚生保険料もう払えんから、いったん辞めたことにしてくれ”
と、突然雇用主から言い渡されたりする時代だ。「負け組」ならまだしもヘタすりゃ「超負け組」に落とされてしまう。ボジョレ・ヌーボーを飲むどころか発泡酒も呑めなくなるかもしれない、サライを読むどころか、くずかごからスポーツ新聞を拾ってこなければならん、そんな心配が現実になりつつある。いや、国民健保の保険証に顔写真添付となれば、これまで以上の医療難民が発生する時代に既になっている。そんなご時世で少子化を議論しても笑止と言うものである。
それより、こんな時代であれば、うまく立ち回らないと損だ、ルールに書いていなければ何をしてもよいんだということになりかねない。要領かましてあたり前の発想、それが明らかにひどくなっている。もうこの国のかたちが壊れているんじゃないかと思ってしまうほどである。
そして、その責任の第一は政治家にある。

◆コイズミさんになって、政治家の言葉がものすごく軽くなった。強弁、詭弁に開き直りである。
イラクへの自衛隊派遣については、当初の前提(大量破壊兵器の存在)が間違っていたというのに、未だにろくな釈明もないまま、派遣の再延長を決めてしまった。この人の言葉を思いだしてみればよい。詐欺師のそれとたいして変わらないから。
“フセイン大統領が見つかっていないからフセインが存在しなかったと言えますか。大量破壊兵器がないと言えますか”
“どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域か、私に聞かれたってわかるわけがない”
靖国参拝に係る高裁の違憲判断に対しても
”首相の職務として参拝しているのではない。どうして憲法違反なのか理解に苦しむ”
そのあげく100円か500円玉かをポケットからチャリーンである。
この前の衆議院委員会におけるヒューザー小嶋社長の開き直り
“それじゃ不経済設計、コストアップがいいというんですか”
となんと類似していることか。
総理大臣がこんなありさまだから、詐欺や偽装事件が氾濫するのもやんぬるかなである。

◆そして、今度は三位一体改革として義務教育の国庫負担金減らしにとうとう手をつけた。地方交付税で補てんするというが、枠があるなかでなんの確約にもならない。教育は国の礎であるという、少なくとも義務教育に関しては国の責任があるはずだが、それすらも放棄しかけているのではないか。使いもしない空港やがらがらの新幹線、高速道路をたくさん作ったあげく、教育の機会均等までないがしろにしようとしている。おそらく郵政公務員の次は教員が悪者にされるだろう(そして外務官僚などの特権は容認される)。
国民のなかで恣意的に悪者を拵えて政治目標を達成していく手口、それを「小泉劇場」として喝采を送っているが倒錯そのものである。実際は「小泉茶番劇場」じゃないのか。
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by chaotzu | 2005-12-02 23:07 | 時事
2005年 11月 29日

筋者(すじもん)とペテン師がやってきた

◆良識の府たる国会議事堂に、これまでやくざまがいの人間が足を踏み入れたことがあっただろうか。もちろん、見学者と国会議員は別としてである(笑)。
本日開催された衆議院国土交通委員会、注目の強度偽装建物問題の参考人招致があった。
質疑の模様はニュース等で詳報されるだろうから脇におくとして、やっぱりキャラが際立つのはアノひと、ヒューザーの小嶋社長(52歳)である。6人の参考人の真ん中に座り込んだこのひと、顔つきといい目つきといい、失礼ながら暴力団員そっくりの雰囲気だ。

b0036803_2048979.jpg◆とにかく態度が悪いのひと言。議員に公表隠蔽疑惑について追及されると
国交省もいい加減にしてほしい! まったく
と、怒気をこめた返答をしたり、
イーホームズの社長が回答中にニヤニヤ笑って、突然後ろから
なに云ってんだよ、バカヤロー!
と罵声を浴びせたりしている。信じられない光景である。これまで、国会に呼ばれた参考人がこんな風に不規則発言を注意されるのは、ちょっと記憶にない(議員ならいっぱいあるが)。
まあ、切れやすいひとだなあの印象を受けた。猫撫で声と怒声を使い分けるのは暴力団員のやり口であるが、それにそっくりと言わざるを得ない。会社でもこんな調子でふるまっていたとすれば、ちょっとした恐怖経営ではなかったか。いずれ退職者等から内部告発されてボロボロになるかもしれないのに、それを意に介さない神経はちょっと信じ難いものがある。
この社長が宮城県古川市の高校を卒業して上京以来現在の「成功」に至るまで、いったいどんな仕事に就いてきたのか、なかには裏街道的な人生もあったのではないか、思わずそんなことまで想像してしまうほどだ。
しかし、こんな人間を中央省庁への「陳情」に案内して、のこのこ立ち会う伊藤公介なる代議士、いったい何考えていたんだろう。将来の有望資金源とみていたのか、脇が甘いというよりは欲ボケとしか思えない。

◆ワタシ的にはっきり目に映ったことは、このコワモテ社長がなんとしてでも、自分個人への刑事罰や民事上の損害請求を免れたいと画策しているそのさまである。何度も「罪はないが、売主としての瑕疵担保責任は認める」「そのための責任をとる」と云っているが、そんなものは法人を潰してしまえば、事実上免責同然になってしまうことである。いまはそのための環境整備を意図しているのだろうか。
つまり、あれこれ頑張ったものの、銀行にもそっぽを向かれました、公的資金の導入も無理でした、刀尽き矢折れました、だからもうカンベンしてください~ともっていきたいのじゃなかろうかということである。

◆事実上、法人としてのヒューザーは事業活動を停止している。木村建設は既に破産意志を表明し、イーホームズも先はみえている。ここまできたら、法人の資産はもとより事件に関与した個人の私財を仮差押等して、マンションの購入者にどれだけ配当できるか、それが先行きの焦点になるだろう。民事の弁護士はそのために知恵をしぼるべきだし、役所や金融機関もそれに協力すべきだ。そうでないと、この世に社会正義が全くないことになってしまう。
もっとも、本来であれば、自発的に私財による補てん意志を表明するのが、まっとうな経営者というものだろう。それほど、みんなたちが悪いし、自己の正当化は目に余るものがある。
木村建設コンビ(社長と元東京支店長)もなかなか面妖である。社長は「知らぬ存ぜぬ」の一点張り、そして元東京支店長なる篠塚某は「鉄筋減量を指示したかも知れないが、法令の範囲内で云ったこと」で言い逃れしようとしている。「○○せよと云ったかもしれないが、法令の範囲内で…」云々、なかなか便利な表現である、おまけにキックバックを「私の営業経費」と言い換える。世間ではそれをリベートというのである。

◆それにしても、事件が発覚しなければ、先の三社とも株式公開して、莫大な創業者利益等を得ていたことだろう。そうなると大がかりな証券詐欺になる。それだけは寸前で食い止めたことになる。
司直による事実解明を強く望む、なによりそれが再発防止策につながることだ。
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by chaotzu | 2005-11-29 21:10 | 時事
2005年 11月 27日

紅白歌合戦出場者事前説明会

◆え~、担当プロデューサーの猫騙でございます。さきほど、エグゼクティブの挨拶にもありましたように、半世紀以上続いてございます日本人の魂の番組であります、多くの海外在留邦人の方もたいへん愉しみにされております(エヘン)。そういう国民的行事でありますことを我々も自負しておりますから、いささかも後ろ指をさされるようなことがあってはならんと、そんなふうに考えております。どうかよろしくご協力をお願いいたします。

b0036803_2063555.jpg◆まず、こういうこと聞くのちょっとアレなんですが……、交通違反などされてですね、ケーサツの呼び出しをシカトされ、いやその後の手続きを適切にお済ませになっていない方いらっしゃいませんか。本日は代理出席のマネージャーさんが多いようでありますが、是非その辺は必ずタレントさんに直接確認されてですねえ、くれぐれも遺漏なきよう、万一そういう事態がありましたならば、直ちに罰金を支払って後顧の憂いなきようにしていただきたい。そして私どものほうにもご一報いただけるようお願いしたいと、これはしつこく申し上げておきます。

◆それからですね、アドリブはくれぐれもやめていただく、台本にそって整然とやるということ、これ肝心なことですから。いいですか、アドリブはぜ~ったいっ禁止です。やはり、1年のしめくくりでございますからね、お茶の間の視聴者にも厳粛な気持ちがあると思うんですよ、くれぐれも下品なセリフは謹んでいただきたい、とくにお笑い関係の方にはこの点ご注意くださるよう重ねて申し上げておきます。いいですか、不愉快なニュースを想起させるようなことは絶対厳禁ですから。
火をつける”とか“燃えまくる” “ファイアー”なんか絶対ダメですよ、
赤組は真っ赤に燃えてますぅ~
君のハートに火をつけたい
もダメですからね、ここは念押ししておきますよ。

◆参考までに、気をつけてもらいたいセリフをいくつかにお伝えしておきます、あっ、メモはとらんでいいです、いいです(汗)。
まず「イソノ」、あわせてその関連で「アワビ」も「サザエ」もいけません、「猫ババ」「水増し」「キック」アト「やらせ」「介入」、そういうのもうっかりコントなんぞで紛れ込まんように気をつけてくださいよ、とにかくアドリブは一切ダメ、断じてダメ!(キッバリ)。わたしのクビもかかってますから、子供が来年お受験なんですよ、とにかく頼みますから。

◆え~アト、何かご質問等あるでしょうか。
えっ、なに?、ユーミンが上海から生中継するのはナマイキだって、弱ったなあ、ユーミンにもバックダンサーやらせるべきだって、カンベンしてくださいよぅもう……、分かってるくせにい(苦笑)。
アトなにか、えっ、宇宙ステーションから唄ってみたいって、ユーミンが上海ならオレは宇宙からだって。いやお話は承っておきますから……(汗)、ちゃんと上司にも伝えておきますから。ブルー・スクリーンだったら考えときますけどね、いやこれは聞き逃してください……(以下きりがないしアホらしくなったので略)。
なお、本文と写真の関係は一切ありません。
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by chaotzu | 2005-11-27 20:12 | 時事